戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://world-fusigi.net/archives/8931083.html


帰還した伝説のタイムトラベラー「ジョン・タイター」は「前回」と同一人物なのか!? ガチ考察してみた | 不思議.net

まとめサイト速報+ 2chまとめのまとめ ワロタあんてな news人 カオスちゃんねる

帰還した伝説のタイムトラベラー「ジョン・タイター」は「前回」と同一人物なのか!? ガチ考察してみた

2017年09月05日:22:00

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント( 25 )

john_titor1

管理人です!
先日不思議.net でも報じたタイムトラベラージョン・タイター帰還のニュース。真相はわかりませんが、ネット上では今も彼が本物なのかとざわついているようです。
そこで不思議.net は更なる真相に迫るため、「タイムリープ」を量子論や相対性理論を使って考察しているサイト『Back to the past』の管理人様に本格的に考察していただきました

0.01%の可能性でも「本当だったら?」を追究するBTTPさん。その姿勢に熱いSF民の魂を感じます!タイムリープ好きはぜひご覧ください。

はじめまして。夢を使ったお手軽な「タイムリープ」から量子論や相対性理論を使った本格的な「タイムトラベル」まで、「過去に戻る方法」、「過去を変える方法」を考察している「Back to the past」の管理人BTTPです。 この度は愛読サイトとして、またネタ元(笑)としても大変お世話になっている不思議.net様で記事をご紹介いただけるということで、とても光栄に思います。それではご覧ください。 

※ジョン・タイターとは
ジョン・タイター(英: John Titor) は、2000年にインターネット上に現れた、2036年からやってきたタイムトラベラーを自称する男性である。自分を1998年生まれだとした。

Wikipedia-ジョン・タイター-より引用


「帰還は不可能のはず」!? 今回のタイターは「偽物」なのか?


あの伝説のタイムトラベラー、ジョン・タイターが2017年の現代へ帰ってきたという。

伝説のタイムトラベラー「ジョン・タイター」が帰還!第三次世界大戦後の“チップで管理された”世界国家樹立を予言
http://world-fusigi.net/archives/8926353.html
2017/8/26 不思議.netより

今回は「帰ってきたタイターが前回のタイターと同一人物か?」に注目して考察していく。前回(※編集注・BTTP様サイトへ)に簡単に説明したとおり、2000年に現れたタイターが言及した「エヴェレットの多世界解釈」に従えば、再び彼がわれわれの世界線に戻ってくることは不可能なのだ。

まずあらためてジョン・タイターのタイムトラベルの軌跡を追っていく。

「IBM5100」を手に入れろ!タイターの足跡を追う


ジョン・タイターがはじめて登場したのは、wikiによれば、2000年11月2日。アメリカのネット掲示板に投稿された「2036年からやってきたタイムトラベラー」という書き込みからだ。

タイターがやってきた目的は、1975年に発売されたIBM初のデスクトップPC「IBM5100」を入手することである。IBM5100にはマニュアルには載っていないコンピュータ言語の翻訳機能があり、これを使用することで彼の来た時代(2036年)から2年後(2038年)に起こるとされるコンピュータの誤作動問題を解決できるそうだ。
※この翻訳機能はタイターが言及するまではほとんど知られていなかったが、実際にIBM5100に搭載されている。

john_titor2

タイターはまずこのIBM5100を入手するため、1975年にタイムトラベルしたという。
それから自分の誕生した1998年にタイムトラベルし、2000年の11月にアメリカのネット掲示板にはじめて書き込みをした。その後ネット上でタイムトラベル理論や今後起こりうる重大な出来事を提示し、2001年3月の「予定の任務を完了した」という投稿を最後に消息を絶った

ちなみになぜ1975年のあと1998年にタイムトラベルしたかというと、タイターがいた世界では20世紀末に問題となったコンピュータの誤作動による「2000年問題」によって深刻な災害が引き起こされ、その災害から1998年に誕生したタイター自身と両親を避難させるためだった。
※実際の2000年問題では関係各位の努力により幸いにも深刻な被害は起きなかったが、タイターはそれを自分が1975年にタイムトラベルした影響で回避されたと説明している。


