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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『よく死ぬ』『眼エ返せ・カツサダ』 | 不思議.net

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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『よく死ぬ』『眼エ返せ・カツサダ』

2017年10月29日:23:00

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63: 和尚 2006/05/20(土) 00:22:08 ID:OdG9yUqs0
自業自得

友人の知人のそのまた友人が体験した怖い話なのではっきりとしたことは解らないのですが、その話をしようと思います。
友人の知人の友人(以後Aさん)が小学校高学年の頃、彼らの間で近所の工場地帯の空き地にある丘陵で戦争ごっこのような
遊びが一時期はやったらしい。それは単純に同級生5、6人でチームに分かれエアガンで打ち合いをする遊びなのだが、
その遊びに熱中していた彼らは気づかぬうちに近くにあった廃工場の敷地に無断で入りこみ室内戦を始めたらしい。
もう使われてないだろうと思われた工場の中を彼らははしゃぎまわり所々にプラスチックの弾丸を撒き散らし、しだいにエスカレートして工場の機械に工具をぶつけたり、窓ガラスを破壊したりやりたい放題。
そんな彼らも次の瞬間に凍りついていました。
彼らに近くにあった機械の影から浮浪者のような身なりのオヤジが踊り出たのです。
みなこれには度肝を抜かれましたが、あらぬことかメンバーの一人は咄嗟にそのオヤジをエアガンで射撃してしまったそうです。それ以外のメンバーも無意識の内にこれに続いてオヤジに連射を浴びせていました。
しかし、オヤジはビクともしないのです。
そして先頭にいたメンバーの一人がオヤジに襲いかかられ羽交い締めにされてしまったそうです。
他のメンバーは非情なことに泣き叫ぶメンバーの一人を尻目に工場から逃げ出してしまったのです。
※作ってみたい気もする

依り代の作り方教えます
http://world-fusigi.net/archives/7112713.html






64: 和尚 2006/05/20(土) 00:24:21 ID:OdG9yUqs0
他のメンバーはすぐに近くのプレハブ小屋に助けを求め警察に電話して工場に警官がかけつけました。
しかし、工場の中にはすでにメンバーの一人とオヤジの姿はなかったのです。
これは大事になったと大勢の警官が工場に詰めかけメンバーを捜索しました。
しばらくするとメンバーの一人が隣の丘陵の隅っこに倒れているのが発見されました。
すぐに病院に運ばれましたが、すぐに意識を取り戻しました。
その友人はオヤジにおもいきり口をふさがれて恐怖のあまりに気絶してしまい
その後のことは覚えていないと言いました。
特に目だった外傷の見うけられない彼は何事もなかったかのように淡々と警官の事情聴取のようなものに答えていきましたが
すぐに体調の異変を訴えはじめました。
詳しい検査の結果、彼の胃の中から10数本に及ぶ釘が入っていることが確認されました。
緊急の手術が行われ大事には至らなかったのですが、オヤジの正体は未だに不明。

65: 本当にあった怖い名無し 2006/05/20(土) 00:25:44 ID:ysbCQ1CF0
ちょwwwwwwwwこええええええええええ
練れないジャン・・・

71: 2006/05/20(土) 00:57:09 ID:LalxsG680
変わったしまった兄

俺には四歳上の兄がいるんだが、その兄の話

兄が高一の頃、突然夜中に金縛りにあうだの、うめき声が聞こえるだの
夢に落武者みたいなのが出てくるだのと言い出した。
最初、家族はみな「ハァ!?」てなもんで全然本気にしなかったんだが
そのうち体調を崩したので、近所の医者に診てもらったんだ。
そしたら盲腸炎ということで、すぐに手術することになった。
兄の手術は無事終わり、1週間で退院できる見込みだったが
なぜか傷口が化膿して、なかなか綺麗にふさがらない。
入院が2週間に延び、3週間目が過ぎようとした頃、病院側から
「うちでは手におえない」と言われ、そのまま国立病院へ転院したんだ。
そしてすぐに再手術。10時間にも及ぶ大手術だったらしい。
腸の一部が壊死してしまっていて、兄は一時マジで命がヤバかったそうだ。
父は医者から
「このまま意識が戻らなかったら、諦めてくれ」
とまで言われた。

72: & ◆FdvCFNct6w 2006/05/20(土) 00:58:00 ID:LalxsG680
その頃母はと言えば、やはり兄のことが心配でたまらなかったんだろう。
近所にとある宗教の幹部がいたので、当時入信していたこともあり
その人に頼み込んで、病気平癒のお祈り(?)をしてもらった。
(ちなみに今は退会しているw)
結局兄は無事助かって、1ヶ月の入院生活の後退院したわけだが
当時俺は、母からこんな話を聞かされた。

兄のために祈ってくれた宗教の先生の話によると
父方の先祖に因縁のある武士の霊が、兄貴にとり憑いて苦しめていたんだと。
こういうケースはままあることで、たいてい家族の中で一番弱い人間に出る。
うちの場合は、たまたまそれが兄だった。
ちゃんと説得しておいたのでもう大丈夫とのこと。

