東京大学の学生らが日々の研究を芸術作品として発表する、テクノロジー x アートなイベント「第19回 東京大学制作展」の模様を動画でお伝えします。
数々の作品の中からもっとも注目したのは、パフォーマンスの動画映えが素晴らしかった『動Ku光』という作品。光るデバイスに反応し、パフォーマンスを拡張するかのようにスクリーンに描かれるプロジェクションマッピング。ダンスのようであり、ライブペインティングのようでもあり、といったものでした。
また、思わず背筋のあたりがゾクッとしてしまったのが『ミラーレス・ミラー』。鏡のように反射するのにそこに鏡はない、というなんとも不思議な作品。手を鏡の方へもっていくと、そのまま境界線の向こう側に吸い込まれてしまいそうな感覚になります。
鏡に触れようとすると吸い込まれる。境界線を越える感覚が楽しい『ミラーレス・ミラー』at 東京大学制作展 pic.twitter.com/t8BtpsvaNv
— 津田啓夢 × ブービン (@boobyn) 2017年11月21日
このほか、時の概念の連続性と離散性を電気仕掛けのからくり時計で表現した『X(r/n)os)』も動画でどうぞ。毎秒繰り返す波紋、吊られていくアクリルの柱がある方向からみると、時計のデジタル表示になるというもの。神秘的な作品でした。
「時」の連続性と離散性を表現した『X(r/n)os』at 東京大学制作展。時の神殿にありそうな神秘的な仕掛け時計は、秒を波紋、時刻はアクリル柱でデジタル表示⁉︎ pic.twitter.com/6RdEwU9wh0
— 津田啓夢 × ブービン (@boobyn) 2017年11月21日
最後にこれらの作品をまとめた約80秒の動画をどうぞ。