9654615未曽有の経済危機に見舞われている南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領が、多くの国民にとって肉を食べることがぜいたくと化している現状を打開する方策として、ウサギを食用に繁殖する計画を打ち出した・・



「肉不足」で平均体重激減のベネズエラ、国主導でウサギ繁殖計画


「動物性たんぱく質は切迫した課題だ。そのため『ウサギ計画』を承認した。ウサギは何しろ『ウサギ算』といわれるほど多産だからだ」。

マドゥロ大統領は国営テレビで冗談を交えてこう語り、牛肉などの安価な代用品としてウサギ肉を導入する考えを表明した。

ベネズエラでは、国民の約75%が経済危機の影響できちんと栄養を取れずに平均8.9キロ体重を落としたとの調査結果が今年発表されている。


ベネズエラで今何が起きている?



ベネズエラで捨てられた犬たち



政府の食料計画を任されているフレディ・ベルナル氏は、「ウサギ計画」を成功させるため、国民は「ウサギ愛」を捨てなければならないと主張した。

ベルナル氏によると、第一弾として貧困地区を対象に先だって子ウサギを配給したが、住民たちはペットとして名前を付け、一緒に寝るなどかわいがってばかりいるという・・














関連リンク: ベネズエラの食糧危機が深刻・・ 路上の野良犬や動物園の動物が襲われ食べられる

ニュース映像