Googleが、13歳未満の子供用にGoogleアカウントを作成し、それを保護者が管理できる「ファミリーリンク」を米国で一般公開しました。3月に招待制で始まっていたものですが、現在は米国在住であれば招待不要で利用できます。
子供用Googleアカウントを作成できる「Family Link」発表、Android端末の利用を親が管理
Googleアカウントは米国では(日本でも)13歳未満は作成することができません。そのため、連絡用にスマートフォンを持たせたり、YouTubeやInstagramなどを利用するために、保護者のアカウントを流用したり、年齢を偽ってアカウントを作成しているのが実情です。
ファミリーリンクを使用できる子供用の端末は、Android端末(Android 7.0以上、一部機種は6.0でも対応)のみでiPhoneには非対応。一方、招待制の際にはAndroid端末(Android 4.4以上)のみだった保護者用端末は、iPhone(iOS 9以上)でも利用可能となりました。
ファミリーリンクの一般公開に合わせ、子供が安全にネットを利用できるよう「ファミリー向けアドバイス」も公開しています。
▲子供向けのアドバイスも
なお、すでに作成済みのGoogleアカウントをファミリーリンクに加えることはできず、子供用のアカウントはファミリーリンク経由で新規に作成する必要があります。また、子供が13歳になった場合、そのままファミリーリンクに残り保護者の管理下に置かれるか、自身でアカウントを管理するかは子供側に選択権が与えられます。
この種の問題に頭を悩ませている親御さんは多いと思うので、日本でも導入して欲しい機能ですが、いまのところ米国外での展開は未定です。
▲アプリ自体は日本語対応していますが、利用することはできません。