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空から変なモノ降ってきた。海底に沈む謎の石。地球上で確認された不可解な10の現象 : カラパイア

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 不思議と謎の大冒険はやめられない止まらない。 我々は常にこの世界についての新たなる事実を学び、その記録をアップデートしているわけだが、それでも理解を超えた不可思議な現象まま起こる。

 その原因がはっきりとわかるまで、人はそれを”奇跡”と呼んだり”黙示録”と呼んだりする。ここでは、解明されているものもないものも含めて、自然界における不思議な10の現象を見ていこう。
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10. スターゼリー


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 半透明なゼラチン状の物質で、草木の上で見つかり、やがて蒸発してしまうという現象が世界各地で発生している。

 古くは14世紀頃のインドや中国の文献にも記述されており、空から降ってきたという目撃情報があることから、星の死体やエイリアンの分泌物、政府のドローンといった憶測が流れている。

 一部の専門家はネンジュモではないかと言う。ネンジュモは藍藻の一種でゼリー状物質だ。寒天質基質内で多数絡み合って藻塊(コロニー)を形成する。他にはカエルの卵の可能性もあるという。

 だがスターゼリーには植物や動物のDNAが含まれていないという問題があり、一層謎を深めさせている。

関連記事:隕石落下後に発見されるという謎の半透明物質「スターゼリー」とは?


9. モーニンググローリー


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 まるで柔らかい巨大抱き枕のようだ。だが水蒸気でできているので抱くことはできない。

 モーニンググローリーは長いチューブ状の雲で、長さは965キロにも達する。主にオーストラリア北部のカーペンタリア湾付近で乾季と雨季の変わり目に観測される。アボリジニは、その出現を鳥の個体数が増加する前兆だと考えてきた。

 そのメカニズムは複雑でまだ完全には解明されていない。

 海風前線や、この土地独特の海風と湿度の変化に起因するという説もあるが、コンピューターモデルによってこの気象現象を正確に予測できた試しはない。

関連記事:巨大なロール状の雲「モーニング・グローリー」がごうごうと音を立てて動いていく様子


8. 天空の都市


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 以下の動画は2017年4月21日に中国掲揚で撮影されたものだ。


Shocked Onlookers Film a Massive Floating City in the Sky Above China

 過去6年では、中国国内の5ヶ所で同じ現象が観測されている。原因については異星人説、キリスト再来説、政府の陰謀説などが流れたが、本当のところは蜃気楼ではないかと思われる。

 蜃気楼は熱波によって光が屈折し、地上の物体が浮き上が見える現象だ。仮にこの現象の下に同じ摩天楼が存在するのであれば、現実的な説明だろう。

関連記事:仰天映像!突如上空に天空都市が現れる(中国広東省・江西省)


7. タビーズ・スター


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 宇宙は広大だ。この天の川銀河でさえ、理解を超えた不可解な現象が存在する。タビーズ・スターだ。

 発見者タベサ・ボジヤンにちなんでこう愛称が与えらたKIC 8462852は、ケプラー宇宙望遠鏡によって観測された15万個もの星のうちの1つである。そのユニークな点は、しばしば劇的に光量が落ちることだ。
 
 このように恒星が暗くなることが観測された場合、その前を惑星が通過していることを意味する。しかしタビーズ・スターに関しては、一度に20パーセントもの光量が低下する。ほかの恒星でここまで暗くなることは考えられない。

 その原因については、惑星の集団の通過(可能性としては低い)、塵やデブリの蓄積(タビーズの年齢を考えると普通ではない)、異星人(面白さの点では一番)など、さまざまな説が提唱されている。ある有名な仮説によれば、地球外文明がエネルギーを利用するために巨大建造物を周回させているそうだ。

関連記事:「エイリアンの巨大建造物」と呼ばれるタビーズ・スターから再び謎の減光現象が確認される


6. 空から降ってくる雲ならぬ蜘蛛


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 よくあることではないが、空から蜘蛛が降ってくるという現象がある。蜘蛛だけじゃない。実は雨と一緒にさまざまな動物が降ってくる現象が記録されている。一例を挙げるなら、蜘蛛のほかに、カエル、オタマジャクシ、魚、ウナギ、蛇、イモムシといった具合だ。

