8月27日、ミュンヘン工科大学が時速324kmを記録して優勝したSpaceXのHyperloopポッド設計コンペティション。しかしその4日後の8月31日、学生たちが作ったポッドの初期加速用として使われたSpaceX/テスラ製作の"プッシャー"ポッドが単体走行実験を実施し、あっさりと最高時速355 kmを記録してしまいました。
イーロン・マスクCEOは「いくつか微調整をすれば、来月(9月)には310mph(時速約500km)は達成できるだろう」とこともなげにInstagramに投稿しています。
これまでマスク氏は何か新しいことを始めるとき、たとえばFalconの第1段ブースターの着陸試験、またFalcon Heavyの軌道投入などでは、その第1歩については消極的な予測を示してきました。それが、今回はこの自信。イーロン・マスク氏がこれほどの自信をのぞかせるからには、そこに何らかの確信があるのかもしれません。
イーロン・マスク氏はコンペの際にも学生チームたちの記録を見て「将来的に音速に到達できないはずがない」と語っており、まだまだ開発の余地があると考えている模様です。
もし、将来的にマスク氏がSpaceXもしくはThe Boring Company(またはその他の企業)でHyperloop事業を手にするならば、将来のニュースはさらにマスク氏の話題だらけになりそうです。
・Hyperloopポッド開発コンペ、時速324kmでミュンヘン工科大学が優勝。イーロン・マスク「音速も夢じゃない」
SpaceX/テスラ作のHyperloop「加速用ポッド」、355km/h出し学生記録をあっさり抜き去る
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