Huawei Mate 10 / 10 Pro発表。ライカf/1.6レンズのデュアルカメラ、「AIプロセッサ」推しの大画面ハイエンド
iPhone 8 Plus や Galaxy S8と比較して優位をアピール
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ファーウェイがフラッグシップスマートフォン Mate 10 と Mate 10 Pro を発表しました。
売りは大画面でも本体はスリムな FullView ディスプレイ(Mate10は5.9インチ16:9、Mate10 Pro は6インチ2:1)、「世界初のモバイルAIプロセッサ」ことKirin 970による高性能・高効率・長時間駆動、スマートフォンでもっとも明るいf/1.6のLeicaデュアルレンズとAI画像認識エンジンによるデュアルカメラ。OSはAndroid 8.0 / EMUI 8.0。
ファーウェイといえばP10もフラッグシップだったはずですが、P10が中型サイズでスリムなファッションコンシャス層向けフラッグシップなのに対して、Mate 10 は画面も本体も大きくパフォーマンスもさらに高い、パワーユーザー向けビジネスフラッグシップの位置付けです。
Mate 10 / Mate 10 Pro はベゼルが細い FullView ディスプレイで、iPhone 8 Plus や iPhone X よりも広い表示面積、高い画面占有率をアピール。
CPU / GPUに加えニューラルネットワーク処理に適した「NPU」搭載の「AIプロセッサ」こと Kirin 970で、アプリの高速応答やバッテリー駆動延長、画像認識によるカメラ高速化まで、あらゆる点が高速化したと謳います。
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5.9インチ画面の Mate 10 は、同じ縦横比で5.5インチの iPhone 8 Plus より縦も横も小さい。
iPhone X とは画面の相対的・絶対的な広さで優位をアピール。iPhone Xの画面占有率は約81%、Mate 10 / Mate 10 Pro はそれ以上。かつ「ノッチ(でっぱり)も、画面端の丸いカットもない」。
表示面積そのものも約16~18%広い。
(ただし、iPhone X のほうが本体は縱橫とも小さく、Mate10 Proの178g より4g軽い)。
Mate 10
5.9インチ2K (2560 x 1440)の16:9液晶ディスプレイ採用。499ppi。白のサブピクセルを使う RGBWディスプレイで、スマートフォンとしては非常に明るい730 ニト。HDR対応。色域はNTSC比96%。コントラスト比1500:1。
(RGBに加えて白専用サブピクセルを置くRGBWはテレビなどでも採用。「水増し」で色再現性を犠牲に明るさを稼ぐと批判されることもありますが、730ニトが異様に明るいのは確かです)。
Kirin 970 (Cortex A73 x4 + A53 x4 のオクタコアCPU、Mali-G72 MP12 ドデカコアGPU)。ドデカは12です念のため。ニューラルネットワークプロセッシングユニット NPU内蔵。
4GB RAM、64GB ストレージ。microSDXC (256GBまで、SIM2スロットと排他)。
カメラは20MPモノクロ+12MPカラーのデュアル構成。f/1.6ライカレンズ。
裏面照射CMOSセンサ、4種ハイブリッドAF、光学手ブレ補正。
前面カメラは8MP固定焦点、f/2.0。
4000mAhバッテリー。
サイズは150.5 x 77.8 x 8.2mm、重さ186g。
iPhone 8 Plus と比較すると、画面の縦横比をそのまま上下の余白を狭くしたため、背が低くみえます。
Mate 10 Pro
6インチ2160 x 1080 (18:9) 有機ELディスプレイ。こちらは402ppiでややピクセルが大きい。色域はMate 10より広くNTSC比112%、コントラスト比は有機ELだけに70000:1。
Kirin 970プロセッサはMate 10と同じ。
4GB + 64GBストレージ、または6GB + 256GBストレージ。
カメラの構成もMate 10と同じ。
4000mAhバッテリー。
Mate 10 Pro のサイズは154.2 x 74.5 x 7.9mm、重さ178g。
指紋リーダはMate 10では前面、Mate 10 Pro では背面。
Mate 10 Pro は IP67 防水防塵。
Mate 10 はIP53。防沫防塵。(公式に謳っている規格はIP53ながら、発表キーノートでは「エンジニアにいわせれば、実際はこれより上!」)。
Mate 10 の指紋センサはデュアルレンズと縦に並んでいるため、サムスンの Galaxy S8 やNote 8のようにレンズに指をかけて「指紋写真」になるおそれがないことをアピール。
4000mAhバッテリー。
さらに上位版として、ポルシェデザインのMate 10 も。
Mate 10 ポルシェデザインは「セラミックに見える」ガラス背面。「セラミックはスマートフォンには重すぎる。セラミックの外見と感触を実現したガラス」。
プロセッサKirin 970にもOS (UX) EMUI 8.0 にもAIエンジンを載せた「究極のパフォーマンス」。
Kirin 970 は世界初のモバイルAIプロセッサ、NPU (ニューラルプロセッシングユニット)を搭載。(アップルの A11 Bionic も機械学習用のプロセッサを載せていますが、発表ではKirin 970がIFAで先行しています)。
NPUは画像認識などのタスクでCPUの25倍、GPUの5倍高速。
ファーウェイの例では、100枚の写真を認識させるタスクでiPhone 8 Plus が9秒のところ、Mate 10は5秒。Galaxy S8 は100秒。
NPUで何が嬉しいのか?機械学習でリソース配分などをユーザーの使い方に応じて最適化。アプリ起動時間や応答性の向上、バッテリー駆動時間の延長、画像認識や音声認識などローカル機械学習タスクの高速化。さらに、長期間使い続けた際も応答性が落ちにくく高速なままとアピール。
カメラはデュアルカメラ、デュアルISP、AI画像処理エンジン。
レンズはスマートフォンでもっとも明るいF1.6。デュアル光学手ブレ補正。
(F1.6のレンズは、LGがひと足先にV30で採用済)
1億以上の写真で学習した画像認識AIを内蔵。高速な被写体認識、シーン認識。犬、猫、食べ物、青空、雪、花などなど、写したいものが何かをビジョンエンジンとAIエンジンが認識して最適な「プロ級」写真を撮影。
PCモードはUSB-Cケーブル1本で直接ディスプレイに接続、マルチウィンドウでPCライクな作業が可能。Bluetooth や USBキーボード、マウスのほか、Mate 10 のタッチパッドとソフトキーボードも使える。
Android 8.0 Oreo を出荷時から搭載。Googleとの密接な協力体制をアピール。
「AIプロセッサ」はGoogle / Android の機械学習APIをサポート。サードパーティーアプリからも活用できるオープンAIエコシステム。
バッテリー駆動時間はMate 9から30%増し。ヘビーユーザーでも1日以上、一般的な使い方なら2日は充電せずに利用可能。
カラバリは4色ずつ。
「もっとも早く、安全な高速充電」。iPhone 8 Plus より50%早い。30分で58%
Pro の販売地域に日本が入ってるぅ!!
こちらは高級モデル PORSCHE Design HUAWEI Mate10
(更新中)