蒼星石のオクトーバー噴出フェスト
- § 主な登場人物の紹介
真紅 : 愛を真っ赤に燃やす第5ドール。究極聖少女アリスだが、酔うと下ネタを乱発するのが玉に瑕。
雛苺 : 可憐な桜貝を思わせる純真無垢な第6ドール。所かまわず失禁するが純真無垢なので仕方がない。
翠星石 : 緑なす大地を思わせる第3ドール。大地なので不動卿である。ものぐさではない。
蒼星石 : コバルトの海を思わせる第4ドール。海なので包容力があるが、相手を精神的に沈ませることもある。
水銀燈 : 今日という日を熱く生きるために今を燃やす第1ドール。
金糸雀 : 黄金の巣を作るオオガネムシ詐欺にひっかかって全財産を失った。
珪孔雀 : 企画物にして規格外の第8ドール。まだ胸にぬくもりがある。
雪華綺晶 : 風が運ぶ歌に気持ちがふと揺れる第7ドール。気持ちは揺れるが趣向はぶれない。
薔薇水晶 : 槐メイデンなので、リツイート欲しさに嘘をミルフィーユすることもある。
- § 薔薇屋敷の庭
オディール「O'zapft is!(オ ツァプフト イス!) 薔薇屋敷オクトーバーフェストの開催デスよー!」
真紅「ビール! ビール!」
金糸雀「ビール冷えてるかしら~?」
翠星石「大丈夫ですよ! バッチリ冷えてますよ~」
雛苺「フーッ! たまんないのー!」グビグビグビ
蒼星石「まだまだビール重くしてあるから、ドゥンドゥン呑んでね!」
薔薇水晶「…重いですか? このビール? 口当たりが軽く、飲みやすいと思いますよ」ゴクゴク
雪華綺晶「蒼薔薇のお姉様は、『たくさんある』を『重い』と表現することが稀によくあります」
薔薇水晶「…どこかの方言か何かで?」
雪華綺晶「分かりません。いくら問い詰めても蒼薔薇のお姉様は答えてくれませんでしたわ」
二葉「くーっ! この喉越し! 生きてるって感じるゥ!」ぷはーっ
一葉「死んでるくせに何を言う」
二葉「いやはや、こりゃ失礼!」
一葉「こやつめ、ハハハ!」
二葉「ハハハ!」
翠星石「早速、おじじブラザーズが出来上がっているですね」グビグビ
水銀燈「こんなアルコールで簡単に自我が壊れるだなんて、脆いわねぇ人間も」グビグビ
珪孔雀「でも、何だか微笑ましいですよね。兄弟って感じで」
真紅「フゥー! 若人よ飲んでるかぁ? 爺さん達に負けてちゃダメダメよ~! ウィー、ヒック!」
ジュン「からむな。酒臭い。こっちはこっちで子供ビールやファンタで楽しくやっているから」
真紅「あら、冷たい反応。これだけの乙女が酔いどれているのよ! ラッキースケベチャンス満載よ!」
ジュン「なんて卑猥な…ドールだ…」
雛苺「あややややや! トイレトイレー! 漏れちゃう漏れちゃう! こぼれちゃうのー!」プルプル
巴「ヒナ、もうちょっとガマンして、ほら! すぐそこに特設トイレがあるから…っ!」
雛苺「あ! あんなところにトイレが! やったのー!」ジョビジョバァー
巴「雛苺ーッッ!?」
雛苺「うゆゆゆゆゆ! トイレを見つけた喜びでウレションしちゃったのー! もう止まらないのー!」ブショアアア
めぐ「だ、大丈夫!? 雛苺ちゃん!? 放尿の勢いで地面が抉れていってるわよ!」
雛苺「走り出したら止まらない、それがキアヌ・リーブスの『スピード』なのよー!」パパウパウパウ
めぐ「ちょっとした波紋カッターレベルね」
巴「こうなったら、もうヒナが出し切るのを待つしかないわ…」
金糸雀「ふふん、相変わらずヒナったら、お漏らししまくりのお子ちゃまかしら」グビグビ
みつ「カナも大丈夫? こまめにおトイレ行っておいた方がいいんじゃない」
金糸雀「ちょっと! いくら、みっちゃんでもカナのシモの心配をするだなんて失礼じゃあないかし…らっ? うっ…」ピタリ
みつ「ご、ごめ~ん。…て、カナ? どうしたの急に?」
