活発なリーク活動で知られる情報筋のローランド・クヴァント氏は10日(現地時間)、米アップルの次世代プロセッサ「Apple A11」は、ヘキサコアプロセッサになる見通しと伝えています。
GM版「iOS 11」からは、既に多くの情報が “発掘” されていますが(過去記事[1]、[2])、今回新たにA11プロセッサの仕様に関する記述が発見されました。
情報によると、同プロセッサは、2基の「Monsoon」コアと4基の「Mistral」コアで構成されており、前者は処理能力に優れた高性能コアとなり、後者は省電力性に秀でたコアになるとのこと。
また、「iPhone 7」シリーズに搭載されている「Apple A10 Fusion」プロセッサとは異なり、名称は「Apple A11 Fusion」とはならず、Apple A11として発表される見込みとされています。
そのほか、6基のCPUコアはすべて同時に動作させることができるほか、1基ずつ独立して動作させることも可能になる模様です。
なお、A10 Fusionは、高性能コアと省電力コアを2基ずつ搭載するクアッドコアプロセッサでした。
そして、その後継となるA11プロセッサにおいては、製造プロセスが「16nm FinFET」から「10nm FinFET」へと刷新されるであろうことを加味するに、性能の向上幅はなかなかに大きいものとなりそうです。
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