なんかありがちで出来すぎた話だと思ったが、兄の病気が治ったのも事実だったので俺は素直に納得したんだ。

73: 2006/05/20(土) 00:58:48 ID:LalxsG680
ところが、その頃から兄の性格が変わった。
優しくて温厚だった兄が、攻撃的で執念深く、いつも怒ってばかりいるようになった。
俺は兄によく難癖つけられて、事あるごとに虐められた。
当時、兄は高校で酷いいじめを受けていて
ストレスの矛先が俺に向かっていたんだと思う。
ちなみに兄を虐めたヤツは
大学に進学してからも、これと決めたターゲットを徹底して攻撃し
ついには中退に追い込んだサイテー野郎だ。
親と教師の協力で、一応虐めが沈静化した後も、兄の性格は戻らなかった。
とにかく、その後の兄はついていない。
高校を卒業した後、就職しても職場内の人間関係が原因で辞めてしまう。
そんなことが何回か続いた。
さらに、兄がとある似非宗教にはまったことがきっかけで
家族ともうまくいかなくなり、性格がますます攻撃的に歪んでいった。
誰の言葉も聞き入れず、好意を好意と受け取らず
忠告は自分に対する攻撃と受け止めて、誰に対しても激しく非難するようになった。

結局、半ば勘当みたいな形で家を出、アパートで一人暮らしを始めたんだが
何もかも思うようにいかず、ひきこもり状態になっていったらしい。


74: & ◆P8n7jQGV5o 2006/05/20(土) 00:59:40 ID:LalxsG680
長文すまん。

アパートの管理人から連絡を受け、父が兄を迎えに行った。
兄は半ばノイローゼ状態で、押入れの中からなかなか出てこなかったそうだ。
家に帰ってからもすぐに天井裏に逃げ込み、降りてこようとしなかった。
精神科の医者に診てもらうことも考えたが、兄は頑として了承しない。
家族一同困り果てていた時、親戚がボランティアみたいな療法士を紹介してくれた。
山奥の田舎で開業しているんだが、医者ではない。
患者の話を聞き、マッサージや鍼灸…? その辺のことはよく知らないんだが
まあ、そのようなことをして、その人に合った漢方薬を処方してくれるんだそうな。
金は、ほんの謝礼程度しか受け取らないので、地元では結構評判だったらしい。
そこに行ってから、兄の様子が少し落ち着いた。

その頃になって母が、兄が大病したときに祈祷してもらった先生から聞かされた話を俺にくわしく教えてくれた。

75: 2006/05/20(土) 01:00:16 ID:LalxsG680
父方の先祖は昔、かなり大きな武家だったそうだ。
だが何代前かは知らないが、大失態をやらかして
このままだと御家断絶になりかねないという事態に陥ったらしい。
その時先祖は何をしたかというと、家来の一人に因果を含め
そいつに罪を全部ひっ被せて切腹させたんだ。
自分の身代わりに切腹させる代わりに、その家来の幼い息子を取り立て
成長したらちゃんと家を継がせて、存続させてやるという条件で。

だが先祖は約束を守らなかった。
それどころか家来の幼い息子も妻も、一族みんな殺してしまい
その財産を全部自分のものにしてしまったんだと。
ひどい話だよな。

兄にとり憑いたのは、その家来の霊だったんだ。
そいつが

「許さない絶対に許さない。憎い憎い。
こいつにも俺と同じ苦しみを味あわせてやる
腹を切らせてやる。そして殺してやる」

と言っていたんだ。
祈祷してくれた人が
「もう二回も腹を切らせたのだから、これで勘弁してやりなさい」
みたいな事を言って、とにかく説得してくれたのだとか。


76: & ◆4DAPYV0hLM 2006/05/20(土) 01:01:54 ID:LalxsG680
なんか名前欄が妙なことに??
とりあえず続き


なんで今ごろになってそんな話が出たのかというと
兄が診てもらった民間療法の先生(うまい言い方がみつからない)が
診察中に言った言葉が原因だ。

その先生は、兄の腹の手術痕に手を当てながら

「この奥に固く凝り固まった小さな塊のようなものがあって
“憎い憎い…許さない許さない…”と言いつづけている。
そのせいで、人の優しさや暖かさを心に伝え
また自分からも優しさを伝達するためのパイプが細く細く狭まって
ほとんど感じられないようになってしまっている。
過去に誰かにひどい仕打ちをされたのだろうが
いい加減それらを許してはどうか」

と兄に言ったんだ。
兄は驚いて「それは先祖の祟りと関係があるんですか?」と尋ねた。
その先生は
「私は拝み屋ではないので、祟りや幽霊といったことはわからない。
だが人を許せるようにならないと、自分の心もいつまでたっても
辛いままだ」
と。
それに対する兄の答えは