金糸雀「な、なんでもないかしら。別に全然、平気。でも、ちょっと用事を思い出したから薔薇屋敷の中に行くかしら」
みつ「え?」
一葉「…大声を出したり、ふと力んだ瞬間にちょっと出る。私にもよくあることだ」
金糸雀「出てないってば! おじいちゃん、変なフォローしないでちょうだ…、あっ…」プルッ
蒼星石「強がって、みんなから隠れて屋敷のトイレにこっそり行くよりも、すぐそこの特設トイレに行った方がいいよ」
金糸雀「そ、それではお言葉に甘えさせていただくかしら~…」ヨロヨロ
蒼星石「こっちも助かる。屋敷の中で漏らされると掃除とか大変だし」
金糸雀「ううっ…」フラフラ
水銀燈「やれやれ、水分排出のコントロールもできないだなんて…恥ずかしい妹達だこと」グビグビ
真紅「まったくだわ。薔薇乙女の名折れだわだわ…、ゲェッフ! ゲプッ? ウォエエエエッップス」びちびちびち
水銀燈「ちょっと! ゲロ! 真紅! ゲロ! なんで喋りながら嘔吐するのよぉ!」
真紅「ただのゲップかと思って出したら、ゲロがビチビチやねん」ロッパー
珪孔雀「真紅お姉様ぁ…」
真紅「心配しなくても大丈夫よ珪孔雀。生きているという事は何かを体に入れて何かを体から出す事…」ロッパー
ジュン「汚い。流石、真紅。汚い」
オディール「本場ドイツでも、ゲロはともかく、トイレ関係は結構な問題になってマスからね~」
めぐ「そうなんだ。と言うか、オディールはフランス人なのに、ドイツのオクトーバーフェスト行ったことあるんだ?」
オディール「ウィ! 近隣諸国や外国からの参加者も少なくないデスよ」グビグビ
のり「あの…、オディールさん普通にビール飲んじゃってません?」
オディール「これは泡立ち麦茶だから平気デース。郷にインしたら郷にフォロー! 日本で飲酒は20歳から!」
のり「えぇ…?」
翠星石「うぃー! ひっく! ちょっといい気持ちになっちゃったですよ~! たりらりらーん!」フラフラフラ
蒼星石「大丈夫? 翠星石? フラフラだよ」
翠星石「ダイジョブ! ダイジョブれすぅ~、翠星石はー! 全然ーっ、酔ってなんかいないのれすぅ~!」
蒼星石「うん、駄目だね。完全に酔っ払いの言動だ」
ジュン「少しはジーッとして、どうにか落ち着け翠星石。転んで怪我するぞ」
翠星石「あぁん? ビール飲んだ事もねぇチビ人間が、趣味で酒造をも極めている翠星石に意見するですか?」
ジュン「それ、密造酒じゃないのか…」
翠星石「ほら、ちょっとそこになおれですチビ人間! いっちょビールの素晴らしさを叩き込んでやるです!」グイグイ
ジュン「やーめーろーよー! かーらーむーなー!」
翠星石「先ずは、ビールの芳醇な香りを翠星石のゲップでお裾分けですー」ゲフッ
ジュン「くっさ!」
翠星石「まだまだ出るですよー! ホラホラホラホラホラホラァ…、ウッ!? ウォエエエップス!」びちびちびち
ジュン「ぎゃあああっー!」
蒼星石「あーあ、吐いちゃった」
雛苺「あびゃびゃびゃびゃびゃー! オシッコがさっきから全然まったく止まらないのー!」チュイインン
巴「尿カッターが岩盤に到達した音…ッッ!?」
のり「うちの子達がすいません。二人ゲロ、一人オモラシですぅ…」
二葉「かまへん、かまへん。ワハハハハハ!」ぐびぐび
珪孔雀「…あ! あそこで槐さんが倒れてますよ!」
薔薇水晶「お父様…? お父様…!?」
槐「……」グッタリ
ジュン「と言うか、来てたんだ槐先生も」
槐「僕としたことが…ついつい飲みすぎたようだ」グッタリ
オディール「オゥ…! ビアライフェン発生でいらっしゃるデスよ! 介抱してさしあげマス!」
槐「だんけしぇーん…」
薔薇水晶「私も付き添います…お父様!」
金糸雀「びあらいふぇん…って何のこと?」グビグビ
