9702426横綱日馬富士(伊勢ケ浜)の暴行事件で揺れる日本相撲協会の危機管理委員会は17日、13日に平幕貴ノ岩(貴乃花)から提出された診断書を作成した医師に診断根拠などを確認したことを発表。医師によると・・



医師によると、退院した9日の時点で相撲を取ることに支障がないと判断していたことが明らかになった。

危機管理委員会が発表した報告書によると、診断書の頭蓋底骨折と髄液漏れは、双方とも「疑い」であることを強調。

今回の傷害との因果関係も分からないとしている。


●話題となっている 日馬富士の暴行疑惑騒動



加えて「全治2週間というのは、事象が発生した10月26日から11月8日までの2週間という意味であり、11月9日の時点では状態が安定しており、相撲を取ることを含め仕事に支障がないと判断したので、退院とした。貴ノ岩の症状に現状は問題がないという認識である」と、初日から休場した貴ノ岩に疑問を呈している。

また、「当院としても、重傷であるように報道されていることに驚いている」と結んだ・・


●白鵬「ビール瓶ではない」暴行はカラオケリモコンか


白鵬によれば、日馬富士がビール瓶を持ったが「水(水滴)がいっぱい出てて滑り落ちた」。そして「すぐに止めに入って部屋から出した。物を持ったら危ないので」と日馬富士の頭を冷やさせた。また馬乗りになって暴行したことについても「事実じゃない」と否定した。

別の関係者によれば、素手で殴った際は握り拳ではなく平手で10発程度、殴打の時に使用した物はカラオケのリモコンだったという。一方、ビール瓶で暴行したと話す同席者もおり、酒席での混乱もあいまって証言に食い違いも出ている。


●日馬富士の騒動後 貴乃花親方の姿が公開される



●貴乃花親方「階段で転んだだけ」と嘘 殴打事件“隠蔽”の疑い


日馬富士による暴行事件があったのは先月26日。その3日後の29日、貴乃花親方は警察に被害届を提出している。ところが、相撲協会が事件について知ったのは警察から連絡のあった今月2日だ。寝耳に水の協会は翌3日、殴った日馬富士と殴られた貴ノ岩、日馬富士の師匠、伊勢ケ浜親方(57=元横綱旭富士)と貴乃花親方に電話をし、ヒアリングを行っている。

ここで貴乃花親方は貴ノ岩のケガについてこう言った。

「階段で転んだだけ」

警察に被害届を出しながら、重ねて聞く協会に「よく分からない」と、その後はしらばっくれたという貴乃花親方はしかし、この段階で「加害者」がいたことを把握している。つまり、それを協会に報告もせず、揚げ句、ウソまでついているのだ。親方は巡業部長の要職でもあり、巡業中のトラブルに関しては協会に伝える義務があるにもかかわらず、である。

事件後、伊勢ケ浜親方が貴乃花親方に謝罪したことも明らかになっている。この時点で事件を“隠蔽”しようとしていたのは貴乃花親方ではないか、という疑惑が深まっているのだ。












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