いけさんフロムエル : 「プラチナエンド」～この世から格差をなくす！配信される最終決戦とメトロポリマンが望んだ世界！！

ブログネタ：: ジャンプＳＱ．に参加中！

大場つぐみ・小畑健によるジャンプＳＱ．連載「プラチナエンド」第２３回です。

ついにメトロポリマンと一対一で勝負する事になった明日。
互いの天使を背後に付けて射ち合う事になった明日たちだったが、メトロポリマン・奏は白の矢で明日の矢を弾いてしまう。
そんなメトロポリマン・生流奏にはかつて美しき妹・怜愛がいたのだが、告白して来た男に興味を示した事に動揺し、何と、もつれた勢いで塔から落としていたらしい。
彼女の死に絶望するも、コーティングする事で「永遠の美」を完成させた奏。
哀しみから自害を決意する中、欲望の天使メイザが現れ、自身が神となりその大切な者を天使とする事で再会する事が出来ると告げられた奏だったのだが…！？

突然ネット配信が始まり、メトロポリマンのバトルを観戦する事になった一般人たち。
また特撮だろうとのん気な事を言う者がいる一方で、球場もタワーも現実だと教える者もおり、どうやらメトロポリマンの件について正確な報道がされている訳ではない様子。
一方、画像にはマスクの子供の手によりモザイクがかかっており、簡単に場所までは特定できないらしい。
ドンドンヤバイ事になっていると予感する一般の人たちですけど、このあたりは世界を巻き込んだ「デスノート」に近いものを感じさせます。

両者の距離が２０ｍを切り、いよいよ危険ゾーンに突入した明日たち。
メトロポリマンが神になる世界は認めないと主張する明日だが、実はメトロポリマン・奏もどうすればこの世の中がもっとよくなるか自分なりに考えてみたのだという。
それでもひとつ考えたところで馬鹿らしくなってゆめたと言う奏。
「そもそも神なんていう非現実的なものが信じられるか？」
そんな中、自分がやっている事を全否定するかの様なセリフを吐いた奏。
今ここにいる何羽もの天使も然りだと言う奏だが、たとえ本当に天使であろうと、某国の超兵器、地球外生物であろうと彼らが選ばれた人間にしか見えず、特別な力を持っているのは確かなのだという。
自分は天使に選ばれたのであり、ならばこの力に賭けてみるのも一つの手だと言う奏。
何やら手に入れた力のみを信じて、それ以外の事には関心を持たない様にしているらしい奏ですけど、もしこれまで語られて来た「神」が人為的に生み出されているという展開になったとしたらそれはそれで面白いかも知れません。

配信されているとも知らずにメトロポリマンがペラペラしゃべってくれる様子を楽しんでいるらしいマスクの子供。
それによってメトロポリマンたちが命懸けの勝負をしている事を知った警視庁だが、配信元が何重もセキュリティをかけており、なかなか場所を特定する事が出来ずにいたらしい。
メトロポリマンの姿を確認し、球場もグランタワーの件もこの人物が首謀者だと予測する刑事たち。
「神の次は…天使か…」
「この映像の奥に何が隠されている…」
一般人である為、肝心な事が何も分からない刑事ですけど、これまで警察関係が直接話に関わる事はありませんでしたし、デスノートでの警察のソレを期待しない訳にはいきません。
そんな彼らも明日の顔まではハッキリと確認出来ないハズですけど、メトロポリマンに比べると完全には隠してませんし、本気になった警察に追われる可能性はある気がします。

天使によって手に入れた力は自分にこそ相応しいと、自分に酔う奏。
「あなたは何に…」
「何に絶望したの」
そんな奏に根本的な質問をした咲だったが、何といきなり凄い形相で睨んで来た！？
「言うわけないだろバカが」
咲ら対して激しい感情をぶつけて来た奏。
そっちに気を引きレッドに撃たせるなら上出来だと言う奏ですけど、明日がそういう事をやらないのはこれまでの会話で理解しているハズです。

あくまでも正々堂々を主張し、メトロポリマンに矢を放った明日。
それをギリギリで弾いた奏ですけど、何かしでかしそうで何もしないメイザの動向が気になります。

距離が近くなり、かなり厳しくなった事を理解した明日。
そんな明日に「翼を動かしても足を動かしても負け」だと念を押した奏ですけど、これはいよいよとなったら自分がルールを破る展開でしょうか？
『いや近くなった分相手の狙いを読み易いかも…俺なら…足…！』
追い詰められながらも狙いを足に絞った明日。
最早反射神経でどうにかなる状況ではない様ですけど、サッカーにおけるＰＫ合戦の様相を呈して来ました。