「エヴェレットの多世界解釈」で生じるパラドックス


さてタイターは「エヴェレットの多世界解釈」は正しいと発言した。
「多世界解釈」とは、量子力学において観測されるまで重ね合わせの状態だった量子が、観測した後1つの状態に収束するという「コペンハーゲン解釈」に対し、1つに収束するのではなくお互いに干渉できないまま世界が分岐して並存していくという1957年にプリンストン大学の大学院生だったヒュー・エヴェレットによって考案された理論だ。

タイターは「エヴェレットの多世界は時間の異なる別の世界線であり、恐らく無限に存在する」と言っている。
※世界線という言葉は本来、相対性理論において時空の中を粒子が動く軌跡のことだが、タイターは「別の世界の可能性」として使っている。わかりやすく言うと、タイムトラベルするたびに新しい世界線ができるというのだ。

しかしこの考え方に基づくと、以下のようなパラドックスを起こしてしまう。

スライド1
※図1 タイムトラベルするたびに世界線が分岐していく場合

図1は過去や未来にタイムトラベルするたびに新たに世界が分岐していくモデルを描いている。
2036年まで通常の時間を進んでいたタイターは、世界線Aから1975年の世界線Bにタイムトラベルする。

1975年でIBM5100を入手し、自分の誕生した1998年にタイムトラベルした時点で世界線Cに移動する。

そして2000年にネット掲示版に登場し、書き込みをやめた2001年に元いた2036年に戻ったとする。この時点で世界線Dに分岐している。
再びわれわれのいる2017年に戻ってきたとき、タイターは世界線Eにいることになる。

ここでよく図を見て欲しい。われわれは2000年に現れたタイターを知っている。ということはわれわれがいるのは世界線Cということだ。つまりこの考え方では、タイターはわれわれのいる世界線へは2度と戻ってくることができないのだ。

しかもせっかく入手したIBM5100も、タイターの元いた世界線Aには持って帰ることはできない。 

図1にしたがえば、今回2017年の現在に現れたジョン・タイターは、前回のタイターとは「違う人物」ということになる

せっかく再登場してくれたのに、彼は偽者なのだろうか?

john_titor3

でもここでもう1度考えてみよう。このサイトの主旨は、不思議な現象が起こったら「それが本当だとすればどんな理論で可能なのか?」を探ることである。

実はこの記事を書いている途中でふと思いついた。「パラレルワールドはあります(3)(※BTTP様サイトへ)」で紹介した野村教授の「量子マルチバース理論」を使ったタイムトラベルならどうか?
量子マルチバース理論にもエヴェレットの多世界解釈が組み込まれている。

タイターは物理学の専門家ではなく「世界線」という言葉を勘違いした可能性もある。
彼の語った世界線は「量子マルチバースにおける異なる宇宙」だったのではないか?


真相を解く鍵は量子マルチバースにあり?




スライド2
※図2 量子マルチバースを使ったタイムトラベル

宇宙Aと宇宙Bは非常によく似ているが、宇宙Aは宇宙Bの100年前に誕生しており、それぞれの宇宙には100年間の「ずれ」がある。
何らかの方法で宇宙Aから宇宙Bに移動することができれば、100年前の世界に移動したことになる。 

異なる宇宙間は相互作用できないが、アメリカの理論物理学者リサ・ランドール教授によれば、唯一「重力」だけが異なる宇宙間の往来を可能にする。どうにかしてわれれわの身体を重力子に変換し時間軸の異なる宇宙に移動することができれば、タイムトラベルが実現するのだ。 

ちなみにタイターのタイムマシンも正式名称を「C204型重力歪曲時間転移装置」という。

さて量子マルチバースを使ったタイムトラベルを図にしてみる。

スライド3
※図3 量子マルチバースの宇宙間移動

タイターは2036年の宇宙Aから、それより61年遅く誕生した宇宙Bにタイムトラベル(移動)する。宇宙Bはこのとき1975年だ。

そこで発売されたばかりの「IBM5100」を入手し、宇宙Bより23年早く誕生した宇宙Cに移動する。このときの宇宙は1998年だ。そこで両親に出会い2000年にネットに登場して2001年に元いた宇宙Aへ帰還したとする。このときの宇宙Aの時代は2039年になっている。残念なことに2038年問題に1年だけ間に合わなくなってしまうが、IBM5100を元いた宇宙Aに持って変えることはできる。そして宇宙Aで16年過ごし、再びわれわれのいる宇宙Cにやってきたとすると現代の2017年にたどり着くのだ。

「2038年に間に合わななければ意味ないじゃないか!」と思われるかもしれない。

でも2000年に書き込みをした後、以降の書き込みを他の誰かにまかせて宇宙Aに帰還していたとしたらどうだろう?

