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美術館の芸術作品にスマホのカメラをかざすと、作者や時代背景、詳細情報が表示される無料アプリが登場! : カラパイア

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 スマホ用のアプリの多様化と進化はすごい。SNSに投稿するのによく使いがちな顔加工アプリはもちろん、今そこで流れている曲を認識するアプリも存在する。

 そして最近、アートを好む人々の希望に応えるアプリ「Smartify」が登場した。

 これは対応する美術館の作品にスマホやタブレットのカメラを向けると、作者やその時代背景など詳しい情報が画面に表示されるアプリなのだ。

 メトロポリタン美術館など、世界各地の有名美術館で使用できるSmartifyは、スマホとアートの世界をつなぐ斬新なアプリとして注目を集めている。
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SMARTIFY CIC Introduction

美術館巡りに役立つ簡易キュレーター機能


 Smartifyは美術作品のタイトルや作者名を認識するだけでなく、歴史的な情報まで教えてくれる拡張現実アート鑑定アプリで、2016年にiOSとAndroid向けにリリースされて以来、海外メディアにも取り上げられている。

絵画はもちろん彫刻などの作品情報もすぐにみられる仕組みだという
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image credit:lostateminor

有名美術館も対応する新しい美術鑑賞用アプリ


 現在30を超えるギャラリーで使用されており、その中にはアメリカのメトロポリタン美術館、オランダのアムステルダム国立美術館のほか、美術館を併設するイギリスのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツなども含まれている。

 なお、使い方はとても簡単。作品にカメラを向けるだけであとはアプリがやってくれるという。

気になる作品発見!スマホのカメラを向けると・・・
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image credit:youtube

画像がスキャンされて作品の情報が現れる
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image credit:youtube

その場で詳しいことがわかる便利な機能だ
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image credit:youtube

 お気に入り作品を保存したり、誰かとシェアすることも可能で、自分だけのデジタルアートコレクションを作成することができる。

過去に見た作品もコレクションにしておけば忘れずにいられるぞ
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image credit:youtube

目の前の作品のあれこれを即座に取得


 メーカーによるとSmartifyは、オーディオガイドやカタログを凌ぐ、熱心で物知りな友人のようなものだという。専門家ほどではないにせよ、タイトルのみの作品のこともその場でざっと教えてくれるならありがたい。

 また彼らは、美術館におけるスマホの使用がいまだに議論されているのも承知している。そのため最新のテクノロジーを使用し、利用者に負担をかけないシンプル設計にしたそうだ。

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image credit:youtube

モダンアートのタイトルもすぐわかる

説明がほとんどない作品でもカメラを向ければ詳しくわかる


新機能で来館者を増やし、美術館の収入源を支援


 彼らは従来のスマホの用途に単なる気晴らし以上の没頭できる機能を付加し、その可能性を広げるだけでなく、新規の来館者を作って美術館を支えたいと考えている。

子どもがアートに興味を持つきっかけにもなりそうだ


使える美術館は世界各地で増加予定


 Smartifyは無料で手軽にダウンロードできる。だが今のところ言語は英語のみ、有名な美術館のみとなっていて、日本の美術館は入って無いようだ。だが今後言語も各国に対応し、美術館も増えていく予定なので期待できそうだ。

 スマホの使用や持ち込みはさまざまな理由から禁止や制限を設けるところも多い。だが美術館ですばらしい作品を目の前にした時にすぐこの機能が使えたら、より有意義で楽しい時間が過ごせるはずだ。

 Smartifyのは公式サイトからApp storeかGoogle Playを選んでダウンロードすることができる。

via:lostateminor / instagram / smartify / fastcodesign / twitterなど / translated by D/ edited by parumo
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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 18:42
  • ID:C76ha.3P0 #

絶対インストールしたら紙に適当な絵を描いてスマホをかざす人が何人か居ると思うww

2

2.

  • 2017年11月22日 18:49
  • ID:VZ8yqtQO0 #
3

3. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 18:54
  • ID:axgUWGNF0 #

自画撮りしたら「作者 ゴッホ」って出たんだけど、どゆこと ?

4

4. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 19:00
  • ID:sDmTxYfe0 #

撮影されてるのかアプリで説明を調べているのか分りづらくなる

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5. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 19:04
  • ID:9kXUBg.F0 #

使い勝手はいいと思うけどせめて芸術鑑賞の時くらい
スマホを手から馳せないのかな
何ちゅーかスマホに使われてる人にしか感じない

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6. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 19:06
  • ID:ZQxoBOhA0 #

野鳥でこれ出来たら良いなと散歩で知らない鳥を見かけるたびに思う

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7. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 19:24
  • ID:d0SakPqQ0 #

なお日本は撮影禁止の模様

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8. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 19:27
  • ID:OI15dJP60 #

ほー便利だな
と思ったけど撮影してる人と見分け付かなくてトラブルになったりしないのかな
撮影NGにしてない美術館って海外だと多いのか?

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9. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 19:30
  • ID:T7xg.sUa0 #

こういうのって一般人がレンズ向けていいの?
なんとなくタブーな気がしてたけど

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10. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 20:24
  • ID:JU0UZKx.0 #

デートで美術館を選んで彼女(彼氏)に質問されてもこれで安心ですね(震え声)

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11. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 20:29
  • ID:S2.qBEnB0 #

微妙。
学芸員がいる意味無くなるね。あと、好きだと思った絵について自分で調べるところまでが面白さなんですが。

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12. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 20:29
  • ID:nVQiiJmb0 #

素敵だな!個人でも使えたらいいなぁ

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13. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 20:54
  • ID:6YyQura30 #

スマホじゃないし、使う予定もないけど、
ちょっと心動かされるアプリではあります。

ただ、日本だと、撮影自体(フラッシュ無しでも)基本だめだから、
あまり導入される気がしませんね...
他所の国から借りた作品などがメインで展示してあったりすると、
よけいにそうなってしまうのでしょうが。


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14. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 21:09
  • ID:JnhApF7i0 #

これは素晴らしゅうある!
使い道は美術館に限らないぞ! 少し機能を拡大させるだけで、あらゆることに活用できそうだ。拡張現実が実現に向けて大きく進歩したな!

15

15. 匿名処理班

  • 2017年11月22日 21:36
  • ID:PhRi4x.M0 #

うーむ。
スマホ片手にかぁ...
便利かもしれませんが、行き過ぎると興ざめしちゃうかも。
私は普通に鑑賞したい派です。

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