9671165住みたい街――。武蔵小杉は各種の民間調査で人気だ。しかし人口の大幅な増加は課題も生んでいる・・



「住みたい街」武蔵小杉、駅の混雑「相当危険な状態」


JR武蔵小杉駅の平日朝。横須賀線の改札口に向かう人たちの長い行列ができる。

川崎市中原区に住む男性(43)は、横須賀線で東京都内に通勤する。
午前8時前に駅に着いて列に加わる。改札口に入るだけでも5分ほど待って、エスカレーターでホームにあがる。「ダイヤの乱れなどがあると、あっという間に列が伸びて改札までの時間はもっとかかります」

2010年に横須賀線の新駅が武蔵小杉にできるまでは、南武線の向河原から川崎経由で東京に出ていた。通勤時間は短縮されたが、混雑はひどい。
ホームはいつも人であふれ、「今も人が徐々に増えている」ように感じる。「ピリピリしているし、いつ事故が起きてもおかしくない」

国土交通省の鉄道混雑率(16年度)では、JR横須賀線の武蔵小杉―西大井間が191%、JR南武線の武蔵中原―武蔵小杉が188%に達している。


東急東横線 武蔵小杉駅前



JR武蔵小杉駅の乗車人数は、横須賀線の新駅ができた直後の10年度は約9万9600人、16年度は約12万8千人まで増えた。

同市の人口は増え続け、4月に150万人を超えた。8月だけの増減では全市で702人増。うち中原区は352人増で、7区の中では最多だ。特に武蔵小杉駅周辺は、JRと東急が乗り入れ、都心までのアクセスが良いことや、商業施設の充実などが人気となっているようだ。

住民の実感はどうか。地域住民による「小杉・丸子まちづくりの会」が6月に行ったアンケート(回収数435)で「住んでよかった」ことは「交通の便が良い」が7割。一方、「不便に感じていること」は「駅の混雑」が6割近い・・

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平日朝のいつもの光景 改札口を目指す行列は駅の外まで続く
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JR武蔵小杉駅 朝の通勤ラッシュ