活動量計UPシリーズやBluetoothヘッドセットなどを扱っていたJawboneの精算後、新たに設立されたJawbone Health Hubが、医療分野向けの製品として心臓のヘルスチェックができるブレスレット型ウェアラブルや、月額制の医療サービスを準備している模様です。
Bloombergが匿名の関係者からの情報として伝えたところでは、そのブレスレット製品はJawboneが2015年に買収したSpectrosの虚血検出技術を使い、使用者の血液の状態を監視。潜在的な心臓発作やその他の問題発生リスクを警告することができるとのこと。
また、Jawboneは医療機関にウェアラブルデバイスとソフトウェアを配布し、マイクロソフトとの提携でたとえばOutlookなどに食事や運動の記録といった収集データを同期できるようにする計画とされます。ただ、マイクロソフトはこの件についてBloombergの問い合わせに回答していません。
その他には、血圧モニターや糖尿病患者向けのウェアラブル、月額制で患者をモニタリングし、ストレス過多の徴候が現れたときにそれを落ち着かせるサービスなどが情報には含まれています。
しかし、これら製品やサービスにどのぐらいの実現性があるのかははっきりしていません。JawboneはBloombergに対し、これらすでに1年近く前の情報であり「現在の会社とは異なっており、現在の製品やサービスの計画を反映していない」とコメントしました。
たしかにJawboneはすでに以前の企業とは変わっていますが、伝えられる情報は新しいJawbone Health Hubが医療分野へのアプローチを着実に進めていることを示しています。いますぐに、と言うわけではないものの、数年後には血糖値などの継続的なモニタリングを必要とする人が、UPシリーズのようなウェアラブル製品を日常的に使っているのがあたり前になっているかもしれません。
[Image : Reuters/Rick Wilking]
新生Jawbone、心臓発作警告ブレスレットなど医療ウェアラブル製品を開発中。マイクロソフトと提携の可能性も
将来お世話になるかも
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