53台も!
ニコンは、「NASAから『ニコンD5』を53台受注、納入した」と発表しました。宇宙飛行士の地上でのトレーニングや国際宇宙ステーション(ISS)内外での撮影機材として活用されるそうです。
D5といえば、ニコンのフラッグシップモデル。有効画素数2028万画素、常用ISO感度は100〜102400、12コマ/秒の高速連写、フルHDだけでなく4K UHD 30pでの動画撮影機能、そして防塵防滴仕様のマグネシウム合金ボディ。この信頼性が宇宙へのパートナーとして選ばれている理由であることは間違いないでしょう。
これまで、ニコンのカメラは数多く宇宙へ旅立っています。その歴史を見てみましょう。
NASAに関連するニコンの主な歴史
1971年、アポロ15号でNASA仕様の「ニコンフォトミック FTN」と「NIKKOR」レンズが使用される
1980年、フィルム一眼レフカメラ「ニコンF3」をベースとしたモータードライブ付き「F3 “スモールカメラ”」と長尺フィルム用「F3 “ビッグカメラ”」を納入。スモールカメラは翌年打ち上げられたスペースシャトルコロンビア号に搭載される
1999年、フィルム一眼レフカメラ「ニコン F5」、「AF NIKKOR」レンズがスペースシャトルディスカバリー号に搭載され、船外活動(EVA)の撮影機材として活躍する
2008年、デジタル一眼レフカメラ「ニコンD2XS」を納入。点検・整備など、記録用に宇宙空間での撮影で活躍
2009年、デジタル一眼レフカメラ「ニコンD3S」を11台、NIKKORレンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm f2.8G ED」を7本納入。スペースシャトルに搭載され、ISS内の撮影機材として使用される
2013年、デジタル一眼レフカメラ「ニコンD4」を38台、「AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR」など計64本のNIKKORレンズ、その他アクセサリー類を納入。ISSの外側からソーラーパネルや外壁のチェックに使用
2016年、デジタル一眼レフカメラ「ニコンD4」を10台納入。ISSの外側からソーラーパネルや外壁のチェックに使用される
(ニコンニュースリリースより引用)
最初に宇宙に旅立った「ニコンフォトミック FTN」から46年。ニコンのカメラたちが数多く、宇宙に旅立っています。
初期の頃は、NASAの要望に応えてカスタマイズされたものを納品していましたが、ニコンD2XSか