いけさんフロムエル : 「腹ペコのマリー」～計画通り！動き出した王妃と運命の一撃！！

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週刊少年ジャンプ連載「腹ペコのマリー」第３０回です。

ボロアパートで母・マリー・アントワネットと再会したマリー・テレーズ。
騎士団が開発した受肉薬で復活したというアントワネットだったが、受肉の薬は高く、かつ追われて目立つ訳にもいかないからボロアパートにいるのだという。
一方、そんなテレーズをさらった連中の狙いが王政復古だと見抜いた蘭城だったが、このままでは地獄のフタが開いてしまう事を懸念する。
街中が貴族ゾンビで溢れかえる中、要注意人物の１人・ナイフの達人ベルナールと出会ってしまったタイガだったのだが…！？

例え君であっても出会ったら必ず逃げる様に蘭城から警告を受けていたタイガ。
その１人ベルナールと出会ったタイガだが、本人もすぐに注意された相手だと理解した様子。
「テレーズ様の姿でずい分無茶な動きしてたよね　ムカついてたんだ」
そんなタイガの事はずっと見ていたというベルナール。
マリーはこの先にいると認めたベルナールだが、彼女は自分の意思でこちらに来たのであり、文句を言わせるつもりはサラサラないらしい。

「まぁいいや　どうせもうここで死ぬんだ」
タイガの事をずっと見ていた事から戦いに自信を見せるベルナール。
ナイフ攻撃をガードされても予想通りだと、戦いを有利に進めようとしたベルナールだったのだが…。
何と、いきなり足を払われて川の中に蹴り落とされてしまったのだ！！

全く何も出来ないままリタイヤになってしまったベルナール。
得意のナイフもロクに見られませんでしたけど、これは瞬殺という事で終了でいいのかな？
展開によってはこの先出て来そうな気もしますが、連載の苦戦ぶりからするとこのまま出番は終わりなのかも知れません。

ベルナールが一蹴されたのを目の前で確認した元特殊部隊の棒使いロベール・ド・クラオン。
『男と女これ程動きのキレが変わるのか　自分の体だからか…？』
想定外である事を理解したロベールだが、それでも自分の力に自信があったのかまだまだ冷静の様子。
不意をつかれたベルナールと違い、タイガの実力を想定してその動きを見切ったハズだったロベール。
だが、いきなり空中に飛んだタイガのかかと落としを食らってしまった！？
何と、全くいいところがないまま倒されてしまったロベール。
相当危険な相手だったハズですけど、それでもタイガの相手ではなかったとなると、この先、生き別れの兄なんてのが出て来ない限りタイガの敵になる相手は存在しないのかも知れません。

危険人物のハズの２人がタイガに軽く仕留められたのを目撃してしまったアンナ。
何やら唖然となったアンナですけど、タイガが尋常じゃなく強い事を知っている彼女もここまでだとは思わなかったのかも知れません。

キリがないゾンビの群れにウンザリするかぐやたち。
そんな中、大量のゾンビを引きつれてマリーが現れた！？
「ひれふしなさい」
その言葉には力があるのか、一斉に路上で土下座を始めた一般人たち。
さすがに様子がおかしいと感じたかぐやですけど、顔つきからして今まで見た事が無い表情です。

そんなかぐやと蘭城の疑問に答える様に姿を現した騎士団上層部の老人たち。
何と、彼女はマリー・テレーズではなくマリー・アントワネットなのだという。
強硬派の黒幕はマリー・アントワネットだったと確信した老人たち。
彼らは騎士団上層部の十戒だと言う蘭城ですけど、展開によっては色々な十戒メンバーの登場が期待出来るハズです。

テレーズ王女の力を一般人に向けてはいけないと、王妃の暴走を止めようとする老人たち。
「だまりなさい　私は復讐するのです」
「私と　私の愛した人達をよってたかって苦しめた　愚かでみにくい民衆に」
自分は復讐していると言うアントワネットだが、テレーズもそれを望んでいるのだという。
そんな様子にテレーズがタイガの様に取り込まれてしまったと理解した老人たち。
顔も自分と瓜二つで肌が若返った事で最高の気分だというアントワネットですけど、母が娘の体を手に入れて若返るというと楳図かずおの「洗礼」を思い出します。

「ようやく自分の顔をとり戻した気分だわ」
「あの時断頭台の上で失くしてから」
ギロチンにかけられ死んでから自分の顔をずっと思い出せないでいたというアントワネット。
最初からコレを狙っていたのかと衝撃を受けた十戒の老人だが、アントワネットはテレーズの力に気づいた時から復活の道筋を考えていたらしい。

「何だっけ？日本のマンガだとこんな時こう言うのよね」
「計画通り」
何と、デスノートネタまで披露したアントワネット。
一応主人公のセリフですけど、敵がこれを使うと似合い過ぎますね（笑）。

亡者として呼び出されたフェルゼンを使い老人たちを止めてしまったアントワネット。
何の見せ場も無く倒された十戒ですけど、ドサクサでひれ伏している蘭城は何しに来たんだ？（笑）

それがアントワネットだとは知らず、無警戒に呼びかけたタイガ。
そんなタイガの姿を見て乙女の様な顔を見せたアントワネットだが、何と近づいてタイガの腹を刺してしまった！？
全く想定していなかったせいか、刺されるまで気が付かなかったらしいタイガ。
そんなタイガを見てほくそ笑むアントワネットですけど、彼女の中でマリーがどんな反応をしているのかは気になりますね。

娘が庶民と仲良くなる事を拒絶するかの様にタイガを刺したアントワネット。
あるいはそんな母の凶行に娘が拒絶反応を示し、再びタイガの体の方に戻って来る展開なのかな？
場合によれば母と娘による最終決戦もありそうなこの展開。
もしかすると例の「恋の魔法」がその本領を発揮するのは正にこの時なのかも知れませんね。

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