「ガンダム」をハロと語り合おう。音声AI搭載マスコットロボ「ガンシェルジュ ハロ]発売。
今回はファーストガンダムの会話だけのようです
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写真を見れば分かるとおりこの製品は『機動戦士ガンダム』に登場するマスコットロボット「ハロ」をモチーフにした対話型コミュニケーションロボット。音声AIにはIBMが、本体設計と生産はVAIO株式会社が協力しています。
ハロはガンダムやザクと同じく、大河原邦男さんデザインによる小型球形のロボット。元々は『無敵鋼人ダイターン3』で没になったものを、ガンダムでも監督を務めた富野由悠季さんが改めて採用したいきさつがあります。
劇中では「ハロ、アムロ」「サンキュ、アムロ」などシンプルな受け答えをするだけでしたが、本商品では会話AIを搭載し、ユーザーの発言を音声認識して意味と意図を分析し、データベースから最適な会話をハロの声で返してくれます。
キャラクターの世界観に特化した楽しい会話、つまり「ガンダムにまつわる単語を認識し、ガンダムワールドの言葉で対応してくれる」ということ。ハロに質問したり、うんちくを語り合ったり、ハロからクイズを出したり......といった会話例は以下の通りです。
Wi-Fiを使いネットワークに接続して、会話をするとのこと。詳細は明らかではありませんが、Pepperのように他の個体のデータや経験も集積されるクラウドAIかもしれません。
目と口にはLEDを内蔵し、色や点滅で状態や表情を演出。前後左右に揺れたり、話をしている人の方向に向いたりとある程度の動きもできます。原作のように飛び跳ねたりするのは、無重量状態の宇宙空間デビューまでお預けでしょうか。
さらにスマートフォンとBluetooth接続することで、外部スピーカーや目覚まし機能など、会話以外の機能でも使用可能。音声認識できる外部スピーカーという点で、アップルのHomePodとは「ボールVS湯呑み」的にライバルとも思えます。
また、バンダイナムコ的に「しゃべるアイテム」としては、かつて合併前のナムコが1985年に発売したおもちゃ「龍馬くん」が思い出されます。
ファースト(初代ガンダム)以外にも『機動戦士Zガンダム』や(以下、略称)「ZZ」「逆シャア」「UC」といった宇宙世紀シリーズのみならず「SEED」や「00」にもバリエーションが登場しているハロ。
とはいえ、今回はことさら"『機動戦士ガンダム』の話題""と但し書きされているために、他のシリーズには未対応の見込みが高そうです。
もし本商品が大ヒットしたあかつきには、「アムロとシャアが殴り合ったコロニーの名前は何?」や「∀ガンダムのお兄さんは?」といった質問にガンガン返せるパワーアップ版の登場を夢見たいところです。