ソニー「ウォークマンNW-S310」レビュー。ツボ抑えた良バランスのエントリーモデル
エントリー機ながら必要十分
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SONYが音楽プレイヤー「ウォークマン」シリーズのエントリーモデル「NW-S310」シリーズを発売しました。5色のカラーラインナップと4GBと16GBの2種類の容量バリエーション。そして、スピーカー付属モデルなど豊富なバリエーションを揃えています。この記事ではその使用感をレビューします。
Gallery: NW-S315K | 50 Photos
エントリーモデルながら、デジタルノイズキャンセリング機能を搭載。付属のイヤホンおよびノイズキャンセリング機能搭載ウォークマン専用ヘッドホン(MDR-NWNC33)を使用時に有効となります。
その他、一般的な有線/無線(Bluetooth)イヤホン、ヘッドホンも使用可能です。付属イヤホンには、コネクターカバーが付属しており、イヤホン使用時(同期や充電をしない時)のコネクター保護があわせて行えるようになっています。
従来機からあるFMラジオ機能も引き続き搭載。iPod nanoなどFMラジオ機能搭載のプレイヤーが廃盤となってゆくなか、ラインナップとして継続しているのは嬉しいところです。スマホアプリなどでラジオ番組を聴く機能はあるものの、災害時などでバッテリーの消費を抑えつつも情報収集したいという場合には、ラジオ機能がハード的に搭載されているモデルは心強いと思います。
一方で、Apple LosslessやSONYが伝統的に採用していたATRACなどのコーデックが非サポートとなるなど、省かれた機能もみられます。語学学習機能は継続されるなど、若年者層向けにターゲットを絞ったように感じました。
Macで音楽ファイルを同期するには2種類の方法があります。ひとつは、ストレージとしてマウントされたウォークマンの音楽領域に直接楽曲ファイルをコピーする方法。取り扱う楽曲が少ない場合やiTunesなどのライブラリ構造のままコピーする場合などに便利な方法と言えます。
もう一つの方法は、専用アプリ「ContentTransfer」を使用する方法です。ファイルおよびフォルダをドラッグ&ドロップで楽曲ファイルを転送できるので、よりビギナーに優しい方法といえるでしょう。
スピーカーは、充電台として、自室でBGM再生の用途で流すには十分な機能を持っています。イヤホンでのリスニングも含めて、ハイクオリティの音質で、大迫力のサウンドを楽しむというようなオーディオマニア、ヘビーユーザには物足りないかもしれませんが、気軽に音楽を楽しみたい層には必要十分なバランスの良いパッケージだと思いました。