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なぜか連射力が必要なIQOS互換加熱式タバコ「MOKO」を試してみた:電脳オルタナティヴ - Engadget 日本版

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なぜか連射力が必要なIQOS互換加熱式タバコ「MOKO」を試してみた:電脳オルタナティヴ

アイコス難民必見です!

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加熱式たばこ(電子たばこ)の中でも人気の高いIQOS(アイコス)ですが、その人気のゆえか、スターターキットなどはまだまだ入手が難しいのが実情。そこで注目されているのが、IQOS互換品の数々です。

IQOS互換品とは、純正のアイコス本体の代わりに使用できるサードパーティー製本体のこと。文字通り、アイコスのヒートスティックと互換性があるため、装着して喫煙できるという製品です。こうした互換品も数ある、といっていいほどの種類があるのですが、実は吸い味などは様々で、製品によって評価は様々。

今回はこうしたIOQS互換品の中でも、比較的評判の良い「MOKO」を試してみました。早速レビューしていきます。

「MOKO」の外観をチェック


「IQOS互換」でネット通販を検索してみると、いくつかの互換品がヒットしますが、どれもユーザーレビューは散々な状態に。評価の低い製品では「吸える時間が不安定」「すぐ壊れた」などなど、かなり厳しい意見もあります。

その中でも比較的評判が良いのがこの「MOKO」です。MOKOは、同じくIQOS互換品となる「Ecig 2.0」という製品をベースに、さらにカスタマイズがなされたという出自。ただし、基本的なデザインや性能はEcig 2.0と同一と考えてOKです。

では製品を詳しく見ていきましょう。カラバリはブラックとホワイトの2色展開ですが、今回はブラックを入手しました。


▲パッケージです。箱の開き方といい材質といい、明らかにiPhoneのパッケージを意識しています


▲内包物は、本体、充電用USBケーブル、専用ポーチ、ゴムバンド、クリーニングキット


▲MOKO本体です。表面はIQOS 2.4 Plusのネイビーと同様のマット加工


▲先端には「MOKO」の刻印。この辺りが通常の「Ecig2.0」とは違う部分です


▲ヒートスティックの挿し込み口


▲IQOS 2.4 Plusのアイコスホルダー(右)との比較。太さは同等で、全長が約18mmほど長い


▲充電は本体の端子にmicroUSBケーブルを直接挿し込みます。充電中は電源ボタンの周囲がLEDによって点灯


▲アイコスの「加熱ブレード」に相当する「セラミックプレート」。形状は似ていますが、プラチナ等の貴金属を使っているIQOS 2.4 Plusとは違い、こちらはセラミック製と、素材が大きく違います

加熱操作で要求される「ボタン連射」に驚き


では実際にMOKOを使用してみます。筆者が入手した固体は、出荷時にバッテリー残量がほぼカラだったので、まずは十分に充電します。取扱説明書によると、満充電には2時間かかるとありますが、この固体はフル充電になるまでたっぷり3時間は要しました。充電が完了したらMOKOを起動します。


▲タバコ部分はもちろんアイコスのヒートスティックを使います

MOKOは、アイコスのようにホルダーをバッテリーから取り出すという作業が不要な分、本体の電源をオンにするという操作が必要になってきます。電源ONから加熱完了までを動画にしました。



電源をONにするには、電源ボタンを5回連射します。「連射」としたのは、このタイミングが割とシビアなため。なんと、2秒程度の間に5回も押さないといけません。というか、電源をONにするだけでボタン5連射を要求するガジェットなんて今まで見たことがありません!
そこはせめて長押しとかにして欲しいところですが、まぁ秒間16連射するよりはマシということで......。

また電源は一度入れてしまえば、ずっとONになった状態が保たれるため、毎回連打を要求される心配はありません。

しかし、続く加熱操作もくせ者。ボタン3回押しなのですが、こちらも受付時間が短いため、さらに3連射ということに......。アイコスを使い慣れた人だと、ついつい長押ししてしまいがちですが、このあたりの操作はまるで違います。

このあたりはヒートスティックの形状だけでなく、操作体系も「互換性」を持たせて欲しかったと思うところではあります。

加熱は約10秒ほどで完了。バイブレーター機能は搭載されていないので、じっとLEDの点滅を見守ります。ただし時間は、喫煙可能になるまで約20秒ほどかかるIQOS 2.4 plusに比べるとだいぶ早く感じます。

さて、加熱が完了したら、いよいよ実際に吸える状態に。早速吸ってみましょう。


▲ボタン操作の壁さえ乗り越えれば、持ち方や吸い方はアイコスと同様

アイコス純正のヒートスティックを使用するだけあって、吸い味はアイコスとほぼ同等。ただし若干、味が薄い気がします。この辺りは、加熱ブレードの性能差といったところでしょうか。

吸い殻の処理や本体温度には詰めの甘さも


喫煙可能時間が不安定?

さて、先ほど紹介したように、多くの互換品で問題になっているのは喫煙可能時間です。評価の低い製品ではカタログスペックよりも短く、また「喫煙の満足感が味わえない」「ヒートスティックが無駄になる」などの不具合が報告されます。

この点、MOKOは3分10秒から3分21秒ぐらいの喫煙時間という長めの結果に。確かにIQOS 2.4 Plusに比べればばらつきがあり、若干不安定ともとれる結果ですが、極端に短いというわけではなさそうです。

また、喫煙可能本数ですが、筆者の固体ではヒートスティック11本分吸えたので、こちらもカタログスペック通りでした。ただし、経年劣化や個体差を考慮すると断定はできないところです。


▲加熱完了から加熱終了まで3分21秒という結果に

吸い殻が残る......

むしろ喫煙可能時間より気になったのが、吸い殻の処理です。純正のアイコスでは、ホルダーの上部をスライドさせることで、キレイに取り除ける構造となっていました。しかしMOKOにはそういう機構が搭載されておらず、吸い終わったらヒートスティックを引っこ抜くだけ。

結果として取り外す際に、高頻度で吸い殻がセラミックプレートに残ってしまいます。筆者が試したところ、9割の確率で残存してしまいました。


▲ヒートスティックを引っこ抜くと吸い殻がセラミックプレートに残る

残った吸い殻は、キャップを外して取り除くしかないのですが、吸い終わり直後はかなりの熱を帯びているので、素手で取り除くにはかなり危険です。ここはぜひとも、次期モデルでは真っ先に改善してほしい点です。

本体が熱くなる......

またもう一つ気になったのが、吸い終わった際の温度。加熱を開始してしばらくすると、セラミックプレート付近がかなり熱くなります。
火災に発展するほどではありませんが、素手で触るのはかなり危険なレベル。吸い終わった後、即座にポケットに入れるのは避けるのが賢明ですね。


▲この部分が地獄の業火のように熱くなります(写真ではやせ我慢して触っていますが)

詰めの甘さもあるが「使える」レベル


さて、このMOKOですが、いくつかのデメリットはあるものの、なんとか使えるレベル。1回の充電で吸える本数が10本前後なので、日常のメイン機としては使いづらいかもしれません。ただ、自宅用のサブ機やメインのアイコス本体が壊れたときの緊急用として重宝しそうです。

また、アイコス本体をなかなか入手できない「アイコス難民」の人は、予算があれば試すのもアリでしょう。


▲持ち歩きに便利なコンパクトサイズも◎

※互換品の使用は自己責任でお願いします。


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