そんな土壇場になって、メトロポリマンが考える世界がどういうものなのか質問して来た咲。
悪い世の中でないなら神の座を譲ってもいいと言い出す咲ですけど、苦しくなってから言ったのでは命乞いをしている様にしか聞こえません。
そんな咲に対し、何人も殺しているメトロポリマンがその罪を償わずに神になるのは許されないと一蹴した明日。
そんな明日が主張するたびに不機嫌になる奏ですけど、彼が正しければ正しいほど自分が否定され続け、引くに引けなくなっている気がします。

何人殺そうがそれは神の裁き、正義の制裁になると主張した奏。
全ての上に立つ絶対的存在がいるとするなら自分がなるに一番相応しいのだという。
「自惚れだ…」
その瞬間、相手から目線を切った明日。
それを狙って矢を放った奏だが、狙い通り足だった為、ギリギリでかわす事に成功したらしい。

『…隙をみせたつもりか』
相手の考えを読み、わざと撃たされたフリをして、自惚れさせる事を考えた奏。
何やら色々考えている奏ですけど、それが作戦だとしても次に撃つ時は二度距離を詰める事になりますし、何かウラがなければ実行するのも厳しいハズです。

自分は特別な人間だと主張し、明日をハジメの同類だと見抜いた奏。
「おまえが僕を選ばれた人間と感じられないのはバカだからだ」
「良い教育を受けなかった　良い物を見極めてこれなかった環境のせいだ」
「下等な者に優れた魂はわからない」
自分が考える優秀な人間像を揺るぎない意志で示した奏。
そんな彼に圧倒される明日ですけど、家庭環境のせいでまともに生きて来られなかった彼としては反論のしようもありません。

明日がハジメとそっくりだと理解し、イラつき始めた奏。
自分の考えを実行したくなったと言う奏だが、何と配信されているとも知らずに全てを明らかにする事に。
「この歪んだ世界　僕ならこうする…」
「この世から格差をなくす」
「貧困をなくし不平等をなくす」
「全ての者が豊かに生きる社会にする」何と、聖人でもあるかの様な立派な事を口にし始めた奏。
さすがに驚く一同だが、実はそこには彼なりの主張も含まれていたらしい。
何と、ハジメの様な連中は自分たちの税金で生きている寄生虫であり、生活保護・寄付・ボランティア善意に甘えてのうのうと暮らしているクズ共をこの世から一掃すると言う奏。
「貧困層がいなくなれば格差がなくなるって言ってるんだよ」
裕福な者が見返り無しにクズを世話してエサを与えるだけなのは不公平であり、平等いうのは特別扱いがない事だと言う奏。
「哀れまれ恵んでもらいそれを『平等』と言う恥を知らない人間は死んだ方がいい」
怖ろしく極端な「平等論」を口にした奏だが、メイザによればいくつか条件があるものの神になれば実現可能らしい。

「人間は…どこでどんな生まれ方をしようと…幸せに」
「ああ権利はある　だがなれない！」
反論を試みようとするも、アッサリ一蹴された明日。
最早言葉の暴力と言っていい奏の主張ですけど、これまで言いたくてもずっと我慢していたと言わんばかりです。

美しい人間からは美しい人間が、醜いブタからは醜いブタが生まれると、この事実を仮面を被っていなければ言えない世の中をやめにすると言う奏。
ハジメがいい例だと言う奏だが、ゴキブリが這い上がってこようとするのが一番虫唾が走るのだという。
「よって…裕福でも不細工は駆除させてもらう」
何と、裕福であっても処分する方針を口にした奏。
友人が「ブスに消えて欲しい」と言っていた事まで口にした奏だが、さすがに南河もメトロポリマンの正体が奏であると確信してしまったらしい。

「皆が裕福で美しい者だけの世界　これが僕の目指す世界だ」
圧倒的な言葉で自分の目指す世界を主張した奏。
それを聞いて色々意見を交わす一般人ちですけど、まだまだ危機感が足りませんね。

