新型アイコス解体新書「IQOS 2.4 Plus」を新旧比較でレビュー:電脳オルタナティヴ
満を持してレビューします
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新型アイコス解体新書「IQOS 2.4 Plus」を新旧比較でレビュー:電脳オルタナティヴ
本連載ではオルタナティブなガジェットを扱うはずが、加熱式タバコの記事ばかりを書いているナックル末吉です。そんな中、1つだけ書いていない記事がありました。これまで、プルーム・テックやグローのレビュー記事は既にご覧頂いているかと思いますが、そうです、真打ちともいうべき新型アイコス「IQOS 2.4 Plus」だけはアンタッチャブルでした。なぜなら「入手できなかったから」です。
今回、筆者もやっとの思いで入手できたので、満を持してレビューしてみたいと思います。既にお使いの方も、入手できなくて悔しい思いをしている人も是非!
新旧で何が変わったか?
アイコスの新型は正式名称「IQOS 2.4 Plus」、通称「プラス」とか「新型」と呼ばれています。一方、一般に普及している旧型は「IQOS 2.4」通称「無印」「旧型」。
「2.4」というバージョンはそのままで「Plus」がついたということは、大幅なアップデートではなく、旧型の弱点を克服し、性能アップを図ったのが新型となります。
IQOS 2.4 Plusで進化した主な点
- デザインの高級感が増した
- 充電時間が短縮された
- バイブレーター機能が搭載された
- LEDが見やすくなった
- 加熱ブレードが強化された
新型アイコスを詳しく見てみる
では、新型アイコス「IQOS 2.4 Plus」を詳しく見ていきましょう。まずは、パッケージです。既に入手済みの人にとっては、特に気にする必要がありませんが、まだ未入手の人は目に焼き付けておいてください。なぜかというと、新型アイコスって店舗に入荷しても「アイコス入荷しました!」みたいな張り紙がないことが多いんですよね。
店員に「2.4 Plusありますか?」って尋ねるのが確実なんですけど、いちいち店員に「またかよ、あるワケねーだろ」的な顔をされるのもイヤなので、店頭にこの箱がこっそり置いてあるのを発見したら、すかさず「2.4 Plusください」と言いましょう。場合によっては「あーアレは予約分なので......」と断られる可能性もありますが、入手への第一歩としては有効な手段です。
▲IQOS 2.4 Plusのパッケージ。カラバリに関係なく共通の箱です
▲小さく「2.4 Plus」の文字が
▲コレがIQOS 2.4 PlusのIQOSチャージャー(左)とIQOSホルダー(右)です
ここからは、新旧を比較しながら2.4 Plusを紹介していきます。画像は左が新型、右が旧型で統一してあります。
▲新型は起動ボタンがゴールドになるなど、リッチテイストになっています
▲基本的な形状は同じです。従ってサードパーティ製のアイコスケースも共通で使えます
▲バッテリー残量や電源インジケーターなどのLEDが太陽光下でも見やすいように高輝度の白色に変更されています
▲持病があったフタのツメも改良品を採用。右の旧型も改良品のツメが搭載されています
▲IQOSホルダーも形状は同じ
▲LEDの形状と色、ボタンのカラーリングが新しくなっています
アイコスの心臓部とも言える加熱ブレード。ヒートスティック(タバコ部分)に挿し込み、内側から加熱する方式は他の加熱式タバコにはない、フィリップモリス渾身の技術です。
旧型は加熱ブレードが折れるなどの弱点がありましたが、新型では大幅にリファインされており、弱点克服どころか進化までしました。
新型に搭載された加熱ブレード。形状は同等ですが、表面の処理や素材にプラチナと金を採用するなど、熱伝導性が高まったことでスムーズな加熱や、汚れのつきにくさが向上しています。
▲これが新型アイコスに搭載された進化型加熱ブレード
ユーザー待望の「充電時間短縮」と「通知バイブレーター」
旧型ではIQOSホルダーへの充電に5分弱かかっていましたが、新型は4分弱で充電が完了するようになりました。チェーンスモークしたい人にとっては朗報です。
また、IQOSホルダーにバイブレーターが搭載され、起動時と吸い終わり時にIOQSホルダーがブルっと振動して通知してくれます。この機能は旧型ユーザーが待望していた機能でして、むしろ搭載していないほうがおかしいとまで言われていました。ちなみにライバル機「glo」にはバイブレーターが搭載されています。
▲ボタン長押しでIQOSホルダーが起動。起動が開始されたらバイブが振動するのでボタンから指を離してOKです
新型アイコスの吸い心地は?
新型といっても、ヒートスティック(タバコ部分)は従来のものがそのまま使えるので、吸い心地は旧型と大差ありません。実を言うと、加熱ブレードの仕様変更で吸い心地や味わいにも多少の変化があるはずなのですが、実際には体感できるほどではありません。
「なんだぁ味に進歩なしか」と思うかもしれませんが、吸い心地や味わいが大幅に変わってしまったら、既存ユーザーが「余計なことしやがって!」と嘆くことも考えられ、完成されたアイコスの吸い心地が据え置かれたのはむしろ喜ぶべきことです。
新型アイコス「IOQS 2.4 Plus」まとめ
アイコスが新型になって変更された仕様でダメなところは一つもありません。旧型ユーザーならば、店頭で発見次第、即購入して良い代物です。また、紙巻きタバコからアイコスへ移行しようとしている人にとっても、2.4 Plusがベストバイだと思います。
一つだけ難点というか疑問な仕様が......。せっかくバイブレーターを搭載したのに、吸える状態(起動が完了した状態)になった際に振動してくれないこと。現状では、起動が完了したかどうかを確かめるには、LEDが点滅から点灯に変わったかを目視しないとならないのです。
フィリップ・モリスさんには次期アイコスではこの点を改良して欲しいところです。あ、もちろん潤沢な供給量が最優先ですが!
▲ガジェット好きスモーカーにとっては今後も目が離せません!