「携帯電話の電源を…お入れください」イェール大学コンサートバンド、SynkroTakt技術でスマホとセッションへ
観客でなくスマホ参加型イベント
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イェール大学コンサートバンドが10月6日のシーズン開幕演奏会では「開演時間になりましたのでスマートフォンのスイッチをお入れください」とアナウンスがあるかもしれません。この公園でバンドはスマートフォンを楽器として使うことを予定しています。
この演奏会では演目にCody Brookshire作曲の「Honeycomb」と称する楽曲を用意しており、モバイル・インターネット通信が可能なスマートフォンとバンドが、シンクロして一つの音楽を奏でる計画です。
スマートフォンを演奏に加えるのは、作曲者Cody Brookshire氏をはじめ数名の音楽に詳しい技術者が開発し、250のデバイスで32のオーディオトラックを同期できるというSynkroTakt技術。この技術を使うと、たとえば楽団とのコール&レスポンスの場面で、最大で250名前後の観客のスマートフォンがそれぞれのパートのハーモニーを"実質的に完璧な"タイミングでストリーミング再生できるとのことで、成功すればきっと演奏に見事な花を添えることになるはずです。
なお、Brookshire氏のコンサートでのHoneycomb演奏は決して1回こっきりの試みでなく、他の会場でも可能とのこと。さらにSynkroTakt技術の応用先としては、アートインスターレーションで利用したり、テレビ番組をスタジオ内の観客や視聴者と結びつけたりといったことを想定しています。使いようによっては、これまでにない種類の、観客にとって劇的な効果をイベントに加えられるようになりそうです。