614 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/06(水) 01:29:18 ID:9Vw6sN0T
ここはオーストラリア・ウィーンのとある田舎町。
その日トムは父親と一緒に大好きな乗馬を楽しんでいた。
父親「私たちはいつものように夜更けに馬を走らせていました。
   でも・・・まさかあんなことになるなんて」

二人は闇と風の中に馬を走らせていた。やがて彼らは郊外の森へとやって来た。と、次の瞬間!!
何とトムが顔を隠しておびえ始めたではないか!!
魔王が見えると泣き叫ぶトム、しかし父親はいっこうに聞き入れない。

父親「その時は私は、息子がたなびく霧でも見たのだろうと思って別に気にもしませんでした」
しかしトムの顔は見る見る青ざめていく。
事態の深刻さに気づいた父親はすぐさまレスキューを呼んだ!

(実際の音声)
オペレーター「はい、こちら緊急レスキューセンターです」
父親「大変なことになったんだ!息子が!死にそうなんだ!」

オペレーター「とにかく父親のパニックを抑えることが第一だと思いました。」

すぐさまレスキュー隊が到着。しかしそこで彼らが見たのは信じられない光景だった。
レスキュー隊員「トムの体からは血の気が引いていて、意識がありませんでした。
        私たちは最悪の事態も覚悟していました」

館に運ばれたトムに、すぐさま懸命な救命処置が施される。
それにしてもこの魔王、ノリノリである。

3ヵ月後―――
そこには元気に乗馬を楽しむトムの姿が!!
トム「レスキュー隊員の人たちには感謝しています。
   もう勝手に魔王について行ったりしないよ」


と、ここでネタばらし。実はこの館、ターゲット以外すべてが仕掛け人。
全ていたずらだったと知った馬は笑いながら胸をなでおろすのだった。