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SpaceX、試験中の次世代ロケットエンジンが爆発事故。現行型と異なるため「打ち上げ予定の変更は望まない」 - Engadget 日本版

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SpaceX、試験中の次世代ロケットエンジンが爆発事故。現行型と異なるため「打ち上げ予定の変更は望まない」

爆発したのは将来用のMerlinエンジン

Munenori Taniguchi
5 時間前 in Space
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SpaceXが、11月5日にテキサスの自社施設で試験運転を実施していたロケットエンジンが爆発を起こしたと発表しました。爆発したのは次世代ロケット用のMerlinエンジン。幸いにもけが人は出ていないとのこと。

SpaceXはこの試験を"認定試験"と称していたものの、現在はロケットエンジンが爆発した原因調査に追われています。一方でSpaceXの広報担当者、ジョン・テイラー氏は「この爆発がロケットの打ち上げスケジュールに対して影響することは望まない」としています。

爆発を起こしたエンジンはこれまで一度も打ち上げに使用されていない最新のタイプとされ、爆発原因を特定するまでは同型エンジンの試験は行わなれないとのこと。また、爆発で破損したテスト台の修理には数週間がかかるものの、第2のテスト台は数日で修理を完了できるため、現行型エンジンの準備体制は整えられるとしています。

SpaceXは2017年の今年、これまでに16回の打ち上げを成功し、さらにむこう3回の打ち上げスケジュールが決まっており、そのうち最初の打ち上げは来週に迫っています。

なお、今月に初の打ち上げ試験を予定する大型ロケットFalcon Heavyの第1段にはMerlinエンジン9基をひと束にまとめたブースター3本を使用するため、合計27基ものエンジンに一斉に点火することになります。SpaceXのイーロン・マスクCEOは「これはかなり制御が複雑となるため、最悪の場合は爆発する可能性もありうる」と事前にコメントしていました。

ちなみにSpaceXは2016年、ロケット打ち上げ前の段階で燃料タンクまわり不具合による大爆発事故を起こしています。このときは事故原因究明と対策のため約4か月のあいだロケット打ち上げを休止しています。



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