現在ドイツで開催されているIFA 2017において、Lenovoが自社のAndroidタブレット Tab 4シリーズ用のスピーカードック 「Home Assistant Pack」を発表しました。スピーカー性能がアップルするだけではなく、Amazonの音声AIアシスタントAlexaに対応。接続したタブレットをディスプレイとし、AmazonのEcho Show風にできるというものです。
速報:アマゾンEcho Show発表。画面がついて本気を出したAlexa会話操作コンピュータ
対応するタブレットは、8インチのLenovo Tab 4 8とTab 4 8 Plus、10インチのTab 4 10とTab 4 10 Plusの4機種。円筒形のスピーカードック側に接続用のUSB Type-Cプラグが出ており、タブレットをここに差し込みます。当然、8インチと10インチで差し込み位置が異なるため、プラグ位置は変更可能です。タブレットを接続すると、ホーム画面が自動的に専用インターフェースに切り替わり、Alexaを利用可能になります。2つの3Wスピーカーを搭載し、2つのマイクで3mの距離からの音声を拾えるとのことです。
もちろんAlexaを利用する以外に、タブレットの外付けスピーカーとしても機能します。
Echo Showの230ドルに対してHome Assistant Packは70ドル。別途Tab 4シリーズが必要ですが、すでに所有しているのであれば魅力的な価格です。
ただ、Echo Show風にはなるものの、そのすべての機能を利用できるわけではなさそうです。まず、Echo Showのようにセキュリティカメラの映像をストリーミングすることはできません。ディスプレイ部には天気やカレンダー、再生している音楽の情報などが表示されるとのこと。Echo Showの特徴でもあるビデオチャットが利用できるのかは不明です。
また、Tab 4シリーズの接続が必須で、Home Assistant Pack単体での利用はできません。価格を考えれば仕方がないとは言え、これは少し残念なポイントです。
仕組み的にはTab 4シリーズ以外でも使えそうなので、ぜひ汎用製品としてリリースして欲しいところです。
価格は69.99ドル。10月に発売予定となっています。