「自分にされた仕打ちは絶対に許すことができない。
そいつが生きている限り、一生憎み続けてやる」

駄目じゃんorz

77: 2006/05/20(土) 01:02:30 ID:LalxsG680
最後。

この話に特にオチはない。
兄の攻撃的な性格は相変わらずだ。
俺は兄とは距離をとっているので、特に会話することもない。
兄も含め、うちの姓を継ぐはずの数少ない男は、いずれも結婚しそうにない。
ゆるやかに家が消えていくようなかんじだよ。
まあ、それも自然の流れだとは思っているが
先祖代々の墓の管理なんかはどうなるんだろうな。

長文スマソ

78: 本当にあった怖い名無し 2006/05/20(土) 01:08:41 ID:6Sdte/A90
バッドエンドだな

81: 本当にあった怖い名無し 2006/05/20(土) 01:26:34 ID:tjqXH2i70
兄ちゃん、可哀想す。家族も可哀想す。・゚・(ノД`)・゚・。

85: 本当にあった怖い名無し 2006/05/20(土) 02:00:21 ID:wt5QD2ly0
ああ、その手の話なら俺の友人もそうだな。
急に「ぎゃぁぁー」って叫んで以来気い狂て死にそうになって入院。
平静を取り戻した時に問いただしたら
「なんや半魚人みたいな魚顔の奴が俺になんか言っとんねん。何言うてるかわかれへんかったんやけど、なんや急にわかってな。言うても意味はわかるんやけど言葉はわかれへんねん」
なんかそんな感じな事をいってた。
結局その彼はs価会員の自称霊能力者に見てもらって「侍の霊がついとる」とか言われてお払いしてもらったらしい。
それで、払われたのかどうか。彼は社会復帰した。
おれは払われなかった方が良かったと思う。
彼は今、交通整備のバイトしてるが、性格がうって変わって、全く口を聞かない、何にも興味を示さない。
この間なんて十五時間かけて歩いて現場から帰ったっていうし、ほんと廃人状態。

110: 1 2006/05/20(土) 11:01:50 ID:VHEs3eIn0
まとわりつく腕

昨夜のできごとです。
遠距離恋愛中の彼氏が家の事情で19~21日まで地元に戻って来ています。
久しぶりに夜のドライブして海沿いの駐車場に車を止めて、チチクリあっていますた。。。
(金)の夜ということもあり、夜10時を回っていましたが
駐車場には数台の車が止まっていました。
私たちが車を止めていた場所は駐車場の一番端で横から砂浜に直接入れるようになっていたのですが
砂浜から男女が駐車場に向かって走ってくる姿が見えました。
走ってきた男性が運転席の窓ガラスをドンドン叩きました。
彼氏が窓を開けると男性が息を切らしながら

「すみません、ここから一番近い駅まで乗せて行ってもらえませんか?」

と言いました。

111: 2 2006/05/20(土) 11:02:26 ID:VHEs3eIn0
女性の方も息を切らせてはぁはぁしていました。
2人とも怪しげな人たちではなさそうなので彼氏が「いいですよ」と言って
後部座席に2人を乗せました。

2人は何かに怯えている感じでしたので私が「どうしたんですか?」と聞くと
男性が「早く、早く車を出してください!!!!!」と大きな声で言いました。
彼氏が急いでエンジンをかけ車を走らせ駐車場を出ました。
4人とも無言でした。
5分くらいたってから彼氏が「どうしたんですか?何かあったんですか?」と2人に聞くと
男性が砂浜であったことを話はじめました。


112: 3 2006/05/20(土) 11:03:17 ID:VHEs3eIn0
2人は東京から湘南に遊びにきて、夜の砂浜を散歩していました。
砂浜に小さなボートがひっくり返しになっていて、そこに座って話をしていたら
2人とも腰の辺りがムズムズしてきたそうです。
男性は彼女が自分の腰をスリスリと触っていると思い、
女性は彼が自分のことを触っていると思っていたそうです。
なのでムズムズを気にすることなくとめどない話をしていました。
男性がふと、彼女の方を見ると
自分の腰を触っているであろう彼女の手は、彼女の膝の上に両方ともありました。
しかし自分の腰はムズムズと誰かが触っています。

(えっ・・・・・・)と思い、後ろを振り向いてみましたが何もいません。
がしかし、視線を少し下に移した時
そこには無数の白い腕が砂浜からでていて
そしてあり得ないくらい長ーくのびていて自分たちの腰を触っていたのです。
彼女も異変に気づき、辺りを見回すと
辺り一面に白い腕が出てきて彼らのことを掴まえようとしたそうです。
腰が抜けそうなくらいビックリして、ガクガクしながら砂浜に足を取られつつも
なんとか駐車場まで走ってきたそうです。

113: 4 2006/05/20(土) 11:03:57 ID:VHEs3eIn0
JR横須賀駅で2人は車を降りました。
車を降りた時2人は少し落ち着きを取り戻していて、私たちに丁寧にお礼を言い、改札口へと向かっていきました。

家へ帰る途中、彼氏が「夏でもないのにお化けって出るんだなぁ。だけどあの2人助かって良かったよな。気がつかなかったら砂の中に引きづり込まれたかもしれないしな」と言いました。
私も「そうだね。よかったね」言いました。

でも私は見てしまったのです。
彼氏が駅で車をUターンさせてた時、改札口に向かう2人の足首ををしっかりと握りしめていた4本の白い手を。


おわり

140: 本当にあった怖い名無し 2006/05/20(土) 16:24:38 ID:e2SXX/dF0
>>113
>改札口に向かう2人の足首ををしっかりと握りしめていた4本の白い手

ゾーッとした。乙です。

117: 本当にあった怖い名無し 2006/05/20(土) 12:27:18 ID:G9FIhJCa0
チチクリマンボでチューー!

