The Investorは11日(現地時間)、米アップルと韓国LGが共同で開発を進めるフォルダブル(折り畳める)有機ELディスプレイが、2020年より量産が開始される見込みと報じています。
アップル初の有機ELディスプレイ搭載スマートフォン「iPhone X」
The Investorによると、LGは最近、iPhone向けフォルダブル有機ELディスプレイ開発のための特別部隊を結成し、同社の子会社である韓国LG Innotekにおいても、折り畳み式端末の実現に必須となる「リジットフレキシブルプリント基盤(RFPCB)」の専門開発チームが発足されたとのこと。
このフォルダブル有機ELディスプレイの量産は2020年に開始される見通しとされており、2020年に発表されるiPhoneシリーズへの採用が期待されます。
また、LGは2~3年ほど前に、既にフォルダブル有機ELパネルの試作品の開発を完了しており、以降は現在に至るまで耐久性と生産歩留まりの改善を重ねてきた模様です。
そのほか、詳細まではまだ詰められていないようですが、現在アップルとLGは、有機ELパネルの生産設備に対する投資について暫定的な合意に至っていることも指摘されましたが、先日にも、アップルが3兆ウォン(約2980億円)もの投資を行う可能性が報じられています(過去記事)。
なお、2018年には、「Galaxy X」こと韓国サムスンの折り畳み式スマートフォンが登場すると見られています(過去記事[1]、[2])。
[The Investor via GSMArena]
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