 最も有力な仮説は、水上の竜巻によって動物が空に舞い上げられたというものだ。仮に正しかったとしても、1876年に米ケンタッキー州で生肉が降ってきた現象までは説明できない。

関連記事:これどんな悪夢?アラスカで、空からヤツメウナギが降ってくるという珍事が発生


5. 血の色に染まった空


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 一体何の前触れであろうか? 戦争や飢餓など不吉な連想ばかりしてしまうが、この血の色に染まった空はすぐに元通りに戻る。

 2016年4月、エルサルバドルのチャルチュアパで観測された現象で、1分かそこらの間空が緋色に染まり、やがて大気にほんのりとしたピンクを残して消えた。

 キリスト教徒の中にはヨハネの黙示録に記されている終末の前触れと捉えた者もいた。


Fears of Apocalypse After 'Huge Fireball' Turns Sky Blood Red

 毎年4月に飛来する流星群の影響という見解もある。しかし、以前に同じ現象が観測されたことがないため、可能性は低い。ほかに焼畑農業の炎が雲に反射したという説もある。


4. グレートアトラクター


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 1970年代、1億5,000万〜2億5,000万光年先で天の川などを引き寄せる銀河間空間内の重力異常「グレートアトラクター」の研究が始まった。

 グレート・アトラクターは、うみへび座・ケンタウルス座超銀河団の範囲内に位置し銀河系の数万倍の質量集中を持つと考えられている。これは、グレート・アトラクターが数億光年に渡る宇宙の領域内にある銀河とそれが属する銀河団の運動に及ぼす影響の観測から推定されたものである。

 2016年、国際研究チームは、パークス天文台の電波望遠鏡を用いてついに天の川の後ろを見ることに成功し、その周辺にひしめく883個の銀河を発見した。

 これによりグレートアトラクター問題は解決したと考える専門家もいるが、発見された銀河自体も我々と同様に引き寄せられており、本当の原因はまだ不明という見解もある。


3. 奇妙な耳鳴り「タオス・ハム」


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 米ニューメキシコ州にあるタオスという町は、新進気鋭のアーティストやセレブが暮らしていることで知られているが、人口の2パーセントが”タオス・ハム”と言われる耳鳴りを経験することでも有名だ。その音の鳴り方は人によってそれぞれ異なるようだ。

 初めて報告されたのは1990年代のことで、ニューメキシコ大学が調査に乗り出した。しかし音が聞こえるという人がいるにもかかわらず、計測機による検出はできなかった。

 例のごとく、異星人説や政府の陰謀説などがささやかれるが、それを検出できない以上、推測するしかない。


2. ツングースカ大爆発


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 1908年6月30日、シベリアのポドカメンナヤ・ツングースカ川の近くに巨大な火球が飛来し、地上の6キロ上空で爆発。これによって周辺の樹木は完全になぎ倒され、発生した熱波が森林を焼き払った。爆発を中心に半径64キロが凄まじい力で一掃されていたという。

 火球の正体は隕石か小惑星で、地表に激突する前に爆発したのだと考えられている。最大の謎はクレーターが発見されておらず、隕石を解析できないことだ。ほとんどが氷でできていたため、破片が残らなかったという可能性もある。

関連記事:ツングースカ大爆発の原因が解明される(国際研究)


1. 日本のアトランティス?



The mystery of Yonaguni underwater structure01

 与那国島の海底に巨大な石構造がある。それはエジプトやアステカのピラミッドにも似ており、2,000年近く前のものである。1986年に地元のダイバーが発見したそれは、正確に90度という奇妙な作りであるにもかかわらず、自然による造形だと考えられていた。

 ところが、のちになって、5,000年前の古代都市が大地震によって海に水没したという仮説が提唱された。この仮説は広く受け入れられているが、完全には証明されていない。

via:Top 10 Unexplained Phenomena From Nature/ translated by hiroching / edited by parumo
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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 20:38
  • ID:.Kdh1NkR0 #

いつになったらオレの所に女の子は降ってくるんだ?
それまでトランペットの練習しとこ

2

2. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 20:40
  • ID:j4L8f3eL0 #

与那国島の海底に巨大な石構造、
人がそこで生活した痕跡が皆無なんだよね、人が歩いたりするうちに石はけずれていくものなんだけど、与那国島の海底の巨大な石構造ってのにはそれがない。地上にあって風化した痕跡が見当たらない、きれいすぎるし整いすぎてる。

3

3. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 20:55
  • ID:SHuOJwsi0 #

与那国の海底は5000年前の遺跡…?

