UJ2017年10月号 ジョジョリオン&ローゼンメイデン0感想
-
今回は真紅ちゃんが表紙センターを飾っていることもあり、ローゼンメイデン0の感想を先に持ってきます。
よろしくお願い申し上げます。
15周年記念表紙のセンターに当然のように居座る真紅さん。
ローゼロ本編ではいまだに寝顔しか見せていらっしゃらないのに流石の貫禄です。
さらに、単行本1巻表紙では第3ドール翠星石、2巻では第4ドール蒼星石と来たからには
この先の第3巻表紙には、ついに満を持して、眠りから覚醒した真紅が描かれることは確定的に明らかだと思われます。
ポルナレフと花京院とさらにアヴドゥルの魂も全部を賭けます。3巻表紙が水銀燈だったら泣きます。
あと、今月号表紙で何気に金糸雀が前列の良い位置に付けているのもプリティーなポイントです。
正直、金糸雀と蒼星石の位置は入れ替わっていても翠星石とのシンメトリー的な感じでしっくり来たのでは思えます。
妄想ですが、翠星石、真紅、金糸雀が前列を取り合って争った結果、他の姉妹が譲ったと考えてみても楽しい。 - 第13階 歌う人形VS薔薇乙女、激突……!
- 歌と謎のハンドパワー(?)で植物を砕くというファンシーな攻撃を繰り出すてふ子人形に対し、物理(如雨露)で殴る翠星石。
これには、お菊も『やれやれだぁぁ』と承太郎先輩のようなセリフで呆気にとられます。
蒼星石を攫われて怒っているというのもあるでしょうが、アリスゲーム以外では意外と好戦的な乙女です、翠星石。
完全に悪役な顔も披露してゲス可愛いの極み乙女です。 - 坊っちゃんもまた会いましょう
- まるで、てふ子人形を守ったかのように場を乱した水銀燈。てふ子人形が水銀燈の探している第0ドールと
何らかの繋がりがあると感じて、ここでてふ子人形を退場させるわけにはいかないと思ったのかもしれません。
もしくは、水銀燈はローザミスティカ横取り上等な乙女でもあるので
てふ子人形に敵としてもっと頑張ってもらうつもりなのでしょうか。水銀燈もなかなかゲスいかもしれません。
ただ、この後の結菱坊ちゃんの様子が変なことからも、主目的は坊ちゃんに何らかの暗示を掛けることだったぽいです。 - 天然あざとい妹スキルを発動した蒼星石with眼帯
- 薔薇水晶のようなおしゃれ眼帯ではない、ただの黒眼帯ですが、それが蒼星石のシンプルな魅力をアップ。
そして、さらには自分の紅い瞳は兎頭に自ら貸し出したという爆弾発言。まるで幸福の王子、薔薇乙女の鑑です。
物理で殴る翠星石、悪巧みしている水銀燈、表紙センターに割り込む真紅達に比べてあまりにもピュアでお人好しです。
その一方で、自分はいくら傷ついてもいいけど、翠星石が傷つくのはダメという見事な頑固っぽさ。
桜田ジュンの時代ではこの信念を覆したわけではなくとも、また別の強い信念に基づいて
蒼星石が双子の姉と争うことも辞さなくなったのですから、これに翠星石がショックを受けて取り乱したのにも強く納得です。 - いま会いに行くよ……真紅
- てふ子人形の件もあり、厄介な事態の最中だというのに真紅病を再発させた坊ちゃん。
おそらく夢の扉を開いちゃった模様。水銀燈にナニカサレタヨウだとは言え、これは迂闊な単独行動です。
しかし、緊急事態でも真紅に会いたい欲望が抑えられなかったということは
それだけ真紅の魅力が圧倒的だということでもあります。人を惹きつけてやまないその魅力、真紅は実に罪作りな乙女。
冗談はさておき、ついに来月は覚醒真紅が描かれるのかが楽しみなところです。 - ジョジョリオン#69 岩人間と岩動物その2
- ブレイン・ストームの人体破壊メカニズムが冒頭で解説されています。
原理はともかく、感染から破壊まで多少のタイムラグがあるということは、これでもハッキリしました。
同じ今月号の中で、今度はいきなりブレイン・ストームで地面を溶かすオアシスのような描写がありますが
これは毒素で溶血というよりも、触手で物理的に地面を細かい穴だらけにして耕したといったところでしょう、多分。 - 人間とロカカカは相性が悪いんだよ
- 人間もロカカカから結構な恩恵を受けていますが、岩人間にとってはさらに役立つようです。
これまでは岩人間がロカカカを食べたらどうなるかといった描写があまりありませんでしたが、何か凄いことが起こりそうです。
石仮面を人間が被るのと、柱の男が被るのとでは効果が違うのと同じような感じでしょうか。
ということは、新ロカカカでまさかの『岩究極生物』の誕生か。 - 生き物は岩と土の上に存在している 死を迎えたら下に存在する
- アーバンが言わんとしていることは分かりますが、字面だけ捉えると
ミミズやオケラから『僕らもみんな生きている』と抗議の声があがりそうです。
上だの下だのといったセリフが今月号では急増しましたが、定助の物語が壁の目の下から始まったことや
ちょうど発売された単行本16巻でのエロ中学生が常敏の身代わりとして瞑想の松の祠の下へ埋められたこととも
ひょっとしたらリンクしているセリフなのかも…と思うのは考えすぎかしら。
ただ、常敏の持論の『生まれ落ちた所よりも高く登っていくことが幸福である』とは近似している考え方です。
常敏が岩人間達と協力しているのは、こういう信条的にも気が合ったという理由もあるのではないでしょうか。
呪いも何となく土地に深く沁みついて滲み出てくるイメージです。
壁の目で康穂や常秀を噛んだ存在(?)も『下』側の存在な気がします。
さらに深読みすると、壁の目は隆起という現象でもって、下から上へ昇り始めた岩であると言えるかもしれません。
ひょっとしたら、壁の目自体が『岩人間』や『岩動物』のさらに先にいる『岩究極生物』の片鱗ではないでしょうか。
アーバンの『俺が上、お前が下』思想が興味深かったので、ちょっと突飛な発展をしてしまいましたが
今月の感想は以上です。本当にありがとうございました。
- 関連記事
-
- TVアニメ『スターダストクルセイダース』第12話「女帝」感想 2014/06/26
- ジョジョリオン #018 ウルトラジャンプ 2013年 02月号分感想 2013/01/20
- ジョジョリオン #011 ウルトラジャンプ 2012年 05月号分感想 2012/04/21