スタイラスペン対応iPhoneが2019年に登場? サムスンのGALAXY Noteシリーズを意識か
「もしもジョブズなら」論争も期待
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2019年にスタイラスペン対応のiPhoneがリリースされるかもしれないとの噂を、韓国メディアのThe Investorが業界筋の情報として報じています。
すでにアップルは2015年、iPad Pro専用スタイラスと言えるApple Pencilを発売していますが、それとは別方式によるものとのこと。
同社の共同創業者である故スティーブ・ジョブズ氏は「iPhoneにスタイラスを使う」考えを嫌っていたことが知られるだけに、意外な念をもって受け止められています。
The Investorの匿名情報筋によれば、アップルは複数のスタイラスメーカーと提携に向けて協議中とのこと。リリースは2019年初めを予定しているとされています。
アップルがiPhoneやその他のモバイル機器をスタイラス対応にする準備を進めていることは、長年にわたって噂されていました。また実際に、今年8月に「スタイラスタッチデバイスのノイズ補正」と題する特許を出願していたことも明らかになっています。
こうしたアップルの動きは、ライバル企業サムスンが、手書き以上に高度な機能を実現するGALAXY Noteシリーズ+専用スタイラス「Sペン」が大ヒットしたことを意識してのものと思われます。
GALAXY Note+SペンはEMR(電磁誘導)方式を採用。元々はディスプレイを搭載しないペンタブレットの入力方式で、磁界を発生する専用ペンでタッチした箇所を、パネル側のセンサーが位置を検出するしくみです。
サムスンは液晶ペンタブレットの老舗Wacomと提携し、これを実装しました。iPad Pro+Apple Pencilも公には明らかにされていませんが、(Pencilの充電が必要なことから)電磁誘導方式の可能性が高いと推測されています。
一方、今回報道された新iPhoneにはApple Pencilではなく、スーパーキャパシタ(電気二重層キャパシタ)方式が採用される可能性が高いとのこと。「このタイプはEMR方式より安価で、ペンに近い感触がある」という噂も報じられています。
さらに手書き認識機能をサポートするためには、アップルのAシリーズチップセット(iOS機器に搭載されるチップ。iPhone 8やiPhone XはA11)を大幅にアップグレードしなければならないとも伝えられています。
アップルとスタイラスペンといえば、思い出されるのが2007年1月に故スティーブ・ジョブズ氏がiPhoneを初公開したときの基調講演。「どう操作するか? スタイラス? ありえない!」と言った実際の映像がこちらになります。
一方で現在のアップルCEOであるティム・クック氏はiPhoneでのApple Pencilの使用を匂わせる発言をしたり、スタイラスに前向きな姿勢を示してきました。もっとも、クック氏はApple Pencilを「スタイラスではなくペンシルだ」という発言もしており、ご本人の中ではジョブズ発言との矛盾はないのかもしれません。
「ジョブズならこんなことは」や「今のジョブズならきっと」など、実現のあかつきには場外乱闘も含めて期待ができる新型iPhone+スタイラス。iPhone Xさえ入手が遠そうな状況では2019年ははるか彼方ですが、成り行きを見守りたいものです。