「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の感想レビューです。ネタバレを含みますので、閲覧する場合はご注意を。

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これから北海道へ向かうぞ！ってときに、剣心と戦いたいという弥彦。前作のラストでは、剣心は勝ったもののその実力を認めて逆刃刀を弥彦に渡した。そこから時が経ち、改めて弥彦は自分の実力を…否、体力が落ちている剣心がどれくらい強さを維持しているのかを確かめるため、戦う。

剣心は竹刀、弥彦は逆刃刀。果たして剣心はどうなのか…特に気になるのが、剣心が飛天御剣流を使えるか否か。もちろん使えても、その威力はどこまで出せるのだろうか…。

繰り出した飛天御剣流、そして神谷活心流は…

剣心が繰り出したのは、突撃系の技で師匠である比古清十郎が得意とした九頭龍閃（くずりゅうせん）。元々は天翔龍閃（あまかけるりゅうのひらめき）ではなくて九頭龍閃が最終奥義になるとも言われていたとかなんとか…とにかく強い技だ。そして剣道経験者だった自分が、一番練習して「こんなんどう考えたって無理だろ！」と結論づけた技だ。「壱・弐・参・肆・伍・陸・漆・捌・玖」とどの角度からも同時に打ち込むなんて不可能だよ。

一方、弥彦が繰り出したのは刃止め。真剣白刃取りをして相手の刃を止めたところで、刀身を滑って一気に相手に打撃を与えるという技だ。るろ剣で最も使われた神谷活心流の技じゃないかな。

…って、いやいや九頭龍閃をどうやって刃止めできるんだ！？ほぼ同時だから、壱の攻撃時に止めてしまうという考え方なのかな？まあでも体力の衰えた剣心の九頭龍閃なら止められるかもしれない…。

2人の対決の結末は…

なんと、伍の撃まで受け止めたという。対戦相手から見て、時計回りのように打ち込まれる九頭龍閃の、6時部分まで受け止めたんだから大したもんですよ。でもまあ、九頭龍閃は最後の玖まで止めないと…もしくは技発動前に止めないと…。

しかしこれで、弥彦は剣心の強さは落ちてないと判断した。自分的には弥彦がメチャクチャ強くなったって思ったんだけども、でもまあ弥彦がそういうんだから、きっとね…剣心は大丈夫だ。アレだ、ウルト○マンとかワイルド○イガーみたいに時間制限あるみたいな考え方でいいかな。

そして弥彦は、これから北海道へ旅立つ剣心に、逆刃刀を返した。まさかここで、逆刃刀が剣心の元へ戻ってくることになるとはね…。

ただ、体力が落ちてきている剣心が、どこまで逆刃刀を扱えるのか…それが心配だ。そういう意味では、弥彦は剣心に逆刃刀を持たせて立ち会うべきだったのではないだろうか。割と剣心、ヤバそうだし。

とはいえここで弥彦の出番は終了。居残り組なので、これから出番はないでしょ…んん！？

弥彦がやりやがった！

ハァ！？おい弥彦…おい弥彦ォ！お前いつの間にそんな…そんな大人に…立派な男になりやがって…。

…そうだよな、一体何年経ったって話だもんな。…そうだよな、二人とももう立派に成長したんだもんな。むしろ「待ってました！」と喜ぶべきなんだよな。ああ…でもなんか、いろいろありすぎて、頭がうまく回らない。ただ一つだけ言えることは、剣路を下さい薫様。

今週の剣路はハンパねェ

こにゃにゃちわ～＞＜！剣路ちゃ～ん、会いたかったよ～！今月はどんなかわいい顔を見せてくれるのかな？もしすごい寂しそうな顔してたら、全力で笑顔にしてあげるからね♡そうだな…剣路ちゃんが好きそうなことといえば…やっぱりお母さんだよね！お父さんのこともきっと好きなんだろうけども、まだちょっとお父さんに対して抵抗あるのかな？でもね、お父さんってすごい剣豪なんだよ。これからの未来、お父さんなくして君は大きくなれないの。いや3人セットじゃないとね、ダメなんだよ。

悔しいんだけども、自分はまだ剣路ちゃんの魅力のすべてを引き出せないんだ。だから自分ができることって、親子3人が楽しそうに和菓子食べたりしてるのを遠くから眺めることだけなんだ。そして変な奴がやってきたら、そんなクソみてェな奴に飛飯綱で切り刻んであげるからね！この技って、お父さんにもダメージ与えたすごい技だからね。創設者はなんか頭抱えて倒れてたけど☆

さて、剣路ちゃん…

なんてことだかわいすぎる！こんな奇跡あっていいの！？いやいや…ぶっちゃけると出番なんてほとんどないって思ってただけに、こんな周りとの調和の取れた何とも言えない顔されたら…ちくしょうどうして自分は二次元にいるんだ！ちくしょうどうして自分は、明治時代にいないんだ…剣路ちゃんは目の前に…いやもうすぐここにいるっていうのに。むくわれないつかのまの夢ならば…せめて今、キミの声だけでもぉーおーおーおーおおー…

ちくしょう山崎ま○○しチックな気持ちになってしまった！こんなにも可愛い顔見せてくれてるっていうのに、会えないもんだから…会えないから！

もうやめてェ！こんな…こんな可愛い顔見せてくれたら、もう…と、とりあえず一度トイレに行って事を済ませておくね。そしてフゥってから、自分がどうやって二次元の世界へ入れるのか考えよう。二次元と三次元って、そんなにアツイ壁はないはずだから…だって、一次元分しか差がないんだから…。

ジャンプSQ. 2017年12月号 (未分類)

るろうに剣心 裏幕―炎を統べる― (ジャンプコミックスDIGITAL)