米アップルは12日(現地時間)「iPhone X」、「iPhone 8」および「iPhone 8 Plus」を発表しましたが(過去記事[1]、[2])、同社は公式Webサイト上において、それぞれの機種の撮影サンプルを公開しています。
iPhone X
全機種共通して、新たに開発された1200万画素センサーを採用しているため、一見した限り、撮影された画像の間において明確な優劣や差異があるようには見受けられません。
ただし、iPhone XとiPhone 8 Plusはそれぞれデュアルカメラを搭載していますが、望遠カメラ側に使用されている光学レンズのF値は前者がf/2.4、後者がf/2.8とはっきりとした差が存在しています。
そのため、両機種を用いて同じ照明条件で同じ被写体を撮影した際には、優劣が決まることになるかもしれませんが、その辺りの詳細な比較については、世界中の有志からの報告を待つ必要があります。
iPhone 8 / iPhone 8 Plus
また、新型iPhoneシリーズにおいては、イメージセンサーは「iPhone 7」シリーズに搭載されていたものよりも83%より多くの光を取り込めるようになったほか、カラーフィルターも最新のものへと刷新。
さらに、画像関連の専用プロセッサであるISP(イメージシグナルプロセッサ)も新型モデルへと変更されました。
撮影サンプルを見ても、解像感や色の鮮やかさ、ダイナミックレンジ、暗所ノイズの量と質など多くの点において、それらの “努力” が結実しているように見受けられます。
なお、カメラの画質については、個々人の好みに依るところも決して小さくありません。
しかしながら、「撮影サンプルはすべてプロの写真家によって撮影されている」という事実を差し引いても、新型iPhoneシリーズのカメラは、多くの一般消費者にとって魅力的な性能に仕上げられていると言えそうです。
[アップル via Phone Arena]
ソーシャルシェア
著者