9681293メキシコ地震発生から翌日にかけてニュージーランド(19日、M6.1)、バヌアツ諸島(21日、M6.4)……と、M6以上の地震が環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)上で時計回りに連続しており、今後はその西端にあたる日本周辺でも大地震の発生が予想されるのだ。



リング・オブ・ファイア上を時計回りに大地震が連鎖することは、民間の地震研究者たちの間ではよく知られている。これを「バヌアツの法則」や「ニュージーランドの法則」と呼ぶ人もいる。

しかし、筆者はこれらの地域に限らず、より包括的に見てリング・オブ・ファイア上を大地震が時計回りに連鎖する法則を見出している。これを仮に「環太平洋・時計回りの法則」とでも呼ぶことにして、具体例を見てみよう。


大きな被害をもたらしたメキシコ地震



【メキシコ・日本を含むリング・オブ・ファイア上を時計回りに大地震が相次いだ例】

1928年5月27日:岩手県沖、M7.0。
1928年6月17日:メキシコ、M8.0。
1928年12月1日:チリ、M8.0、死者224人。

1931年1月15日:メキシコ、M 7.7、死者110人。
1931年2月2日:ニュージーランド、M 7.7、死者250人。
1931年2月20日:日本海北部、M7.2、深さ403km。
1931年3月9日:三陸沖、M7.2。

1995年10月9日:メキシコ、M8.0、死者49人。
1995年12月4日:択捉島南東沖、M7.3、津波あり。

2012年2月6日:フィリピン・ネグロス島沖、M 6.9、死者43人以上。
2012年3月14日:三陸沖、M6.9、津波あり。
2012年3月20日:メキシコ南部、M8.0。


リング・オブ・ファイア
20000


リング・オブ・ファイア上で、メキシコ→ニュージーランド→バヌアツと大地震が続いている現在、西端(日本付近)での大地震に十分注意しなければならない。

特に10月6日(満月)、10月20日(新月)前後の「満月トリガー」、「新月トリガー」では発生する確率が高くなると思われる(10月6日には、福島県沖を震源とする震度5弱、M5.9の地震が起きてしまった)。

10月20日は十分警戒しておくに越したことはないだろう・・












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