現代では、一昔前とは違い、ゲーマーだからといって全機種持ちは厳しい時代になっているとしたコラム記事が掲載中。自分もセガ没落後一時期全機種持って堪能していましたが・・・ TVゲーム機が分岐点になったのは携帯電話、そして高性能スマホの台頭によって、時間、お金が吸い取られる時代になっていて、一月の携帯代がゲームソフトを買うゆとりをなくし、そして、スマホゲーで開いた時間ちまちま遊んで暇つぶしをするゲームライフを送る人が激増している中、TVゲームが王様で、ネットもそれほど普及していなかった時代が、ある意味ソフトの売れ行きが一番よかったんですよね。その時代の最後ともいえる、ドリームキャスト、PS2、XBOX、GCの時代が最後の最盛期といえる時代に当たります。当然今の時代とは比べ物にならないくらいソフトは売れましたし、そしてみんなどっぷりゲームに浸かっていましたね。PS2のドラゴンボール格闘ゲーは毎回50万本越え、ドリームキャストもシェンムーがドリームキャストダイレクトで1週間先行発売20万本を込むと70万本も売れていたんですよね。GCソフトだって20万本クラスならごろごろしていましたし、XBOXはソフト本数は売れなかったですが、意欲作だったセガゲーム系や不運のブランド『紅の海』、フロムソフトからも力の入った作品が出ていたりと今の停滞しているゲーム業界にはない勢いがまだ残っていました。自分はドリームキャストでいち早くフルカラーテクスチャーマッピングの新世代ゲームを98年のロンチに購入した当時のインパクトは忘れられないですし、ドリームキャストでも今のゲーム業界と比べるとプレイヤーそのものがまだまだ元気でしたね。セガ没落後もPS2、XBOX、GCを全て所有してゲーム三昧の時期もありましたし、それぞれいい面悪い面をよく実感したものです。ソニックヒーローズはPS2版が30フレームでGCが60フレームで、わざわざ買いなおした事もありましたね。PS2ではサカつく、バーチャ4も50万本越えとセガゲーも今の無残な姿にはなっておらず、まだまだがんばるぞという姿勢を社長が語っていましたね。コナミも今の崩壊後の状態ではなく、健全なゲーム会社でしたし・・・とにかく、遊ぶ意欲が昔と今では全然モチベーションが違う部分がありました。遊ぶ時間も昔のほうが多く時間を割いていたし、お金も費やしたし・・・というのが世間的な見解と遠くないと思います。その後wiiでバブルが起こりますが、ブームという印象が強く、定着しなかったのは今の現状を見るとわかります。遊ぶ着眼点を原点復帰という意味合いは一般ユーザー相手にした場合、先見性は当たっていて、ゲームが得意な人もある意味ゼロスタートとなるリモコンはユニークでしたし、ゲームをやらない人を引き込めました。逆にゲームゲームしたものはPSへという傾向がここから強くなっていきましたね。XBOXはブルードラゴンやテイルズを最初に出すなどがんばったんですが360でレッドリング事件で大きく信頼を揺るがし、XBOXOneではKinectセット＋日本のゲーム会社がある意味見放した点が大きいです。自分もブログで週間販売本数をアップしていますが、昔と比べてソフトの売れ行きの桁が1つ違います。それだけ売れないゲーム業界冬の時代が到来していて、今のままではどんどん尻すぼみで、海外市場で潤うしかなくなっていて、ゲーマーがこの不景気の時代、娯楽も多様化して、まともなゲームにお金を落とさなくなって久しい中、全機種持ち＋ゲームをやり込む時間もゆとりもありません。時代がそうさせているんですが、だからスマホというのは自分は腑に落ちません。やっぱりゲーム専用機で出したゲームを存分に楽しみたい意識は常にあります。しかし、よし、遊ぶぞ！となるといざ時間がないのが致命的で、ゲームって、ながらでは遊べない、ある意味『拘束性が強いのが最大の強みであり、逆に弱点』なんですよね。だからスマホに軍配が上がってしまっている一因です。昔はその拘束を喜んで受けていたんですが、今では時間を空けて、予定をまっさらにしてから出ないと遊べなくなっています。そういう意味では今度出るニンテンドースイッチにはその狭間の時間を遊べる可能性を見出すハードとして個人的にも期待しています。
※この記事は2月22日に書いたものです。