無事2038年のうちに宇宙Aに帰還することができ、もしかしたら見事2038年問題をふせいでいたのかもしれない。

しかしなぜタイターは(元の宇宙Aから38年遅く誕生した)われわれのいる宇宙Cにこだわっているのだろうか?

それはいまだ謎である。 

管理人です!
とても本格的な考察でしたね!タイムリープには夢がつまっています。

興味を持った方も難しくてよく理解できない!という方も、BTTPさんのタイムリープ考察サイト『Back to the past』を読むとわかりやすい説明もあり、さらなる知的興奮が楽しめるかもしれません。

本記事に対する「こんな考察もできるんじゃ?」「ここはこういうことだと思う」といった疑問や提案もコメ欄にてお待ちしてます。

良コメントにはBTTPさんからの返信があるかも。











  • このエントリーをはてなブックマークに追加
帰還した伝説のタイムトラベラー「ジョン・タイター」は「前回」と同一人物なのか!? ガチ考察してみた

この記事が気に入ったら
イイね!しよう

不思議.netの最新記事をお届けします

おススメ記事ピックアップ(外部)

おススメサイトの最新記事

コメント

1  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:14 ID:op.KFe1s0*
金儲けのパート2は不発
2  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:19 ID:MHXr.wWs0*
パラレルワールドとか言い出したらなんでもありじゃねーかよ

つまり、運命は一通りしかないし、それはまるで氷のように不変のもの
3  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:21 ID:01VDbFAH0*
難し過ぎて解らん
4  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:29 ID:3id.p1Wr0*
頭痛くなったけど面白かったです
5  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:30 ID:FqlLjTS30*
酔っぱらってるからよくわからん、素面でもわかんらんと思うけど
6  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:31 ID:NrXeZlj40*
そんな簡単に行き来できるようになるとは思えん
予知などがあったとしても、どこかで何かしらその予知に近いことがあって強引に結びつけるやつが出てくる
実際、タイムトラベルが起きてたら原爆程度の兵器で騒がないだろうし、原油がどうこう言う問題もないはず
7  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:31 ID:AYTnw.va0*
成程、分からん
8  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:38 ID:i4YvK0xo0*
タイムトラベラー?笑笑

馬鹿らしいw
9  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:51 ID:.Ck1EPDC0*
そもそも嘘だし、これも嘘だし、どうしようもねえな。
オカルト関係は、そうであったらいいなってことを無条件に事実と思い込むやつが多すぎる。
10  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:58 ID:B2ppL.QJ0*
開発元のIBMにゃあ当時のデータすら無いのかよ(´・ω・`)
もし、いま知ってたら必ず所有しようとするアホが出てきて、未来にはそのポンコツが存在するハズ、イコール、ジョンが来る必要が無くなる
暇つぶし程度に、あぁそうですかって感じですな
11  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:59 ID:CndyxAUL0*
なんか難しい話みたいに話してるけど
ドラゴンボールのタイムマシンと同じやん
12  不思議な名無しさん :2017年09月05日 22:59 ID:RTXzSDd10*
別の世界線から来たジョン・タイターで良いだろ。
元々タイムトラベル出来たんだから別の世界のタイターも当然出来るし、
また別の理由でトラベルする必要が出来ただけでいいじゃん。
13  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:00 ID:WoqD3s9q0*
きっとその内VRが心ときめく時間旅行を体感させてくれるさ
その頃俺はコスモゾーンの一部で宇宙だけどね
14  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:01 ID:rMfizT600*
タイターが世界線Eにパソコンを持ち帰ったように、世界線Aにも別の世界線のタイターがパソコンを持ち帰ったんじゃないのか?
あるいはドラゴンボールのトランクスと同じ理屈。
15  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:08 ID:5G9TuUTy0*
そもそも「世界線」の解釈自体が違うという可能性もあるからね。

