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大炎上 | 悪食のマリア 1巻 閉鎖的なミッションスクールで怪物が暗躍す
 

悪食のマリア 1巻 閉鎖的なミッションスクールで怪物が暗躍す

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「悪食のマリア」の1巻です。
調べたところ雑誌やweb漫画でも連載してないみたいなので、全て描き下ろだと思います。筆者は「復讐教室」を描いてた人なのでミステリータッチな作風はお手の物。

誰であろうと 何があろうと 全て受け入れる 神の名のもとに──
この言葉を理念とする全寮制のお嬢様ミッションスクール 聖アグリーン学園。主人公の穂村 螢は選ばれてこの学園に通っている。もっともこの学園の全生徒・13人は、全てが選ばれし人物なのだけれど。
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螢は決まってある夢を見る。両親が殺されたあの出来事を…そして恐怖に怯えて目覚めます。ただし今は授業中でソレをやってしまったため、先生から注意されるのは当然だね。前述通りにこの学園の生徒は全13人の以外に、先生一人とシスター一人の全15人で世間と隔離した生活を送っていた。監視カメラは万全で、鉄柵にも高圧電流が流れているので外部からの侵入者は見逃しません。

生徒の性格は人さまざま。委員長タイプやら エロ話し大好きやら居る中で、特に変わっているのが祭 真矢。人との行動を共にすることを極端に嫌っており、生徒でも浮いた存在になってます。そんな折りに夕食の時間で事件が起きる。突如 停電となり、ゴキッ ガシャ グチャ と謎の音。そして灯りが点いたら…
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生徒の小五味(こごみ)が惨殺死体となって横たわっていた! 身体の右半分が無くなっており、謎の手腕による犯行としか言いようがありません。先生から部屋に戻るよう促され、全員が青ざめて戻ります。

翌日、きっと警察が来て事情聴取とかあるんだろうなと思っていたら、普通通りに授業が始まりましたよ? この異常ぶりに螢が声を上げた。人が死んでるんだよ? いくら何でもおかしいだろうと。でも先生は平然とあの言葉を。
誰であろうと 何があろうと 全て受け入れる 神の名のもとに──
つまり警察を呼ばず、このまま事件を黙示する意向のようだ。これに声を荒げて螢は語る。そしてその語り口からこの学園の全貌がわかります。

ここの生徒は何らかの問題…事件を起こしたとか、巻き込まれたとか、そういう体験をした者だけが送り込まれる学校だったのだ。監視カメラや高圧電流は、外部からの侵入者を見張るのではなく、内部の者を監視して逃亡を防ぐためのものだったのです。螢は両親が殺されて死体が消えていた。殺したのは化け物で、食われたから死体が無いのだと話しても誰も信じてくれませんでした。
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この手口からして両親の時と同じだ、犯人は人間じゃない! 化け物に喰い殺されたんだと生徒に・先生に語ります。が、またしても信じてくれませんでした。ただ一人、真矢 以外は。
真矢は奇怪な事件の探求心が強いらしく、螢の両親の事件も記憶していたとはさすが。螢の話しからして"人に擬態する化け物"だろうと推測。そして
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化け物はボクたちの中にいる
外部からの侵入者がいない以上、こう考えるのが妥当。果たして犯人は・化け物はいったい誰なのか…螢は謎を追い求める。
隔離された空間での事件なので、雰囲気が常に張りつめておりサスペンス感が充実。両親の仇打ちの意味もあって螢の行動が気になります。
悪食のマリア(1) (アクションコミックス)
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