Amazon.co.jp(以下、Amazon)は2日(日本時間)、同社の提供するクラウドベースのバーチャルアシスタントサービス「Amazon Alexa」と、同社製の最新スマートスピーカー「Amazon Echo」を、日本市場において展開および発売することを発表しました。
今回新たに国内市場に投入されるAmazon Echoは、2014年に発売された初代モデルではなく、先日発表されたばかりの第2世代モデル(過去記事)となります。
遠隔音声認識技術と7基搭載されているマイクアレイが、様々な音が入り乱れる部屋の中でも音声を明確に聞き取るほか、それぞれのマイクが発する信号を合成する先進のビームフォーミング技術が、音声指示以外の “雑音” を効果的に抑制することに成功しているとのこと。
また、EchoおよびAlexaの国内展開に合わせて、専用ソフトウェア開発キット「Alexa Skills Kit(ASK)」、および自然言語応答サービス「Amazon Voice Service(AVS)」の提供が開始されることも発表されました。
なお、既にの一部パートナー企業には既にASKが提供されており、株式会社NTTドコモ、クックパッド株式会社、KDDI株式会社、積水ハウス株式会社、ソフトバンク株式会社、日本放送協会(NHK)、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ、ヤフー株式会社、株式会社リクルートホールディングスなどから、日本市場向けの機能が提供される予定とされています。
また、アンカー・ジャパン株式会社、HTC Corporation、オンキヨー株式会社、ハーマンインターナショナル株式会社などは、既にAVSを利用したAlexa対応製品の開発に着手していることも、今回新たに明らかにされました。
AlexaおよびEchoの国内発売時期については “年内” とだけ発表されていますがが、具体的な時期や販売価格については発表されていません。ただし、事前に購入を申請した顧客を対象にし、招待制でいち早く販売されるとのことです。
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