米Amazonの無人コンビニ、客識別の精度向上でオープン秒読み。「ピカチュウ3匹」同時入店も正しく把握、請求
Amazon GoにまもなくGoサイン
連載
注目記事
Androidの後追いでワクワクがなかったiPhone X。でも信者だから言う「アップルはそれでいい」
iPhone Xのナゾを実機でズバっと解決 カメラ機能はすべての面でワンランク上
セルラー版Apple Watch通信費比較。ドコモは月500円、au・ソフバンは350円(※期間限定でタダ)
人気記事
ついに出た!? iQOSとglo本体でテスト済、加熱式タバコ用USB充電ケーブルをSSAが発表
LINE、メッセージの「送信取消」機能を12月以降に実装
Amazon Echo Dot速攻レビュー。スキル試行は最初のスマホ的な楽しさ、日本語周りは意外な弱点が
Amazon Goは、店内に設置したカメラセンサーやディープラーニングアルゴリズムを利用して店内にいる買い物客を認識し、持ち出した商品を自動的に記録して客のAmazonアカウントで決済をする仕組みを採用します。
支払いはオンラインで済むため、買い物客はレジに並んで支払いをする必要がなく、未来のコンビニとして話題にもなりました。
ただ、店内に20人を超えるような大勢の客が入って商品を手にするような状況では、コンピューターがそれらを正しく把握できない問題が発覚。2017年前半としていた実店舗のオープンが延期される事態になっていました。
今回Bloombergが報じたところでは、商品の動きが把握できない問題のいくつかはすでに解決されている模様で、ある情報筋の話では「システムを惑わせるためピカチュウのコスプレをした3人のテスターが買い物をしたとしても、それぞれが手に取った商品を取り違えることなく、それぞれのアカウントで正しく決済できた」とのこと。
ただ、まだ若干の課題は残されているようで、たとえばグループで入店した客や、あれこれ商品に手を出す子供を連れた家族連れなどが来た場合は、まだまだ店のコンピューターでは相手がしきれない模様。それでも、米Amazonは一般向けのオープンに向けた準備を進めているとされます。
また、ひとたびAmazon Go店舗が軌道に乗るならば、その次にはAmazonが買収した食料品スーパーのWhole Foods Marketのチェーンにこの仕組みが順次導入されていくとの見方もあります。
いずれにせよ、スーパーにレジ待ちでイライラする日々は、そろそろ終わりが近づいているようです。