ファーウェイ、iPhone XのFace IDにそっくりな顔認証を披露。animoji似の機能も
被写体を3Dモデル化することも可能
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ファーウェイ、iPhone XのFace IDにそっくりな顔認証を披露。animoji似の機能も
ファーウェイは11月28日、中国で新端末honor V10を発表。その発表会の最後、開発中の技術として、AppleがiPhone XのFace IDで利用しているTrueDepthカメラに似た顔検出技術を披露しました。
ファーウェイの顔検出技術はVCSELプロジェクターにより格子状のパターン(フリンジパターン)を投影し、その線のゆがみを2つのカメラで撮影することで、顔の隆起やくぼみを検出する仕組みのようです。ただ、具体的な方法は発表されておらず、詳細は不明。
説明によれば、Face IDの10倍にあたる30万ポイントの情報を10秒ほどで検出し、3Dモデルを構築できるとのこと。その後の顔認証は、指紋センサと同程度の400msで行えるとしています。
また、TrueDepthカメラを利用し、アニメの絵文字と表情を同期させるanimojiのクローンも披露されました。どうみてもAppleのanimojiにしか見えないのですが、舌の動きも同期できるのが大きな違いです。
▲iPhone Xのanimojiとの比較。左のhonor(HUAWEI)が下も同期しているのに対し、右のiPhone Xは口を開けただけ。
披露はされたものの、どの程度完成しているのか、いつリリースされるのかなどの情報は発表されませんでした。ただ、顔検出と同様の技術を使った対象物の3Dモデル作成のデモは実機を使って行われており、意外と完成間近なのかもしれません。
この技術、早ければ2018年にリリースされる次期Pシリーズ(P11)に搭載される可能性もありそうです。