The Wall Street Jounralは9月28日(現地時間)、米アップルが、将来のiPhoneシリーズにジャパンディスプレイ(JDI)製の液晶ディスプレイを採用する見込みと報じています。
JDIは先日、4辺すべてのべゼルレス化を果たした液晶ディスプレイ「FULL ACTIVE」を搭載する製品が、年内に登場することを予告しましたが(過去記事)、The Wall Street Journalは今回、2018年に発売される次世代iPhoneシリーズに、このFULL ACTIVEディスプレイが採用される可能性を指摘。
なお、FULL ACTIVEディスプレイは、4辺すべてのべゼル幅において0.5mmという驚異的な数字を実現しているほか、有機ELディスプレイが持つ利点をより低い価格で提供できることが、JDIによって強調されています。
また、次世代iPhoneシリーズには、「iPhone X」と同様に有機ELディスプレイが採用される可能性が有力視されていますが、The Wall Street Journalによると、アップルは現在、FULL ACTIVEの採用を真剣に検討しているとのことです。
液晶ディスプレイと有機ELディスプレイは、どちらが絶対的に優れているという類のものではなく、それぞれに一長一短がありますが、少なくとも現時点において “製造コスト” という一点においては、前者に軍配が上がることは間違いありません。アップルの下す決断に要注目です。
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