9664902筑波大学は、大麻草(マリファナ)の主要な幻覚成分や、合成大麻「スパイス」に含まれる成分が重篤な痙攣発作を引き起こす原因であることを、マウスを使った実験で実証したと発表した。



マリファナはやはり危険だった - 筑波大が大麻の有害性を実証


大麻草(マリファナ)は危険性が他のドラッグよりも低いと考えられ、比較的手に入りやすいことから、世界で幅広く濫用されている違法薬物だ。

今回の研究では、大麻草の主成分で、一部の国では嗜好品や医薬品としても用いられているΔ9-テトラヒドロカンナビノールと、「スパイス」と呼ばれる違法ドラッグに含まれる合成カンナビノイド「JWH-018」をマウスに用いて実験を行なった。

マウスの脳波や行動を詳しく解析したところ、これらの化合物を投与すると、ただちに痙攣発作が誘発されることが判明した。


世界各地で大麻合法化の波



一方、カンナビノイド1型受容体に特異的な拮抗薬である「AM-251」を投与すると、この発作が完全に抑制されることから、どちらの化合物も「CB1R」を介して痙攣発作を誘導していることが明らかとなった。

なお、この結果は、これまで大麻草や合成カンナビノイドの乱用は、健康被害や副作用が比較的少ないという間違った理解に警鐘を鳴らすものであり、
たった1度の使用でさえも有害影響をもたらし、重篤な健康被害につながりうることを示唆しているものだと研究グループでは説明している・・














大麻、マリファナの法律面、吸ったらどうなるかを語ります