水銀燈「ドイツ語でビール死体って意味よ。ようするに、酔っ払って倒れた人」グビグビ
金糸雀「なるほど。水銀燈お姉ちゃんってば物知り博士かしら」グビグビ
水銀燈「お姉ちゃん言うな」グビグビ
二葉「死体だって…? 僕のこと呼んだ?」
水銀燈「呼んでない」
めぐ「じゃあ、ひょっとして私…?」
水銀燈「呼んでないっつってんでしょ」
蒼星石「倒れるまで飲むだなんて。いや~、こんなに僕のビールを喜んでもらえるとは嬉しいよ! 感謝の極み!」
真紅「僕の…?」
翠星石「ビール…?」
ジュン「蒼星石が今日のこれらのビールを作ったのか?」
蒼星石「そうだよ。麦もホップも自家栽培。酵母だって僕がアフリカの奥地で探索、発見、単離した特殊な酵母だ」
ジュン「なんてこった…! 蒼星石まで密造酒に手を出すだなんて!」
翠星石「ガハハハハハハハ! よくやったですぅ! それでこそ翠星石の妹ですぅ! ガハハハハハ!」
蒼星石「馬鹿笑いはやめてよ翠星石。それに僕のはギルティじゃないよ、合法さ」
翠星石「なんですとーっ!?」
みつ「アルコール度数が低ければ自作のお酒も大丈夫って聞いたことあるけど…、そういうことなの蒼星石くん?」
蒼星石「いえ、違います。これはアルコール度数1%以上なので、個人が作ったら違法ですね」
水銀燈「だったら、やっぱりアンタもギルティメイデンじゃないの。お父様が知ったら泣くわよぉ」
一葉「蒼星石は、酒税免許を持つ醸造所で設備を借りて酒造したから違法ではないのだよ水銀燈」
水銀燈「醸造所…?」
蒼星石「うん、マスターのツテでビール作り体験サービスを受けることができたんだ」
珪孔雀「すごーい!」
蒼星石「そこに材料を持ち込んで、職人さんに色々と教えてもらいながらできたのが、今日みんなに出してるビールさ!」
ジュン「なんという本格派志向。楽してズルすることばかり考えている他の姉妹とは圧倒的な雲泥の差…っ」
蒼星石「はははっ! お褒めに預かり光栄だよジュン君! よーし、もうちょっと本気出しちゃおっかな」
雪華綺晶「これでも、まだ本気を出していなかったとは…!」
薔薇水晶「蒼星石の本気…、蒼星せ気…ッ!」ボソリ
金糸雀「ん? 今、何て言ったのかしら? 薔薇水晶…? よく聞こえなかったかしら」
薔薇水晶「い、いえ…。何でもありません」
金糸雀「あら、そう? それで槐はもう大丈夫なの?」
薔薇水晶「…はい。今は、屋敷の中のベッドで横になっています」
蒼星石「オクトーバーフェストはビールを飲むだけじゃあない! 大いに食べる祭でもある。というわけで料理を持ってくる」
巴「私も手伝うわ、蒼星石」
蒼星石「いいよ、僕だけで平気さ」
のり「そんなの悪いってば。じゃあ、私が手伝う」
蒼星石「いやいや、いいよいいよ。本当、僕一人で大丈夫!」
金糸雀「だったら、カナが手伝うかしら」
蒼星石「どうぞどうぞ! じゃあ、お願いね。こっちに来て金糸雀。料理も重くしてあるから」
金糸雀「えっ…」
みつ「自分から言い出したんだから、ちゃんと手伝わなくちゃ駄目よ~、カナ」
金糸雀「う、うん…」
真紅「料理か…、大量にゲロってお腹が空いてきた頃合だから、助かるわ」
翠星石「翠星石もお腹ペコペコですぅ」
珪孔雀「料理って…やっぱりソーセージやジャガイモなんでしょうか」
蒼
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グルグル観てるな。面白いよね。
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- すぐ更新が来てウレシイ・・・ウレシイ・・・
薔薇屋敷がイベント色々開いてくれるのでジュン達は充実した生活送れてるな(ゲロと尿塗れだけど)