210: 和尚 2006/05/21(日) 00:59:43 ID:J+O/f8bD0
無間地獄

友人から聞いた話。
その友人が高校生だった頃、住んでたマンションのエレベータには幽霊が出るという噂が流れたそうです。
なぜそんな噂が流れたのかというと、あまりにも霊の目撃者や怪奇現象を体験した人が多過ぎたから。
マンションの住人はみなそれぞれ恐ろしい体験をしていたのですが、最初は気のせいだと他人に話すのも気が引けると
各個人で口を噤んでいたのですが、ひとたび世間話が始まると「あなたもですか?」「わたしもです」
といったように多くの住人が同じような体験をしていることを打明け始めたのです。
突然エレベータが止まったかと思うと、エレベーターの天井になにかが落ちる音が聞こえたり、
電気が物凄い速さで点滅を繰り返したり、中にはドアが開いた瞬間に自分以外だれもいない中から誰かが勢い良く
出ていったり、とりあえず尋常なエレベーターではなく、しだいに利用する住人も減っていき、多くの住人は階段を利用するようになりました。
しかし、心霊写真など糞くらえだった友人は自分の家が7階にあったこともあってエレベーターを利用していました。
そんな彼にもついにとんでもない目に会う日がやってきたのです。

213: 和尚 2006/05/21(日) 01:04:20 ID:J+O/f8bD0
いつものように部活動を終え帰宅しようとエレベーターに乗りこんだ友人、心霊現象の云々などという戯言はとっくに頭の隅から
消え去っていました。そんな中エレベーターのドアは閉まり友人を乗せて7階を目指します。
何をするでもなくぼーっとつっ立っていた彼の視界に異様なものが映りました。
ちょうど目線の先に何かが垂れ下がっているのです。
良く見るとそれは長い髪の毛で、目で辿っていくとそれはどうやら天井の換気扇から垂れ下がっていました。
さすがにこれには平常心を失ってひきつってしまった彼をさらなる恐怖が襲います。
天井から女の死体がまるで生き物のように這い出してきて次の瞬間には友人の目の前に顔を突き出しました。
その顔は歪んでいて眼球は無く顎が捻れてひん曲がっていましたが、口元は嬉しそうに笑っていたそうです。
友人は恐怖のあまり凍りついて動けなくなりました。そうしている間も女はエレベーター内の壁を物凄い勢いで這いずり回っていたそうです。
エレベーターが7階についてドアが開くと、それと同時にその女は勢いよく外に飛び出しそのまま回廊の手すりを乗り越えて
そのまま落ちていくように消えてしまいました。
友人は後日、女は飛び降り自殺を建物が無くならない限り永遠に繰り返すのだとということを悟ったようです。

244: 眼ェ返せ1/3 2006/05/21(日) 11:32:56 ID:wnxPqvo50
眼エ返せ・カツサダ

16歳の頃でしたでしょうか 初夏で熱帯夜の日
こんな夢を見た

もやが掛かった河原を歩いていると人が二人争ってるのを見つけた

慌てて駆け寄ると 女が二人...いや、髪が長いが一人は男だった
着流し?に落ち武者みたいな長い髪だ
そいつが馬乗りになって女性の首を絞めている。 相手は....

「母さん!?」 私の母親だった
苦しそうにうめいている。私が「何やってやがんだ!」と叫ぶと男はこっちを振り向いた。

片方の目が潰れ、
耳と鼻が削ぎとられ 歯も何本か無い。
開いている方の眼で私をギロリと睨んだ。そしてこう言った

『カツサダに、カツサダに眼ェとられた、あと1つ、あと1つコイツからもらう』
再び母の方に向き、今度は握りコブシで母の顔面をガンガン殴り始めた。
何とかして母を助けようと思った私は、ハッキリとは覚えてませんが
咄嗟にこう叫んだ
「眼が欲しいんならウチの眼ェくれてやる!母さん返せ!」と
男は殴るのを止め、眼玉の無い顔をこっちに向け ニヤ~っと笑った。
そして母から手を離し、私に向かって飛び掛って来た。
視界は真っ暗になり、目が覚めたときには汗びっしょりだった。
それだけじゃない、私は起きる瞬間まで自分の左まぶたを自分の左手で
ガリガリガリガリ引っ掻き続けていたのだ。その痛みで目が覚めたんだ。

