9631554一度もダウンがない時点での早すぎる決断と、リングに突入してしまった行為に対して「もしタオル投入とセコンドのリングに入る行為がなければレフェリーは試合を続行していただろう」という関係者の見方もある・・



V13具志堅超えに失敗した山中はタオル投入の暴走がなければ勝てていたのか


1ラウンドは山中のジャブが効果的だった。“神の左”へつなげる布石は上々で、山中自身も「ジャブも思ったより遠くなくて、自分の距離でしっかりと当てて、いいリズムでできたと思う」と、手ごたえを感じていた。浅かったが2ラウンドの終わりと3ラウンドのはじめには左がヒットしていた。

「入ってくるところに狙いやすかったし、自分の感覚としては左のタイミング自体は合っていた。当てるチャンスもあった」
 
元3階級王者の長谷川穂積氏は、「紙一重の勝負だった。明日の夜もう一度両者が戦えばどうなるかわからない」と語った。試合は噛み合っていただけに“神の左”が一発当たっての逆転の可能性はゼロではなかっただろう。




その山中の体感とは裏腹に、ネリの山中対策の最悪シナリオに完全に嵌められていた一面も否定できない。

左をスウェーで数センチ芯を外され、その打ち終わりのガードが甘くなる瞬間を狙って左フックを痛打された。山中がパンチを合わせられることを嫌って、少し受けに回ると、サウスポースタイルから、鋭いステップインで、右から左へつなげるコンビネーションブローを勇気を持って浴びせてきた。ネリのスイング系のパンチが山中を苦しめたのである。

「山中の左ストレートをかわすことに成功した。そしてずっとプレッシャーをかけ続けることを心がけた。シビアな戦いになることはわかっていた。敵地だからKOで決着しなければならないと思っていた。3ラウンドから山中のパンチが読めてきた」





22歳の無敗のメキシカンのスピードとラッシュ力に圧倒された。3ラウンドまでのジャッジは2人が29-28でネリを支持していた。

過去、12度の防衛で、事実上の団体統一戦だったモレノとの2度の試合は苦しんだが、これほどまでに挑戦者に支配を許した試合はなかった。

山中は「もっと足を使い続けていれば」と反省したが、セコンドの暴走がなくとも、ラウンドを重ねる度に、更に傷口を広げていた可能性も低くはない・・

●詳細はソース



竹原慎二 「俺だったらあんな止められ方は納得いかないな」












関連リンク: 帝拳ジム会長、山中慎介戦のタオル投入に怒り! 「トレーナーの個人的な感情が入った 最悪のストップだ」

ボクシング山中慎介 具志堅用高の日本記録V13に挑む!衝撃の結末