4

4. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 21:08
  • ID:.sKbAO6D0 #

ワッツザストーリー

5

5. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 21:16
  • ID:znWKckKv0 #

与那国島のアレが古代都市だってネタが広く受け入れられているなんて話、初めて聞いたぞ。自然構造物だって説が主流で、古代都市はトンデモ説扱いであるはず。

6

6. みあきち

  • 2017年09月08日 21:16
  • ID:NSJbRWV.0 #

蜘蛛のは糸を風にのせての旅だという話を読んだことがあるが、他の生き物の場合当てはまらないのが謎だな
 
空が尋常でない色になることがあるのに遭遇したこともあるが、夕方にはまだ早すぎる時間だったがダークグリーンになってすぐに戻ったことがあった。
結局、インターネット時代になってから調べてもまるで出ず、謎のままだが・・・

7

7. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 21:19
  • ID:qKqWO1RI0 #

謎の耳鳴りくらい誰でもあるのでは

8

8. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 21:24
  • ID:K.7TgUXy0 #

そう言えば宙間核実験のオペレーション・ドミニクプロジェクトの実験の1つのスターフイッシュ・プライムでも、赤い不気味なオーロラが現れて、まるで「この世の終わり」みたいな空になったとか。
更に具合が悪い事に数々の人工衛星まで放射線の影響で
「お陀仏」になったという…

9

9. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 21:45
  • ID:6ZA1g2dQ0 #

仮説は仮説。
揺るぎない客観的証拠が提出されない限り、可能性のひとつに過ぎない。
そしてアレコレ妄想するのは個人の自由だ。

10

10. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 21:57
  • ID:yU6F0.as0 #

蜘蛛って、糸で飛ぶんじゃんかったっけ?

11

11. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 21:59
  • ID:kDFKsTG90 #

ゼリーのやつ、聖書のマナの伝承に似てるな

12

12. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 22:12
  • ID:nj2qrMQL0 #

>5,000年前の古代都市が大地震によって海に水没したという仮説が提唱された。この仮説は広く受け入れられているが

広く受け入れられている……?
専門チームや遺跡説提唱者まで参加した調査で「これは自然に出来たもの、でも凄い珍しい地形だから保護するべき」という結論に達したのに?

13

13. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 22:13
  • ID:48ePqHAZ0 #

以前ツングースカ大爆発の原因は解明されたって言ってた気がして遡ってきた。
2013年のカラパイアの記事より、
「 この大爆発をもたらした隕石は、ある角度で大気圏に突入した時に分裂したため、完全な状態で地表に到達した破片はほとんどなかった。シベリアの泥炭中で化石化していた残片がいずれも微小なのは、そのためだ。」

「 2007年、米サンディア国立研究所の研究チームがスーパーコンピューターを使った分析により、ツングースカ大爆発では隕石自体は小型だったが、衝突前のエアバーストの威力が大きかったことを明らかにした。音速よりも速い高温ガスの強力な下降気流が生じたとし、比較的小さな小惑星などでも、地球に衝突した場合に予想される被害規模は大きいと警告した。」

14

14. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 22:36
  • ID:9yBaPwbv0 #

蜘蛛が大の苦手なので、他のどのミステリーよりも蜘蛛が降ってくるのが一番怖い…

15

15. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 22:48
  • ID:.Kdh1NkR0 #

※2
神聖な場所として人の立ち入りが極端に制限されていたとか考えられないだろうか?

とは言えオレも人工物だとは思えないんだけどね

16

16. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 22:49
  • ID:rZKic62i0 #

与那国のは自然にできたののが最有力だよ

17

17. 匿名処理班

  • 2017年09月08日 23:14
  • ID:D.hi93oM0 #

5000年前は氷河期で、今の海底が海岸線だったんだろ。

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