その日 眼球がパンパンに腫れ、眼科に行くハメになった。医師曰く
『失明の心配は無いが、レンズに傷が付いてるので視力低下は免れない』との事だった。
おかげで今も視力は1.5と0.3である。

245: 眼ェ返せ2/3 2006/05/21(日) 11:35:42 ID:wnxPqvo50
後日 お彼岸か何かで母方の実家に集まる事があり、
母はこんな話をした
「夢の中で知らない男に首を絞められて、死にそうになったんだけど
この子の(私)の『お母さん、お母さん!』って声が聞こえてフッと楽になったんよ」って
私は驚き自分が見た夢の話をした。
母はボロボロ涙を流しながら、祖母は嗚咽でしきりに謝り始めた「ゴメンなぁ ゴメンなぁ」って

そして祖母はこんな話を始めた。

母方の7、8代前の先祖に『カツサダ』という男が居て
藩の牢番の職につき、特に拷問の役を任されていた。
残忍な性格の男で、拷問の途中しばしば『事故』と称しては罪人をいたぶり殺していたそうな

焼きゴテを当て、
両目を潰し、
爪を剥がし、歯を抜き、
耳や鼻を削ぎ落とし、
陰茎を切り取って罪人自身に食べさせたり
それはそれは陰惨な行いだった

『カツサダ』の死後も大いに祟り、一族内で凶事が続いたため
本家では毎年一回 地鎮祭というか厄払いみたいなのをやっているらしいんだが
あの年はたまたま婆さんが入院してた為に行われなかったのだ。祖母はその事をしきりに謝り

こう続けた
祖母が嫁に来た年、爺さんが26の時。たまたま結納時期と被り、その年もお払いをやらなかったそうだが
爺さんも私と同じような夢を見たのだそうな

246: 眼ェ返せ3/3 2006/05/21(日) 11:42:27 ID:wnxPqvo50
夢の中、祖父が河原を歩いていると両目の無い男が現れ
顔を鷲づかみにし「カツサダぁ 眼ェ返せ」と
祖父の右眼をえぐり取っていった。
そんな夢だ
その時期から爺さんは白内障を患い始め、半年の間に右目は失明してしまった。
生前祖父の白く濁った右眼を何度も見ているので周知であった。
「『両目の無い男』って言うたよねウチの夢では片方あったんやけど」
愚問だった。婆さんは当然のごとく
「そりゃ片一方は爺さんの眼だぁな、目ぇ覚めるに男が『次は左眼を返してもらう』て言うたんだと」
「○○(私の名前)には悪いことをしたがぁ、両目が揃えばもうアレも出ぇへんやろう」

私は震えが止まらなかった。
視界が真っ暗になり左眼の痛みと共に目覚める瞬間 あの男は確かに私にこう囁いたのだ

『次は耳を返してもらう』 と


きっとまた夢の中にあの男は出てくるんだろう
私の子供か、それとも孫の代か、
今度は両目が揃った、耳の無いアイツが
眼 耳 鼻 歯 命
奪われたモノを全部取り返すまであの男は夢に出てくるんだろう
カツサダの子孫を恨み続けるのだろう

子孫?
「ハハ...ザマぁ見ろ!」 私は独り毒づく

     私は ゲイなんだ。

258: 本当にあった怖い名無し 2006/05/21(日) 15:30:59 ID:+4+8aeKaO
>>244-246
面白い

266: 本当にあった怖い名無し 2006/05/21(日) 17:04:04 ID:lBcsWxOo0
音を止める

ここ2ヶ月くらい毎晩なんだけど、夜中の2時~3時くらいの時間帯に
うちのまわりの道で古い自転車をこぐような音がきこえる。
気になって窓からその道をのぞいてみるんだけど、音が聞こえるだけで
何もみえない。うるさいので、家の外に出てみたけど、やっぱりなにもみえない。
だけど、ひとつわかったことがある。その音は、どうやら我が家のまわりを
まわっているようで、まずうちの目の前を通り、そのあと角を曲がり、
そして遠くから近づいて来る音がして、またうちの目の前を通る。
それがずっと一時間くらい続く。
で、何日かまえ、泊まりにきていた友人にそのことを話したら、
そいつが「じゃあ、その音が来るのを待って、通せんぼしてみよう」
といいだした。一応やめたほうがいいと止めたけど、実行することになった。
2時まで待っていたら、いつものように音がし始めた。

267: 本当にあった怖い名無し 2006/05/21(日) 17:13:59 ID:/HJag4XW0
>>266
それでそれで?

