皆さま、はじめまして。兼業フリーライターの河童丸と申します。最近では赤い人とか、八王子に現れる変態などと呼ばれるつたない記事書きでございますが、よろしくお願いいたします。
さて、既報通り、NTTドコモはソニーモバイルコミュニケーションズ製スマートフォンXperia XZ Premium(SO-04J)の追加カラーとしてRosso(ロッソ:イタリア語で赤を意味します)を10月27日に発売されました。
ここ数年、Xperiaスマートフォンを買うことのなかった僕ですが、今回は赤いXperiaが出る、ということで、発表後すぐに予約・購入しました。先ほど、待ちに待った実機が届きましたので、鮮やかなる赤いXperiaの美しさを見てみたいと思います。
愛。赤い端末へ賛歌
僕は元々、「個性の強い端末が大好き」から始まり、画面が複数あったり形状が特殊だったり、分離するなどした端末ばかりを「ネタでもなんでもなく本命で使う端末」として選んできました。本格的に魅せられたのはウィルコム(現ワイモバイル)のWX310J(2006年発売)というストレート形状のPHS端末で指紋センサー+フルブラウザ搭載と、折り畳みケータイ全盛の当時において相当に個性の強い端末でした。
当時は意識していませんでしたが、このWX310Jを購入した際の本体カラーにレッドを選んでいたあたり、「病気」は始まっていたのかもしれません。
それから間もなく、国内においてはニッチな個性派端末が減ってゆき国内のモバイル界隈は「よくできた優等生」的な端末ばかりになっていきました。
しかし、僕は個性派端末がほとんど見られなくなった6〜7年前の頃から無意識に求めて手を出していたのです!時に情熱的に、時に抱擁力すら感じる慈愛のぬくもりを持ち、時に艶やかさと鮮やかさでに心を刺激する「レッドの端末」を。
自覚してしまえば、あっという間でした。斜面を転がる小さな雪玉が、徐々に巨大になるかのごとく「赤い端末」を集めていくようになります。気になった端末でも、赤がなければ「赤いケースで染め上げる」。
もちろん、全部が全部赤、というわけにもいきませんし、ほかのカラバリを赤と赤の間のアクセントに求めることもあります。
それに金銭的な問題で「赤い端末全部買う」というわけにもいかないので「無理ない範囲で気になった赤は手を出す。その方が長続きする。性能は後から考える」で突き進んだ5、6年ほどでこれだけの赤い端末たちが手元に集まってくれました。
▲「赤いガジェットは情熱の証。ケースやケーブルも赤があるとつい買っちゃう」
ちなみに、僕がXperiaを購入したのは「Xperia Pro」(スライド機構のQWERTYキーボード搭載機。2011年に発売発売された。国内は未発売)のレッド以来、およそ6年ぶりとなります。これは意識して赤い端末を選んで買うようになり始めた時期と一致します。
奇しくも、今回新色の登場となったスマホもXperiaであり、僕が本機を購入することとなったのは運命だったのかもしれません。
Xperia XZ Premium Rossoの赤っぷりを堪能する
前置きが長くなってしまいましたが、さっそく到着したばかりのXperia XZ Premiumの実機を見てみましょう。まず個装箱の蓋を、開ける途中で箱の下側が赤く染まっていることに気づきます。ここでもう僕のテンションはアガります。もう達してしまいそうです。
▲箱の下側のここだけで、興奮が最高潮に
個装箱から本体を取り出すと深く、鮮烈な赤が目に飛び込んできます。イタリアの跳ね馬を思わせる目の覚めるような、力強くも気品ある赤が眩しい。
▲心奪う赤
記事を書いていて気が付いたのですが、イタリア語で赤を指す「Rosso」としているのは、恐らくですが、あの跳ね馬の自動車メーカーの赤にひっかけているのではないでしょうか。(あの名前を製品名に使うと大変なお金がかかるでしょうし)
この気づきが当たっているなら、深いワインレッドの鮮やかな赤といった今回の赤も納得の配色でしょう。
ここ最近ではカラバリに赤系統のものがあるスマホも少々ありますが、鏡面仕上げののレッドカラーは初めて。側面の電源キー(指紋センサー)のブラックがアクセントになっており、赤いボディを引き締めています。
▲赤地のボディに黒いボタンがカッコいい
比較的最近登場したレッド系のスマートフォンとしてHTCのHTC 10やASUSのZenFone 4 Selfie Proと赤の違いを比較してみました。ツヤ消しアルミ筐体の右側2機種は光を受けて鈍く光る赤に対して、Xperia XZ PremiumのRossoは鏡面仕上げの赤いボディが大きく輝く、といった印象です。どれも素晴らしい赤ですが、強く輝くという他の赤い端末にない赤っぷりは素敵の一言です。
▲同じ赤でも、材質や加工によってどれも違う顔を持っている
前述の「Xperia Pro」と比較したところ。Xperia Proの燃えるような深紅の赤に対して、Xperia XZ Premium Rossoの赤はやや明るめの上品さのある赤です。明るさや材質の違いこそあれど、どちらもワインレッド系の赤なので、ソニー的に「Xperiaの赤は鮮やかなワインレッド系の赤」という認識みたいなものがあるのかもしれませんね。
▲Xperia Proのレッドと並べると濃さは違うものの同じ系統の赤であるのがわかる
また、トップの画像を見てのとおり、壁紙も標準の状態で赤い壁紙がデフォルトになっていました。赤い外装と合わせた統一感のあるものになっていますね。
▲外装からベゼルまですべて赤なので壁紙と合わせると統一感がすごい
Xperia XZ PremiumのRossoはあくまで「既存で国内向けにリリースされていたスマートフォンの新色」ですが、この数年間Xperiaのスマートフォンを買うことのなかった僕が即座に購入を決断させてしまうくらいに今回のレッドカラーのXperiaは大変魅力的でした。
僕は赤いスマホや携帯端末が好きですが、本体カラーといえば、白黒ゴールドに時々、ピンクというのが大半で赤系統のカラバリをもつスマホやケータイは(国内においては特に)数が少なく貴重だったりします。
そんな中で今回の新色発表(赤い色が追加されるのではないか、というリーク的な情報はありましたが)は、まさに「待ってました!」といった思いです。
みなさんも情熱の赤に身を焦がしてみてはいかがでしょうか。赤はいいですよ?
▲そして、人は赤い塔を築き上げるのです
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