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音、装着感、電池持ちすべてよしなGear IconX 2018は、完全ワイヤレスイヤホンの頂点を目指した製品 - Engadget 日本版

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音、装着感、電池持ちすべてよしなGear IconX 2018は、完全ワイヤレスイヤホンの頂点を目指した製品

内蔵ストレージで単体でも音楽が聞け、フィットネス向け機能も搭載

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昨今流行を見せている、完全分離式(完全ワイヤレス)の小型ステレオイヤホン。大手メーカーなども続々と参入していますが、そうした中にあっても、サムスンがIFA2017で発表した「Gear IconX 2018」は注目モデルです。

イヤホン本体に内蔵ストレージを搭載し、単体での音楽再生が(ステレオ時はユニークな方法で)可能な点や、スマートフォンのリモコン操作が可能な点など、他社品より優れた機能を持っています。しかもカラフルなピンクも用意するなど、普段使いだけではなくスポーツ時にもぜひ使ってみたいと思わせるデザインにもなっています。
今回は、韓国のサムスン本社でこの製品を試してみました。

サムスンの左右分離式イヤホンはこれが2機種目。「2018」の名前が付くことから想像できるように、最初のモデルは「Gear IconX」という名称で、本機が2代目です。日本における初代モデルは、Galaxy S7 edgeのオリンピックモデルだけに付属するという変則的な販売パターンでしたが、グローバルでは単体販売されており、スタイリッシュな小型イヤホンとして人気のあったモデルです。


▲Gear IconX 2018は3色展開。定番と言える黒だけではなく、ピンクやグレイも用意

本体バッテリーは初代比約2倍。駆動時間は大幅に延長


最新モデルとなるGear IconX 2018は、初代モデルをさらに改良し、使いやすさを増した点などが特徴。実際に使ってみるとクリアな音質、耳へのフィット感、タッチ操作など全てが心地よく、その場で購入したいと感じたほどです。

まずはバッテリーとケースから紹介しましょう。本機のみならず、完全ワイヤレスイヤホンは本体の充電をケースから行う製品が一般的。Gear IconX 2018のケースには340mAhのバッテリーを内蔵。イヤホン本体はそれぞれ84mAhのバッテリーを搭載しているので、電池が切れてもそれぞれ2回ずつ充電できる計算です。


▲ケースにはバッテリーを内蔵。コネクタは当然USB Type-C


実は初代モデルの弱点は、バッテリー容量が47mAhと小さいことでした。2018は約2倍の大容量バッテリーを搭載することで、単体での音楽再生時は7時間、スマートフォンとBluetoothで接続しても5時間という長時間駆動を可能にしています。
使わない時にケースに入れて充電を続ければ、この3倍の時間使える計算にもなりますね(ケースのバッテリーが満充電時)。外出時に電池切れの心配が無いのはうれしいところ。


▲ケースにイヤホン本体を収納すれば自動で充電開始。満充電は緑、充電中は赤


本体は小型で、かつ耳にはめるイヤーチップは3サイズが付属するので、ほとんどの人の耳にフィットするでしょう。本体外側の三角形の部分はタッチパッドになっていて、ここをタップすることで音楽の再生操作をコントロールできます。シングルタップ、ダブルタップ、トリプルタップ、タップ&ホールドなど、操作は6種類。若干慣れが必要ですが、慣れてしまえば快適に操作できます。


▲本体サイズは18.9x21.8x22.8ミリ。重量も8グラムと軽量だ

音楽データを左右の各ユニットに保存する意外な理由とは?


Gear IconX 2018の最も注目点すべき機能は、冒頭でも紹介したように単体で音楽プレーヤーとして利用ができる点です。通常この手の製品は、スマートフォンや音楽プレーヤーに保存されている音楽を再生する機能しかありません。

しかし本機は、本体側に4GBのストレージを内蔵しているため、こちらに音楽を保存することで、単体で音楽プレーヤーとして利用できるのです。


▲装着感も悪くない。そして単体で音楽を聞けるのは便利


しかも内蔵ストレージからの音楽再生時はバッテリーを節約すべく、ちょっとユニークな方法でステレオ再生を実現しています。
まずストレージは左右それぞれのイヤホンに用意されており、同じ曲を保存しています。そして再生時は左右のタイミングを同期させて、右側からは右の音を、左側からは左の音を再生。こうすることで、左右間のワイヤレス通信をオフにして消費電力を低減し、なおかつステレオで曲が聴けるわけです。

なお内蔵ストレージへの音楽ファイル転送は、本体をケースに入れた状態とし、PCやスマートフォンをUSBケーブルで接続することで可能です。

さらに、マイクは右側のイヤホンのみに搭載しますが。こちらを単体で使うことも可能。その際は左右の音をミックスし、モノラルとして再生してくれます。つまり両方を付けている状況と、片方しか付けていない状況で再生方法を変え、不自然な(右チャンネルの音しか再生されない)状態を防いでくれるのです。

それに加えて、低音の音量を強化する機能も搭載。よりクリアで臨場感あふれるサウンド環境を提供してくれます。


▲マイクは右側だけに内蔵。右側のイヤホン本体だけを使うことも考えられている


もちろん、他のイヤホンのように、スマートフォン側の音楽を再生することも可能。音楽再生時間は前述したように単体で7時間、スマートフォンと接続すると5時間と、やや短くなります。
ただし急速充電にも対応。もしも電池が切れてしまっても、ケースからの10分の充電で、1時間の音楽視聴が可能とのことです。

心拍計や加速度センサー、フィットネス向け機能も搭載


そしてこんなに小さい本体なのに、心拍計や加速度センサーを内蔵しているのもポイント。つまりアクティビティートラッカーとして使うこともできるわけ。

ちなみにGear Fitなどサムスンの他のアクティビティートラッカーを併用している場合は、Gear IconXよりもそれらの機器の運動量や心拍数が優先されます。



▲矢崎編集長も品質の良さを絶賛


センサーを搭載するのみならず、フィットネス向けの機能も満載です。まずはフィットネスコーチ機能。本機を耳に装着してランニングなどをしている時に、「もっと早く走りましょう」などと音声でアシストをしてくれるのです。

この音声は9か国語対応で、日本語もあるとのこと。しかも声優さんを使った声だそうです。今回は残念ながら試すことが出来なかったのですが、どんな声でアドバイスしてくれるか気になりますよね。

また音楽を聞きながらジョギングしている時などは、外の音が聞こえないと心配な時もあります。その場合はあらかじめ環境モードを設定しておくと、音楽の音を下げて外の音も聞こえる設定もできるそうです。

また音楽のプレイリストは2つまで作成可能で、本体の側面タップで簡単に切り替えられるのもポイント。運動中、通勤中、勉強中など、シチュエーションに応じて作っておくことで、手軽に気分を変えられます。


▲「世界一の分離型イヤホンを目指しました」


開発者の方々に話を伺ってみると、Gear IconX 2018には、既存の左右分離式イヤホンで使いにくい点の改良や、こんな機能があったら便利なのに、といった追加が盛り込まれていることがわかります。

Bluetooth接続タイプのヘッドフォンやイヤホンをこれまで使ったことのなかった人でも、このGear IconX 2018なら、毎日楽しく使い続けられそう。日本での販売もぜひお願いしたいものです。

関連キーワード: galaxy, gear, iconx, Samsung
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