968259430年ほど前、ひとりっ子の長男が高校2年だった時、勉強についていけなくなり、学校を休みがちになりました。結局、出席日数や定期試験の点数が足りずに留年。その後、高校を中退したのです。それをきっかけにすべてにやる気を失い、自室に閉じこもるようになりました・・



44歳ひきこもり「僕もお金を稼ぎたい」


現在は44歳。自室にひきこもり、昼夜逆転のゲームざんまいの日々を過ごしている、ということでした。

Iさんは、すでに定年退職し、奥さん(68)と年金生活をしています。ただ、「親亡き後」の長男を不安に思い、2カ月ほど前にご相談をいただきました。

「先生に相談してから、長男が前向きになって公的支援などを調べ始めたんです。でも、その仕組みがあまり理解できなかったようです。親としても長男を助けたい気持ちはあるのですが、私たちもどこから手をつけたらよいものかと途方に暮れてしまいまして……」

自宅を再訪すると、玄関でお母さん(68)が出迎えてくれました。リビングに向かうと、そこにはIさんと長男がいました。長男は私にこう語りかけました。

「先生との相談をきっかけに、自分もこのままではいけないと思い、どんな支援があるのか調べてみました。ただ、ネットで調べてもよくわかりません。市役所に電話で聞いてみようと決心したんですが、いざ電話をしてみると緊張のあまり言葉が出てこなくて、会話になりませんでした……。もう一度、電話をする勇気はありませんし、市役所の窓口に出向くことも考えられません……」


20年ひきこもり息子 vs 両親



困り果てたという表情でお母さんも言いました。

「私たちも何とか手助けをしてあげたい気持ちはあるのですが、あいにくパソコンがあまりできません。市役所に相談に行くといっても、どの課に行ったらいいのか。一体どうしたらいいでしょうか?」

ひきこもり状態の人への公的な支援制度はいろいろあります。しかし、数多くあるがゆえに、何をどうお願いすればいいのかわからなくなることもあります。まずは、目指すべき方向をはっきりとさせる必要があります。そこで私は長男に、「将来的にはどんな状態や状況になっていたいですか?」と聞きました。

答えはこうでした。

「まずは、精神的に安定したいので病院に通院したいです(*編注:情緒が不安定なときがあり、親に当たったり独り言を言ったりすることがあった)。あと、障害年金というものも調べてみましたが、僕は対象になるのでしょうか? そして何より、できれば働いてお金を稼げるようにもなりたいです。今は自信がないのですぐには難しいと思うのですが……」

ご家族のお話をじっと聞いていたIさんが質問をしてきました。

「通院したり支援を受けたりするとお金もかかりますよね? 前回の相談で支出の見直しをしていただいたのに、また赤字が膨らむんじゃないかと心配です」・・

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