最高に便利な都心の赤チャリ「ちよくる」で「強化された人間」感を満喫する:情熱のミーム 清水亮
都心の電動アシストレンタサイクルの使い勝手にハマる
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最高に便利な都心の赤チャリ「ちよくる」で「強化された人間」感を満喫する:情熱のミーム 清水亮
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ちよくるが最高すぎるのである。
ちよくるというか、コミュニティサイクルが最高すぎる。
ちよくるというのは、千代田区のコミュニティサイクルの名前で、千代田区だけでなく、港区、江東区、中央区、新宿区、文京区、大田区のほか、仙台、横浜、広島、沖縄、甲州などにもあるらしい。
なにが素晴らしいのかというと、まず30分150円という料金設定。ヘビーユーザー向けには月額2000円で30分までは何回でも乗り放題という設定もある。
都内で暮らしていればわかると思うが、都心は実は移動が不便なことが多い。
「タクシーでいけば5分なのに、電車だと遠回りして乗り換えしなきゃならないから20分かかる」みたいなことがけっこうある。
いっそ歩くか、ということもあるけれども、さすがに歩きはキツイ、という場合も少なくない。
だから自転車で移動する人も多いんだけど、都内では自転車の置き場にこまることが多い。
マンションなどの駐輪場も有料だし、お酒を飲む場合、帰りは飲酒運転になってしまうので電車ででかけなくてはならない。
さらに、ちょっといい自転車を買うと、盗難の恐れもある。盗難されなくてもサドルをイタズラされたとか、夜中に自転車に乗ってるとそれだけで職質されるなどのデメリットが少なくない。
コミュニティサイクルが便利なのは、基本的に乗り捨てできるということ。
ポートからポートに自転車で移動して、その場に乗り捨て出来る。これが極めて快適なのだ。
そのうえ、ちよくるは電動アシスト付きである。
これはもう圧倒的に便利だ。
僕も昔、電動アシスト付き自転車に乗っていたが、いちいちバッテリーを充電するのが面倒で仕方なかった。
ところがちよくるは毎晩勝手に充電したバッテリーパックと取り替えられている。この便利さは体験しないとわからない。電動アシスト付きなので、都内では意外と多い坂道もらくらくだ。
ちよくるの予約はスマートフォンから簡単にできる。
予約すると、暗証番号が表示されるので、それを入力すると解錠される。
三段変速だが、電動アシストがついているので一番重い設定でもほとんど負荷を感じることがない。
バッテリー残量も何%かを見られるため、あらかじめ確認しておければ、どのくらい充電されているかを目安に走行距離を決められる。
坂道では「強」設定、フィットネスを意識するならオートエコかアシストを切ってしまえばいい。
ちよくるが優れものだなと思うのは、それぞれの個体がLTEとGPSを持っていて、「自分がいまどの場所にいるのか」を把握していること。
乗り捨てしても平気なのは、単体でLTEとGPSがあるから、「いまポートにいて待機中」なのか、「移動の途中で駐輪中」なのかを判別できるのだ。
ママチャリ型ではあるが電動アシストもかなりパワフルで、まさに「強化された人間」感を満喫できる。
また、千代田区で借りた自転車を江東区や新宿区で乗り捨てることもできるので、都心の移動にはかなり便利に使える。
正直、いままでどうして使っていなかったんだろうという気持ちである。
タクシーより手軽だし、なにより初秋の気候を肌に感じながら移動できるのは気分がいい。
一日券とかもあるので都内に旅行に着たときにもおすすめできる。
東京で一日自転車デートとかやったら楽しいと思う。
昨日も一人で秋葉原から新宿まで自転車移動したくらいだ。
さすがに一時間くらいかかるし、新宿にいくなら移動手段としては若干電車の方が安い。けど、この楽しさは差額以上の価値があると個人的には思う。
本当にオススメです。
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