箱から取り出した瞬間、「小さいっ」と声が出ました。ソニーの最新スマートフォン「Xperia XZ1 Compact」のミニインプレをお届けします。
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Xperia XZ1 Compactは、Z5 Compact以来、約2年ぶりとなるハイエンド・コンパクトスマホです。
プロセッサはハイエンドのXperia XZ1と同じSnapdragon 835、カメラもXZ1と同等性能。一方で液晶は4.6インチと小さく、手に馴染む小型を実現しています。1年前のXperia X CompactがミドルレンジのCPUを搭載していたのに対し、本機はコンパクトサイズと高い処理性能を両立させているわけです。
いざ実機に触れて驚いたのが、本体サイズの小ささです。筆者は最近はiPhone 8を常用しており、Xperia Compactシリーズに触れたのは久々。とはいえiPhone 8も比較的小型な部類に入るはずですが、それでもXperia XZ1 Compactのほうが断然小さく感じます。
2機種の本体サイズを比較すると、iPhone 8は67mm x 138mm 148g。対するXperia XZ1 Compactは65mm x 129mm 143g。Xperia XZ1 Compactの縦幅は約1cm狭く、これが体感的な小ささに貢献しているのかもしれません。
左からiPhone 8、Xperia XZ1 Compact、iPhone SEと並べてみた様子。iPhone XとSEの中間的なサイズ感であることがわかります。
背面はさらさらしており、指紋がつきにくい質感です。材質はグラスファイバー強化のプラスチック(GFRP)。曲げに強いバスタブ構造を採用し、高強度を実現したといいます。
プロセッサにはXperia XZ1と同じ最新鋭のSnapdragon 835を搭載。ひとまずAnTuTuベンチマークを試したところ、約16万点というスコアでした。
なお、処理性能が高いからといって、それを一般的な操作で体感できるかと言われると話は別。WEBブラウジングやSNSの閲覧に、そこまで高い処理性能は要求されないためです。とはいえ最近はARへの対応が大きなトレンド。ARにはリアルタイムの3Dレンダリング能力が要求されるため、AR時代に備えるなら、端末側が高性能であることに越したことはありません。
(Xperia XZ1シリーズがGoogleの最新ARプラットフォーム「ARcore」に対応するか、現在ソニーモバイル広報部に問い合わせ中)
Xperia XZ Compactの詳細レビューについては、くんこく氏に引き継ぎ、後日公開予定です。
(Expansys)