9708528退団を選択した“元祖怪物”の松坂大輔(37)。本来、支配下登録を外れ、コーチ契約を結んだ上で復活を目指すと思われていたところ、折り合い付かず…といった単純な話ではない。退団を申し出たことを聞き、王貞治会長(77)、孫正義オーナー(60)は“言葉を失った”という・・



孫オーナー、王会長マジ切れ! 恩を仇で返した松坂大輔退団


 「松坂が二軍施設にある自分の荷物をまとめたのは、11月4日。チームが日本シリーズを制した当日ですよ。午前中の早い時間帯にやってきて、挨拶らしい挨拶もないまま去っていきました」(関係者の1人)

 「松坂獲得に熱心だった王貞治会長は一部メディアの取材で、『松坂は若手のお手本』と称しました。かといって、登板のメドも立たない選手を支配下枠に入れておけば、育成枠から選手を昇格させられないケースだって起こりうる。『いったん支配下を外れて』との案に落ち着きました」(同)

 球団が松坂にこの話を持ち掛けたのは、シーズン終盤。契約最終年ということもあって、神妙な面持ちで話を聞いて返事は保留となった。この時点で、球団側は「残留してくれる」と思っていたそうだ。


●退団を選択した松坂大輔選手



 「松坂は金看板ですよ。将来は日本球界のために働いてもらわなければなりません。そのとき、『ホークスの松坂』であってほしい。王会長、孫オーナーが松坂にこだわった理由はそこにあるんです」(同)

 後日、ようやく松坂から返ってきた答えは「退団」。今度は球団が「待った」を掛けた。上に報告するためだ。重鎮2人は「怒りを通り越し、呆れて、声を失ったというか…」(同)。そんな表情を見せたそうだ。

 「松坂は現役にこだわっています。リハビリを応援してくれたことに感謝しているなら、王会長たちの真意を理解するのが37歳のオトナというもの。
『感謝している』と言ってはいたが、普通なら残留して復活を目指すし、将来はホークスのために尽くそうと思うはず。コーチ契約の真意が分からなかったのは、松坂が精神的にまだ子供だったのでしょう」・・


●松坂大輔 7回無安打無失点投球ハイライト(2017.3.25)









●松坂大輔の全盛期がどれほど怪物だったか振り返り