268: 本当にあった怖い名無し 2006/05/21(日) 17:22:33 ID:lBcsWxOo0
十分ぐらい様子を見たけど、いつもどおりぐるぐるうちのまわりをまわっている。
そして友人が、音がいってしまったのをみはからって、道路に仁王立ちになって待った。一分ほどした後、向こうから音がちかづいてくる。
そして、ついに友人が立っているところにきた。その瞬間、いつものうるさいおとがフッと消えた。
ふたりとも拍子抜けして、その日はすぐ寝た。しかし、三日後
その友人が車にはねられて怪我をした。右手と右足を折る大怪我だった。
友人が言うには、車が来たとき、体が石のようになってうごけなかったそうだ。
ちなみに、今も音はつづいている。
そして、ひとつきになることがある。実は、友人が泊まった次の晩、
俺も友人のマネをして音をとめてしまった・・・。
今は大丈夫だけど、俺も友人のように自己に遭うのかと思ううと、とても怖い。

271: 本当にあった怖い名無し 2006/05/21(日) 18:24:36 ID:+YS5krgW0
よく死ぬ

んと、身近な人間がよく死にます。つか死が身近なのかも。
うちの一族霊感ってか勘がよすぎて、漠然とだけど「やっぱり」というのがある。
最近よく眠れなくて、この間から体調も悪い。
ふと目が覚めて時計を見ると5時になったくらい(外は少し明るくなってきた)
部屋の右端にベッドを置いているのだが、まどろみながらもう一度寝ようとしたら左耳に自分のとは違う寝息が聞こえてきた。隣に寝ているくらい近い。
いるわけがない、視界の端には誰もいない部屋が見えているのだから。
特に何があったわけではないが、この程度なら日常の範囲内だったりする。
そういや今住んでるところ、自殺した人がいたんだっけ・・・
従姉妹が泊まりに来て「ここで死んだ人がいるね?」夢でみたそうな。

死んだ人が淋しくて身内を「引っ張る」というが、身近に2件ほど。
一つは田舎のとある家で。
子供が幼くしてなくなったのだけど、就学前で教科書とかが残っていた。
一緒に荼毘に付さずに妹に使わせていたら、ほどなく妹がなくなった。
親が立て続けに子供を亡くすのでみてもらったら「子供が自分に買ってもらった教科書を欲しがっていて(妹が使うのを)許してない」と。慌てて燃した。
末っ子は死なずに済んだ。
職場の上司が休止した翌年、息子さんが亡くなった。
一周忌が来る前だったらしく地元では「引っ張った」ともっぱらだ。

272: 本当にあった怖い名無し 2006/05/21(日) 18:53:34 ID:hmei84rO0
死国書いた人の短編かなんかでもあったな‥
引っ張る話。271の故郷を参考にしてたのかも
>>271

275: 本当にあった怖い名無し 2006/05/21(日) 19:52:39 ID:Usiu1pG50
>>271
引っ張った、っていうのあるのかな。
ウチのじいちゃんが死んだ2ヶ月後、父親も急死。
そしたら、隠れてた借金が出てきた。
悪い言い方をすれば、そのおかげで負債が大きくならずに済んだらしい。

276: コピペ 2006/05/21(日) 19:56:58 ID:qsZD6tCz0
オービスに写った自分

27 :22:2006/04/12(水) 02:43:30 ID:QTefgC3s0
そんでは遠慮なく書きます。

まぁ俺はトラブルが発生した為、大船にある某電機メーカー工場へ向かって
打ち合わせなりなんらり済ませて自宅へ直帰(青葉区まで。この時点でPM10:00頃だった記憶が)
する予定だった。普通なら横横乗って東名で青葉インターってパターンなんだが、その日に限って
なんか寄り道したい気分になった。それでも次の日に差し支えると思って帰ろうと横横に乗った。

あれは確か日野のインターだったと思うが(某メーカーには殆ど行かない為記憶が曖昧)乗って暫くしたら
営業車(SUNNY)が遅くなった。登りだから遅くなったんだなぁと思っていたのだが
どう考えてもパワーが出ていない感じになった。それでも普通に走るから無視していた。

そんで料金所に着き、保土ヶ谷バイパスへ向かえばいいのだが俺は何をとち狂ったか首都高・湾岸線方面に向かってしまった。(この時点で自分がムショウに怖くなった。死ぬかもしれない!って動物的勘で思った。)         

しかも意識はあるのに気分が高揚してしまい(ROCK MUSICを聞く感じなのかな~)
SPEEDも出したくなり120㌔くらいで走っていたと思う。(会社勤めの人ならわかると思うが速度超過違反を犯すと後々面倒な為、普段は絶対に速度には気をつける)

そのまま横羽線に突入し川崎辺りで目の前が真っ赤になった。
一瞬なんの事かと思い我に返る。そこで自分が今無謀な運転している事や川崎にいる事を知り、汗だくになりながら家に帰ろうと思った。(この時点でオービスの事はまったく考えていなかった)

怖くなって嫁に電話をしたのだが、嫁は酔っているの?とかまったく意に介していない様子。
俺自身が何故意味も無く川崎にいるか?が一番自分で知りたい事なのだが・・・

続く

277: コピペ 2006/05/21(日) 19:57:37 ID:qsZD6tCz0
28 :22:2006/04/12(水) 02:44:40 ID:QTefgC3s0
それから1週間位何故なんだ?と考えながら精神科に行く事に決めた。
特段体調の変化なども無い為、診断はもちろん異常無し。
(精神科に行ったのが保険使用明細でバレる事を承知で行った)

