96509972013年から心配の声があがっていたものの改善されることがなかった南米ベネズエラのハイパーインフレ。食料不足、物不足もすでに深刻化し、国民の8割が漫然とした飢えを訴えていると報じられていたなか・・



食糧危機のベネズエラ 路上で野良犬が殺され食べられるほどの事態に


昨年からは殺して食べることを目的に動物園の馬が襲われるようになってしまった。今では野良犬を殺して食べる人も現れたことを英メディア『Mail Online』などが伝えている。

そんななか、ハリケーン・ハービーの被害に苦しむ米国にベネズエラ政府からの支援として5.4億円を送ったニコラス・マドゥロ大統領。
これには「わが国民はこんなにも苦しんでいるのに」と反対勢力ベンテ・ベネズエラのハビエル・チリノス氏が猛烈に批判した。


超インフレのベネズエラ 洗剤1個 7500円



ついに野良犬が殺され食べられるところまで来ていると訴えたもので、首都カラカスのある通りで撮影されたという写真には2人の男が写っており、殺されて皮を剥がされた後、内臓から肉まできれいにそぎ取られた野良犬の無残な姿がある。




この8月にもマラカイボ市にある動物園で、地元の住民が飢えのあまりバク、水牛、クビワペッカリーなどの動物を連れ去るという事件が起きていた。

何千もの世帯が飼っていたペットを食べたとも報じられているが、どんな病気をもっているかわからない野良犬をも食べるに至っては、空腹のあまり分別や判断力が鈍くなってしまったというほかない・・








ベネズエラで捨てられた犬たち