287 名前: おさかなくわえた名無しさん [sage] 投稿日: 2006/09/29(金) 22:24:33 ID:a+eOiEcx
長文だから面倒な人はスルーして下さい。

私は子供の頃から6歳上の姉が嫌いだった。
我が儘、強引、意地悪、頭悪い、最悪な姉。
姉も私が嫌いだとよく言っていた。
だから私が中学の頃に姉が家を出ていって、せいせいした。
なのに頻繁に電話してきては長電話に付き合わされるし、しつこく
私の近況を聞いてくるし・・うざい事この上なかった。
けれど、高校受験等の愚痴のはけ口くらいにはなるから電話に
出てあげてる、という感覚だった。

時間は過ぎて大学受験の時、私は初めて壁にぶちあたった。
私はずっと優等生だったから、家族はみんな優等生の私に期待してる。
でも私は応え切れない、辛くても甘えだと言われてしまう。
どうしたもんだろうかと悩んでいた。
そんな時に姉から電話がきて正直ウザーと思った。
でも姉の声を聞いた途端、私は泣いてしまった。
自分でも驚いた、泣く程辛かったつもりはなかったのに。
姉は訳も聞かずちょっと待っててと言って電話を切った。
もう夜だったのに2時間もかけて実家に来て、話を聞いて一緒に泣いてくれた。
そんなに無理しなくていいんだよって。
そして父、祖父母と喧嘩してまで話をしてくれて私は行きたい
大学に行ける事になった。
姉はその足で帰り、翌日はおそらく寝不足で仕事を熟したんだろうな。

私は姉の行動に驚いていたけど、母は当たり前のようにお姉ちゃんはあんたが困るといつでも来てくれるねと言った。
昔からそうだった、相手が誰であっても私を守ろうとしてた、でも私が姉より友達と遊ぶようになった頃から姉はいわゆるツンデレのようになった、寂しかったんだねぇきっと、なんて言われて切なくなった。
なんで解ろうともしなかったんだろう、私の方が頭悪いじゃん。
一緒に暮らせた僅かな時間だったのに勿体ない事しちゃったな。