中国ファーウェイは16日(現地時間)、最新フラッグシップファブレット「Huawei Mate 10 Pro」および「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 10」を発表しました。
Huawei Mate 10 Proは、同時に発表された姉妹機「Huawei Mate 10」の上位モデルに相当する製品であり、PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 10は、Huawei Mate 10 Proをベースに、独ポルシェと共同開発されたコラボレーションモデルとなります。
以下は、両機種の主なスペックと特徴。
OS | EMUI 8.0(※Android 8.0 Oreo) |
ディスプレイ | 6.0インチ フルHD+(2160×1080)AMOLEDディスプレイ |
SoC | HiSilicon 2.4GHz 64-bit オクタコア Kirin 970 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB(※Huawei Mate 10 Pro) 256GB(※PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 10) |
メインカメラ | デュアルカメラ (約1,200万画素カラー + 約2,000万画素モノクロ) |
フロントカメラ | 約800万画素 |
ネットワーク | 2G / 3G / 4G LTE |
ワイヤレス |
Bluetooth 4.2 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac NFC |
バッテリー | 4,000mAh |
その他 |
microSDカードスロット(最大256GB) デュアルSIM機能 指紋認証機能 急速充電機能 防塵防水機能(IP67相当) |
外形寸法 | 154.2(W) × 74.5(D) × 7.9(H) mm |
本体重量 | 178g |
Huawei Mate 10が、「Huawei Mate 9」の正当後継機種であったのに対し、こちらの2機種は、より現在のトレンドに追随した製品に仕上げられています。
ディスプレイには、「HDR 10」規格に対応するアスペクト比18:9(2:1)のAMOLEDパネルが採用されており、NTSC比112%という非常に高い色再現性を実現。
また、独ライカとの共同開発品であるデュアルカメラには、F値1.6という非常に明るい光学レンズと2基の独立した光学式手振れ補正機構(OIS)が採用されています。
「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 10」
そして、Huawei Mate 10と同様に、CPUとGPUに加え、AI処理専用プロセッサである「NPU」が統合された最新SoC「Kirin 970」が搭載されており、撮影時の環境に応じて自動的に最適な撮影パラメータに設定するなど、端末の様々な機能がAIとNPUによって処理されるとのことです。
さらに、Huaewi Mate 10ではIP53相当であった防塵防滴機能も、IP67の防塵 “防水” 機能へと強化されました。
そのほか、底面部に搭載されているUSB Type-Cポートと変換ケーブルを利用して、DisplayPort対応ディスプレイと接続することで、「Windows 10 Mobile」端末の「Continuum」機能のように、ディスプレイをデスクトップPCのように使用することが可能になります(※Huawei Mate 10にも同機能を実装)。
「Continuum」に似た機能も実装
なお、Huawei Mate 10 ProおよびPORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 10は、ともに来月中に世界各国で販売が開始される予定。
価格はそれぞれ799ユーロ(約10万5000円)と1395ユーロ(約18万4000円)となり、前者については、年内に国内市場で発売される予定です。
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今後、ファーウェイや日本メーカーなどの日本市場でのシェア争いがどうなるのか楽しみです。