それから3週間経過し、会社宛てに警察から手紙。内容は横浜500○○が違反したから運転してた奴来いとの事。
もちろん俺が違反犯したのだから行くわけだが・・・

東神奈川の交通機動隊かなんかの建物に行き、違反の手続きをしてもらうのだが相手の警察官が写真を出して不思議そうにしている
「当日運転してたの○○さんだよね?ちょっとこれ別人じゃないの?」と言われ俺も写真確認。

うん。ビックリしたね。俺の顔がまるで般若みたいになってました。しかも口元笑ってるし、目元なんてヤバかった。
普段の俺の顔では無かった。でも自分には間違いない為、警察官に説明。たまたま同じ柄のネクタイもしていた為、渋々違反について説明される。自分もあの時の原因が霊的現象と関係あるの?みたいな気持ちになり、色々と警察官に質問。
聞き出した内容としては
①オービスに変なのが写る事はある。一応カメラ反応したら確認しなきゃいけないらしく
 そういった写真は誤作動という名の霊現象かも・・と含みを持たせて話してくれた。
②事故現場などは悲惨な状況な時もあり、気持ち悪いらしい。死体処理みたいなのはあんまりしないが、後処理は結構手伝う模様。どんなにグチョグチョでも医師の死亡確認があるまでは生きてるかもしれないという事を前提に業務を行っている為、救急隊員がシンドイかもと言ってた。

とまぁ免停になり罰金も10万くらい払ったのだが、未だに般若の顔については原因は分からない。
こうやって休日前日にオカルトみたいな所で似たような人が居ないか探している。
川崎辺りでそういう事が多いならなんとなくは納得できるのだが、自分自身に何か問題があれば対処方法を知りたい。

こんななったお陰で毎日般若心経を唱える日々。無駄?に仏教とかにも詳しくなった。

オチというか怖くはない話だと思うがこういう経験した人いたらレスして下さい。

長文スマソ

327: バイク板バイク便スレよりコピペ 2006/05/22(月) 07:13:53 ID:xeW+jInW0
消えるライダー

940 :774RR:2006/05/21(日) 22:40:12
バイク乗ってる時に俺の前方を走ってるバイク便のライダーの姿が突然消えて、バイクだけが走ってるように見えることがある
18で免許取ってから16年間で4回見たんだが、そう見えた
直後にそのバイク便は右直とか脇道からの飛び出しとか
進路変更の巻き込みとかで必ず事故ってライダーが死ぬ

3回目でさすがに気持ち悪くなって病院で検査したり
お祓いしてもらったけど4回目があって諦めた
出来の悪いオカルト漫画みたいだが、俺の目には何がいるんだろうか

329: 実話です 2006/05/22(月) 10:36:55 ID:toZwKpof0
無人のはずなのに

14年前、家族全員が日帰りでまる一日家を空けたことがあった。
当時小学生だった俺は興味本位で姉ちゃんと一緒にテープレコーダーを家の書斎と寝室に設置し、留守中録音していた。
夜遅く帰宅して翌日、学校から帰ってきたら姉ちゃんが血の気の引いた青ざめた顔をして
玄関に突っ立ってた。「これ・・ちょっとあんた聴いて見て・・」
俺が恐る恐る何か残ってたの?と聞いても姉ちゃんはその場に座り込んじまって、泣き出してしまった。
意を決して近所の公園で友達3人集めて、聞いてみることにした。以下、録音されてた音声です。
寝室、録音開始。しばらく無音。16分23秒を回ったとき、突然誰かがフローリングの床をスリッパを履いて走り回っている音、
何かが床に落ちた音。カーテンを開けたり閉めたりする音が1分くらい続く。
水が排水口へ吸い込まれるようなコポコポ音。まだ録音されてたけどこれ以上は聞く勇気なんて残ってなかった。隣で聞いていた友達もみんな暫く何も言葉がでなかった。
テープをもはや1分たりとも長く持っていたくなかったんで、友達とその公園の砂場に埋めた。問題の寝室(書斎のほうは何も録音されていなかったらしい)
は祖父母の寝室でした。本当に体験した実話です。
今でも当時の同級生と再会するとこの話をしません。4人とも意識的にさけています。姉とも暗黙の了解でこの出来事に関して一切口外しないことにしています。

398: 和尚 ◆k.yxseitow 2006/05/23(火) 00:52:51 ID:LrtnpiGq0
水難事故

友人が小学生の頃、近くの用水路から子供の死体が上がったのだそうです。
それ以来その用水路では度々霊のようなものが目撃されるようになりました。
とある日の午後、その日は小雨がちらついていました。
友人がたまたま用水路の近くを通ると小雨が波紋を作る水面に何か白いものがバチャバチャと水飛沫をあげているのが見えました。
水死体の噂を思い出した友人は目をそらしてそのまま通り過ぎようとしましたが
その時用水路から「助けてぇー!」と声が聞こえてきたものですから心配になりついついそれを覗きこんでしまたそうです。
見ると真っ白い顔が泣きながら渦を巻いて回転しているではありませんか。
とんでもないものを見てしまったと無視してその場を去った彼ですが、その日からプールや海水浴をする時に足を捕まれるようになり、以後水遊びは怖くてできないんだそうです。

