UBIソフトが先日発表したPS4/One/PC「 アサシンクリード オリジン」。
発売前には未発見だったピラミッドの部屋が実装されていた。

---

Powered By 画RSS

---

実際の発見よりも早くゲーム内に登場

10月27日に発売となった、UBIソフトの人気シリーズ最新作
「アサシンクリード オリジンズ」。

今作では古代エジプトを舞台に
主人公バエクの戦いが繰り広げられます。



広大で美しいフィールドは、古代エジプトを再現したものとなっており、
当時の生活の様子や街並み、ピラミッドの姿も見ることができ、
自由に行動することが可能となっています。



古代エジプトを再現したのが特徴的な
「アサシンクリード オリジンですが、
今週11月3日に、エジプトの考古学上重大な発見がありました。

それはエジプトの「ギザの大ピラミッド」にて、
未知の空間が発見されたというニュース。

ピラミッド内部に謎の大空間見つかる　エジプト https://t.co/hkMVgwR6QA

— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) 2017年11月3日

CNNなどが伝えるところでは、ギザの三大ピラミッドの一つ、
クフ王のピラミッド内部を調べていた国際研究チームが、
石灰岩と花崗岩（かこうがん）の壁の内側に、
長さ３０メートルの空間が隠されているのを発見。
２日の英科学誌ネイチャーに発表したというもの。

研究チームは、宇宙放射線が大気中で原子に衝突して発生する
「ミューオン」と呼ばれる素粒子を計測。
「ミューオン」は岩石があると吸収されるため、
巨大な空間があれば、多く検出されることになります。

研究チームは「女王の間」に検出器を設置しミューオンの数を計測。
結果、予想よりも多くのミューオンが通過していることを発見。
これまで未確認だった空間があることを確認しました。

謎の空間が見つかったクフ王のピラミッドでは、
これまで「王の間」「女王の間」「大回廊」の３つの空間が
確認されていましたが、今回の新しい巨大空間は、
１９世紀以来の発見になるとのことです。



このニュースを聞いたニュースサイトKotakuの編集主任
Stephen Totilo氏がツイッターで「ピラミッドで発見された部屋は、
パッチで追加かな？」とつぶやいたところ、
オリジンズのディレクターJean Guesdon‏氏が
「パッチの必要はありません。」と返信。

Jean Guesdon‏氏は「あそこに部屋があると長年提唱してきた
ジャン・ピエール・ウーダンの資料を基に作ったため
部屋は実装済みです」と答えました。

No need of a patch. We knew it thanks to Jean-Pierre Houdin. Just go and visit the 2 antechambers, the noble circuit and the inner ramp :-)

— Jean Guesdon (@JeanGuesdon) 2017年11月2日

Kotaku編集主任「新発見されたピラミッドの新しい部屋はパッチで実装かな？」

オリジンズディレクター「あそこに部屋があると長年提唱してきたジャン・ピエール・ウーダンの資料を基に作ったから、あの部屋は実装済みだよ。発見されることに賭けてたんだ」#アサシンクリードオリジンズ pic.twitter.com/YffWz9qoQ3

— すをばふ(アサクリ垢) (@swepacr) 2017年11月4日

ジャン・ピエール・ウーダンは、フランスの建築家で、
ピラミッドの謎に長年挑んできた人物。

Kotakuの取材に対しJean Guesdon‏氏は、
ジャン・ピエール・ウーダンの理論は、
おそらく最も信頼できるものだと考えていたそうで、

「大ピラミッドの秘密の場所が、近い将来発見されるだろうという
事実に賭けていた。プレイヤーに事前に訪問する機会を
与えたいと思っていた」と述べました。


「アサシンクリード オリジンズ」では、ピラミッド内部もしっかり再現されており、
Kotakuでは、今回発見された未知の部屋が、
どのように再現されているかをスクリーンショットを交えて紹介しています。


◆ゲーム内で再現された未知の部屋






研究チームが発見する前にゲーム内に実装されていたとは、
アサクリの開発チームすごいなぁ。


■関連リンク
Kotaku