下流層でも見た目次第では奴隷として残す事を主張した奏。
その一人に咲を指名した奏だが、自分が神になったら翼と矢を奪い、靴くらいはなめさせてあげるのだという。
「いや今でもいい　舐めろ」
何と、屈辱的な敗北宣言を要求して来た奏。
さすがに激怒した六階堂だが、すでに立ち上がる事も厳しいらしい。

「演説は終わりか？」
「５ｍ　次は俺の番だ」
距離がいよいよ短くなり、５ｍまで接近した明日。
もっと近づいてもいいと言う奏でが、決めた事だからとルールを曲げるつもりはない様子。
「おまえが決めた事を守るとは最初から思ってない」
メトロポリマンが矢を構え、ルールを無視する可能性も考えた明日。
「だがおまえは守る　バカだからな」
まるでルールほ貫き通す明日の方が間違っているかの様なセリフを吐いた奏ですけど、何やら雲行きが怪しくなって来ましたね。

ここまで六階堂の主張も無視して正しさを貫いて来た明日。そんな明日に触発され、奏も土壇場で不正を回避してしまうのか？
一方でもルールを曲げて攻撃して来る可能性もありますけど、明日もそれは想定している様ですし、何か対策があるのかも知れません。
どちらにせよさすがに５ｍが限界だと思いますし、このターンで全てが決着する可能性は高いでしょうね。

【関連記事】
◎大場つぐみ・小畑健コンビが復活！「プラチナエンド」ジャンプＳＱ．で連載開始！！
◎「プラチナエンド」～幸せな家庭をつくれたら…！殺意のある天使と動き出す神候補者！！
◎「プラチナエンド」～正義のヒーロー降臨！？天からの遣いメトロポリマンと入学式の出会い！！
【ここから２巻】
◎「プラチナエンド」～チーム結成！？悪知恵の天使ルベルとメトロポリマンのメッセージ！！
◎「プラチナエンド」～超文明戦隊メトロファイブ集結！刺された神候補と人間を操る力！！
◎「プラチナエンド」～特級天使ナッセ降臨！繰り返される惨劇と雨の訪問者！！
【ここから３巻】
◎「プラチナエンド」～神になる気があるのか？新たなる神候補とメトロポリマンの正体！！
◎「プラチナエンド」～だがそれでもいつかは…！暴走する殺人鬼と英雄への凶器！！
◎「プラチナエンド」～もう人が死ぬのを見たくない！炎のタワーと本番の始まり！！
【ここから４巻】
◎「プラチナエンド」～痛いほどわかってるけど、だったら何？激突する矢と仮面の下の素顔！！
◎「プラチナエンド」～架橋くんを好きになれない！疑惑の視線と絶望の少女！！
◎「プラチナエンド」～ずっと友達だって言ったのに…！絶望の告白と動き出した少女！！
【ここから５巻】
◎「プラチナエンド」～目指せ特級天使！帰って来た矢と迷いなき一撃！！
◎「プラチナエンド」～ポリマン先輩を守らねば！“勘”の天使バルタと下僕になった神候補！！
◎「プラチナエンド」～六階堂、捕らわる！？ルベルの決意と２対１の選択！！
【ここから６巻】
◎「プラチナエンド」～すべてのカギを握るのは？ルベルの涙と監視者の異変！！
◎「プラチナエンド」～あなたが喜ぶなら…！反逆の神候補と新たなる脅威！！
◎「プラチナエンド」～激突・４対４！放たれた３本の矢と策士・ルベルの戦略！！
◎「プラチナエンド」～ターゲットはレッド！小日向冬子の実験と執念の選択！！
【ここから７巻】
◎「プラチナエンド」～生まれてきてよかった！覚悟出来ない戦士と刹那の攻防！！
◎「プラチナエンド」～ゴキブリは人を殺さない！反逆の少年と幸せの為の戦い！！
◎「プラチナエンド」～ルール有りの最終決戦！永遠の美と神を望んだ男！！

◎「バクマン。」～夢は必ず叶う！漫画家サクセスストーリーついに完結！！
◎「バクマン。ａｇｅ１３」～週刊少年ジャンプに映画公開記念・特別読切が前後編で登場！！
◎「バクマン。ａｇｅ１４」～そして２人は出会った！観察する天才と忘れていったノート！！

◎第６巻ついに発売！