416: 本当にあった怖い名無し 2006/05/23(火) 15:25:26 ID:HRWM8Fdj0
>>398ちょww
何で助けないん

381: 本当にあった怖い名無し 2006/05/22(月) 22:19:46 ID:xGPwXxtzO
ひき肉

聞いた話。

スーパーで働いていたTさんは毎日遅くまで仕事のシフトだった、別に金が無い訳でもなく理由があった。

5時からスーパーのレジに入るYさんの事が好きだったからだ。

彼女は何でこんな安い給料のスーパーで働いてるのかと思うぐらい美人だった。美人とゆうか可愛い感じ。
ちなみにバツイチ。

Tさんは毎日帰りにレジ締めする前に沢山の買い物をしてYさんのレジに並ぶのが日課だった。結構仲良くやってたらしい。

でもある日Yさんはスーパーの誰かと結婚して辞めてしまった。
Tさんは凄い落ち込んだ。
もう遅くまで働く意味も無く完全に抜け殻状態になった。仕事を辞める決心をして最後の日。
彼女がいつもいたレジには男の店員がいた。うっすら目が血走った頬骨の出た男。
普通レジの店員なんか見たりしないけどその気持ち悪い顔に思わず見入ってしまった。
Tさんが買った270円の挽き肉を見てその男はヤニで色のついた歯をニュっと出して言った。
『Yはあなたの事が好きだったらしいですよ。お返しします』

挽き肉のパックには小さな指輪が光っていた。

404: 本当にあった怖い名無し 2006/05/23(火) 05:28:17 ID:nv9Hrokz0
>>381
この話しの意味が良くわからないのですが、
ひき肉の指輪はどういうことですか?

405: 本当にあった怖い名無し 2006/05/23(火) 05:51:09 ID:qiQmCKgLO
その挽き肉はきっと人肉なんだな

406: 本当にあった怖い名無し 2006/05/23(火) 06:06:22 ID:DUMS0JVJ0
Yさんは挽肉にされちゃったのね

410: 本当にあった怖い名無し 2006/05/23(火) 11:36:13 ID:PaCvrcKI0
奥の間

幼い頃、祖母の家に行くと奥の間というところで遊んでいた。
奥の間はとても広く、家具が置かれていないので客間としても使われていたのだが、遊ぶには適した場所だった。
その日は年上のイトコも来ていて、一緒に遊んでくれた。
祖母の手拭いを借りて目隠しをして、目隠し鬼をすることになり、
ジャンケンして俺がはじめに鬼をすることになった。
何も見えない恐怖と緊張、耳だけが敏感に音を拾う。
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」イトコの声がする方に手を伸ばしながら歩き回る。二人とも笑っていた。
そのうち、変な感覚に陥った。笑い声が、イトコのものなのか、自分のものなのか、
知らない誰かなのか。感覚が混ざり合うというか、とにかく変だった。
イトコのものらしき声が近くに、と思うと遠くから聞こえる。
とにかく声の方へ、と思って足を動かすと、突然冷たいものに触れた。
突然足がうまく動かなくなった。走りたいのに走れない、夢の中に似ていた。
気づけば、誰かが手を掴んでいる。「●(イトコ)ちゃん?」呼びかけても
耳元でクスクス笑う声が聞こえるだけだ。甲高い女の声だった。
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」楽しそうに笑っている。俺の身体はもう自分の意思では動かなかった。

411: 本当にあった怖い名無し 2006/05/23(火) 11:36:54 ID:PaCvrcKI0
「○○(俺の名前)!」突然イトコの声がして、目隠しが外された。
「なに、かくれんぼに変えるん?」イトコは笑っていた。
なんと、俺は押入れの中に入っていたのだ。どっと汗が吹き出し、
涙があふれ出た。何が何だかわからなかった。
イトコは途中で母親に呼ばれ、俺に向かって「ちょっと待ってて」と
言ったのだが、俺は部屋の中央をぐるぐる回っているだけで返事を
しなかったので、すぐ戻るからいいか、と思って放置して出て行ったのだという。
もし、イトコが戻ってくるのが遅かったら、俺はどうなっていたのだろうか。
俺が押入れに入っていたことを聞いた祖母は驚いて、
「まあ、あの渋い戸をよく開けられたねえ。ばあちゃんより力持ちだぁ」
なんて笑っていた。少なくとも子供の俺よりは力があった祖母でも
押入れの戸を開けるのは難儀だったのだ。しかも俺は押入れの上段にいた。
あのときはまだ上段には一人では上れなかったのに。
俺に何が起こったのか、どうなろうとしていたのか、わからない。
祖母の家の奥の間は、ひんやりとして薄暗く、今でも苦手だ。









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