例えば世界Aが俺らが生きている今だとする。
その世界Aと、誰かの横を飛んでいる空気中の塵の位置が1mm違うという世界Bが存在する可能性がある。
(そもそも多世界解釈の肝はそこにあると思うんだが)

そうなると、多世界そのものが今この瞬間にも無量大数分出来上がっていると考えることが出来る。
そうすると何が起きるかというと、帰って来たタイターも以前のタイターとは指先のケラチンの位置が違うだけで
前回のタイターと全く一緒の体験をしてきた別世界のタイターである可能性が高くなる。
そう考えた方がわかりやすいし、可能性としてはそちらの方が高い。

ようするに、全く同じタイターが帰って来れる可能性を考えるのはあまりにも非現実的だけど
空気中の塵の位置が違うだけでそれ以外は完全にこの世界と同じ進み方をしている
別世界のタイターが戻って来たと考える方がよほど現実的。
16  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:13 ID:UpJhCwXq0*
そもそも「時間」自体人間が勝手に定義しただけでそんなものは存在しないだろ
17  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:16 ID:5G9TuUTy0*
ともかく「世界線」の解釈の違いがタイムリープにおける最大の問題であることは変わりない。
世界的な重要人物が生きているか死んでいるかで世界が分かれると解釈すると
世界Aと世界Bには大きな違いが表れるけど
空気中を飛んでいる塵の位置が0.000001mm違うだけでも分かれると解釈すると
世界Aと世界Bにはほぼ全く有意な違いは無い。

結局前回のタイターが言っていた「世界線の違う世界に帰っても問題は無い」というのは
彼の時代における世界線の解釈が後者に近い者であるという事がわかる。
そう考えれば、タイムリープにおける世界線の問題なんてほぼ気にしなくて良いものになる。
18  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:16 ID:X0lngPqk0*
ネット回線の契約とかどうしてるだろ?w毎回インターネットカフェ?IPアドレスとかどうなってるの?
19  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:19 ID:1er.k0TL0*
そもそも最初のタイターは変わった未来に帰ったのか
それとも変わらなかった方の未来に帰ったのかで大きく違ってくるけど
20  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:21 ID:cSoPw3CT0*
シュタゲゼロアニメ化おめでとう
21  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:46 ID:c1L8C.Qm0*
なるほど

わからん
22  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:46 ID:gvTka4.p0*
世界線Aの奴らが世界線Dを乗っ取ったら?
そんなことが出来るならコンピューターの誤作動問題ぐらい解決出来そうだが
23  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:47 ID:QGIWygfH0*
よく似た別世界が無数にあると俺も本気で思っている。
根拠はない。
ジョンタイターにしろ、日本の小銭の件にしろ世の中信じがたい事がある。
24  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:48 ID:aqp09htu0*
×:ジョン・タイター
◯:ジョン・ティーター

※18
最初のティーターのIPアドレスを解析した結果が廃マンションでPCが使えない老人が住んでいた
25  不思議な名無しさん :2017年09月05日 23:59 ID:LSD07nPh0*
BTTPです。いろいろご意見ありがとうございます。
※2 運命は一通りしかない→そういう考え方(仮説)もあります。でも真空のエネルギーの問題を解決するためにはマルチバースを考えた方が自然です。

※6 もちろん通常は互いの宇宙は相互作用できません。でも、もしかしたら(重力派などを使って)の可能性を考えています。

※10 賢明な推測。私もジョンタイターがなぜIBM5100本体にこだわっていたのかはわかりません。言語の翻訳機能だけならエミュレーターでもokだろうし。

※11 まったくその通りです。ドラゴンボール超のシリーズ、大好きです。

※13 実際がVRが現実的なタイムトラベルとしては可能性が一番高いですね。

※12、14、15、17 本文にも書いていますが「世界線」という言葉の使い方がタイターは独特なんですね。本来は「時空の中を粒子が動く軌跡」のことなので。多世界解釈の肝は※15さんの言う通り、確率空間です。

※16 同感です。

 
 
上部に戻る

トップページに戻る