海外のアーティストがあるプロジェクトのために作りあげたなんとも奇妙な映像が話題になっている。
それは流体でありながら、摩訶不思議なふるまいをする磁性流体に色を混ぜたものなのだが、まがまがしい色彩のカオスの中から現れるうねうねとした模様や、ブツブツとした無数の異形に引き込まれてしまう人も多いようだ。
ということでトライポフォビアの人には注意が必要だ。
スポンサードリンク
Ferrofluid Colored II - Chemical Bouillon
化学反応を利用したアートプロジェクト
この動画は、CGアーティストでありアニメ映画監督のフランス人、Antoine Delacharleryらが、化学反応のグラフィック的な側面の研究のため行っている「ケミカルブイヨン」というプロジェクトの一部だ。
image credit:youtube
そのプロジェクトは手に入りやすくて奇妙な製品を混合して、自然なパターンを見出すことを目標にしており、今回の映像は磁性流体を使用した試みの中でもとりわけ目を引く見事なパターンを集めたものだという。
image credit:youtube
磁性流体と色の組み合わせが生む新たな世界
磁性流体は、流体でありながら、磁性を帯び、砂鉄のように磁石に吸い寄せられる性質を持つ機能性流体の一つで、子どもの玩具などにも使われているが、今のところそれ以外の実用的な用途はわずかしかない。
image credit:youtube
彼らはその磁性流体に少量の色を混ぜると、原型をとどめない奇妙な塊が誕生する性質を応用し、カラフルカオスなビジュアルを作り出した。
image credit:youtube
image credit:youtube
image credit:youtube
色彩の混沌から生まれては姿を変える不思議な異形たち。組み合わせの妙で生まれた磁性流体はアート界を広げる新たな手段として、さまざまな試行錯誤に取り入れられている。
via:sploid / CHEMICAL-BOUILLON / youtube など / translated by D/ edited by parumo
あわせて読みたい
【動画】磁性流体のスパイク現象はこんなにも美しい!
スカルと磁性流体のコラボが絶妙。スパイク現象を利用した蠢くドクロ
ウニョウニョ迷路なカラフルモザイク。磁性流体を使った水彩画
原油流出事故対策、磁石を使って油と水を分離させる新技術を開発(マサチューセッツ工科大学)
そして米軍は無敵となる。弾丸をもはじく超人になれるアーマー「タロス」が完成間近
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
いいね!しよう
カラパイアの最新記事をお届けします
「動画」カテゴリの最新記事
「サブカル・アート」カテゴリの最新記事
この記事をシェア :
人気記事
最新週間ランキング
1位 5295 points | 電気と空気から食料の作成に成功、食糧危機に備えて(フィンランド研究) | |
2位 2918 points | 自撮りに巻き込まれるのが嫌な猫ズの形相をみてみよう | |
3位 1410 points | 医学の力でナチスの裏をかき、多くのポーランド人を救った医師たちの物語 | |
4位 1291 points | ネガティブな感情を否定しようとするとさらにネガティブになり悪循環の罠に陥る(米研究) | |
5位 1249 points | 集団食中毒事件を手掛けてきたプロが個人的に絶対食べない食品6選(アメリカ) |
スポンサードリンク
コメント